古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第七章 異国舩騒動・その七

2011年09月30日 08時51分41秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

異国舩騒動第三ページ(上の写真の三行目から)

解読

大嶋浦遠見番より注進申出候

趣、右者何連之浦へ可致漂流

読み方

大嶋浦遠見番より注進申し出で候

趣(おもむき)、右は何れの浦へ漂流致すべき

解説 「遠見番」・・・読みにくいですが、前に出ています。その次は「より」。 「注進」も難しいですが、前に出ています。「進」はこういう崩し方になります。 「申出」の次の縦棒は、「候」です。候で終わらずに、次行の上「趣」へ繋がります。「そうろうおもむき」。 注進してきた事柄。 「右」の下は「者」です。「右は」と読みます。 「何連之浦」・・・「何」の次は「連」で「れ」の変体仮名。「いずれの浦」。どこの浦へ。 「可致漂流」・・・「漂流致すべき」。 前ページでは「漂着」となっていました。


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