古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第四章 極月改書・その三十五

2011年07月14日 10時47分21秒 | 古文書の初歩

 

 

 

上の写真の始めから(通算十八ページ)

解読

 折々日和模様之節地震有之候處卯

 九月頃ニも時々震り其後相鎮り候事ニ御座候

 何れ往古より申伝へ候ニ十月より末?

読み方

 折々日和(ひより)模様の節、地震これ有り候處、卯

 九月頃にも時々震り(ゆり)その後相鎮まり候事に御座候。

 いずれ往古より申し伝え候には、すべて十月より末?

解説

 折々余震が有ったが、卯(安政二年)九月頃、時々震り、その後鎮まった。 「日和模様の節」・・・意味不明。  「頃」・・・「比」と書く場合が多い。  「御座候」・・・難しいですが、文章の流れで読める言葉です。  「何連」・・・「いずれ」。  「往古」・・・昔。  「より」・・・合成文字で、一字になっています。  「都而」・・・「すべて」と読む。  三行目の最後の文字は小さくて明確に読めません。先生は、「末ごろに」と読んでいます。