総タイトル:【権威・権力の広報として世論操作をするマスコミ・・・独立した「個人」の「反骨」が必要・・・「新聞・テレビはなぜ平気で『ウソ』をつくのか」を読んで】
「新聞・テレビはなぜ平気で『ウソ』をつくのか」(著者:上杉隆氏、出版日:2012/2/29、出版社:PHP研究所)
上記の本を読みました。
私は本の購入時には、タイトルから興味を持って入っていく事が多いです。本書を読む前から、そのタイトル通り、特にテレビや新聞等の主流メディアが真実を伝えていない事は解っていましたが、共感する事も有って本書を読みました。
権威・権力の広報として世論操作をするマスコミは、その裏の権力、頂点に存在する支配階級に使われています。
テレビ・新聞各社の記者が参加する「記者クラブ」と官僚とが、「官報複合体」として金銭の授受を伴う癒着関係に在ります。「記者クラブ」内部での各社記者通しの癒着・談合も在り、一人の記者の「メモ」を「他社もらい」や「カンニング」をして各社共通のメモを採用して記事にする為に、どの新聞・テレビも似通っている「共同記事」となっています。記者クラブに参加する記者達は皆一流大学出身のエリートばかりで、権威や権力に対しては弱く、それらに寄り掛かる性格を持っています。
一方、フリージャーナリスト、フリーランスは会社や組織・団体に所属せず、独立して自由な記事や情報を発信しています。そして特に海外のフリーランス等は中卒やアンダーグラウンド出身者も多く、その様な人達は「下積み」の苦労を重ねて来ている事と「反骨精神」を持っている事から、「反権力」となり易く、その為に権力・上層部の不正を暴く等の真実をより深く追求する傾向にあると思います。また「下積み」の経験から、下層の人達への共感も持っており、弱者や差別、人権等に対しても理解が深いものと思います。逆に、主流メディアが表面的に権力を監視する等と言っても、エリートばかりで所詮その権力と同類である為に、結局は権力・権威に寄り添い、少数派の弱者等の「異質」なものを排除している様に思います。
震災時の報道においては、その「政府広報」の威力をNHKを始めとしたマスコミは発揮していましたが、その頃にインターネットにおいては、並行してそのマスコミの「ウソ」が暴かれていました。
震災・原発事故後の特に福島県民に対しては、マスコミを通した政府の情報には虚偽や隠蔽が多く、福島県民に現在や未来にかけての、安全・安心と思い込ませる洗脳や、希望を持たせる様な情報を流して来ました。しかし、現実は全く反対であり、却って「死の町」となってしまっている事実を公に伝えてもらう事を、震災直後から被災地の地元の人々は願っており、福島県民もインターネット等で情報収集して本当の事を解っている様で、将来にかけて地元には帰る事が出来ない事を悟っています。
マスコミが真実を伝えないので、その様な「組織」に対抗して、独立した「個人」としての情報収集が必要になります。その為のツールとして、インターネットが存在する様に思います。
独立した「個人」として情報収集する上で、現在では各個人のブログやSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)等において、一人ひとりが「キュレーター」となっています。「キュレーター」とは、「情報を収集し、選別し、意味づけを与えて、それをみんなと共有すること」(本書より)です。あるテーマを基に情報収集して自分なりに吟味し考え選んで、一つの記事や特集に纏める事は、現代においては多くの一般の人達が行っている事であり、インターネットの普及率が高くなっている現状においては、多くの人達がその様な情報を知る所となり、発信するだけでなく利用してもいます。
情報収集する上で大事な事は、自分の内に「基準」を持つ事。そして、その「基準」を「根拠」にしての疑問視、洞察、把捉、判断、選択等が必要に思います。故に、何を「基準」にするのか、何を「根拠」にするのかが、これからの時代には各個人に問われるものと思います。
著者はフリーのジャーナリストとして、本書より、「結果にとらわれず、世間の評価を気にせず、自分のやりたいことに従って生きる」と言っています。組織、世間一般、常識とされている事、権威・権力等に影響されずに、動揺せずに、自立して独立した「個人」の姿勢が、これからは各個人に求められます。
本ブログ過去の関連記事↓↓
・2012年11月29日付「情報隠蔽による被曝被害の拡大・・・政府、東電、NHK、自治体、医学者の責任」
「新聞・テレビはなぜ平気で『ウソ』をつくのか」(著者:上杉隆氏、出版日:2012/2/29、出版社:PHP研究所)
上記の本を読みました。
