古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第八章 レイディ・ワシントン号・その二十四

2011年10月30日 09時42分28秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

 

淑女ワシントン号第八ページ(上の写真の五行目六行目)

解読  (中西)理左衛門より御注進申上候由ニ付、右者何之

           浦へ漂着之程も難計候間、湊口番舩

読み方  (中西)理左衛門より御注進申し上げ候由に付き、右は何れの

     浦へ漂着の程も計り難く候あいだ、湊口番船

解説   「理左衛門」・・・りざえもん。 「より」は合成字。 「御注進」・・・何度も出ました。「御」は極端な崩しです。 「右者」・・・右は。「者」は変体仮名「は」。 「何之」・・・いずれの。 「漂着」・・・この文章では、漂流と漂着の二種の言葉を使っています。この「着」も難解。 「程」は旁がほとんど読めませんが、文意で読む。 「難計」・・・「計」も極端です。「はかりがたく」。定型句として覚えましょう。 次の「候」は極端に小さく、「間」は何とか分かります。 「湊口」・・・この「湊」は始めてです。 「番舩」・・・「番」は「遠見番」の「番」と同じです。


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