私は本の購入時には、タイトルから興味を持って入っていく事が多いです。本書を読む前から、そのタイトル通り、特にテレビや新聞等の主流メディアが真実を伝えていない事は解っていましたが、共感する事も有って本書を読みました。
権威・権力の広報として世論操作をするマスコミは、その裏の権力、頂点に存在する支配階級に使われています。
テレビ・新聞各社の記者が参加する「記者クラブ」と官僚とが、「官報複合体」として金銭の授受を伴う癒着関係に在ります。「記者クラブ」内部での各社記者通しの癒着・談合も在り、一人の記者の「メモ」を「他社もらい」や「カンニング」をして各社共通のメモを採用して記事にする為に、どの新聞・テレビも似通っている「共同記事」となっています。記者クラブに参加する記者達は皆一流大学出身のエリートばかりで、権威や権力に対しては弱く、それらに寄り掛かる性格を持っています。
一方、フリージャーナリスト、フリーランスは会社や組織・団体に所属せず、独立して自由な記事や情報を発信しています。そして特に海外のフリーランス等は中卒やアンダーグラウンド出身者も多く、その様な人達は「下積み」の苦労を重ねて来ている事と「反骨精神」を持っている事から、「反権力」となり易く、その為に権力・上層部の不正を暴く等の真実をより深く追求する傾向にあると思います。また「下積み」の経験から、下層の人達への共感も持っており、弱者や差別、人権等に対しても理解が深いものと思います。逆に、主流メディアが表面的に権力を監視する等と言っても、エリートばかりで所詮その権力と同類である為に、結局は権力・権威に寄り添い、少数派の弱者等の「異質」なものを排除している様に思います。
震災時の報道においては、その「政府広報」の威力をNHKを始めとしたマスコミは発揮していましたが、その頃にインターネットにおいては、並行してそのマスコミの「ウソ」が暴かれていました。
震災・原発事故後の特に福島県民に対しては、マスコミを通した政府の情報には虚偽や隠蔽が多く、福島県民に現在や未来にかけての、安全・安心と思い込ませる洗脳や、希望を持たせる様な情報を流して来ました。しかし、現実は全く反対であり、却って「死の町」となってしまっている事実を公に伝えてもらう事を、震災直後から被災地の地元の人々は願っており、福島県民もインターネット等で情報収集して本当の事を解っている様で、将来にかけて地元には帰る事が出来ない事を悟っています。
マスコミが真実を伝えないので、その様な「組織」に対抗して、独立した「個人」としての情報収集が必要になります。その為のツールとして、インターネットが存在する様に思います。
独立した「個人」として情報収集する上で、現在では各個人のブログやSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)等において、一人ひとりが「キュレーター」となっています。「キュレーター」とは、「情報を収集し、選別し、意味づけを与えて、それをみんなと共有すること」(本書より)です。あるテーマを基に情報収集して自分なりに吟味し考え選んで、一つの記事や特集に纏める事は、現代においては多くの一般の人達が行っている事であり、インターネットの普及率が高くなっている現状においては、多くの人達がその様な情報を知る所となり、発信するだけでなく利用してもいます。
情報収集する上で大事な事は、自分の内に「基準」を持つ事。そして、その「基準」を「根拠」にしての疑問視、洞察、把捉、判断、選択等が必要に思います。故に、何を「基準」にするのか、何を「根拠」にするのかが、これからの時代には各個人に問われるものと思います。
著者はフリーのジャーナリストとして、本書より、「結果にとらわれず、世間の評価を気にせず、自分のやりたいことに従って生きる」と言っています。組織、世間一般、常識とされている事、権威・権力等に影響されずに、動揺せずに、自立して独立した「個人」の姿勢が、これからは各個人に求められます。
本ブログ過去の関連記事↓↓
・2012年11月29日付「情報隠蔽による被曝被害の拡大・・・政府、東電、NHK、自治体、医学者の責任」
新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか (PHP新書)価格:¥ 756(税込)発売日:2012-02-15 |
福島 原発と人びと (岩波新書)価格:¥ 798(税込)発売日:2011-08-20 |
現在、権威・威信を悪用して皆を欺き、「間違いと分かっている不正な教材」が
堂々と販売されています。事実関係や証拠(投稿者名のリンク先)を御覧の上、
世界中の子供達や人類の将来の為、この極めて悪質な行為を
厳しく糾弾されます様、御願い致します。
2013年11月14日