上の写真の始めから(通算十八ページ)
解読
折々日和模様之節地震有之候處卯
九月頃ニも時々震り其後相鎮り候事ニ御座候
何れ往古より申伝へ候ニ者都而十月より末?
読み方
折々日和(ひより)模様の節、地震これ有り候處、卯
九月頃にも時々震り(ゆり)その後相鎮まり候事に御座候。
いずれ往古より申し伝え候には、すべて十月より末?
解説
折々余震が有ったが、卯(安政二年)九月頃、時々震り、その後鎮まった。 「日和模様の節」・・・意味不明。 「頃」・・・「比」と書く場合が多い。 「御座候」・・・難しいですが、文章の流れで読める言葉です。 「何連」・・・「いずれ」。 「往古」・・・昔。 「より」・・・合成文字で、一字になっています。 「都而」・・・「すべて」と読む。 三行目の最後の文字は小さくて明確に読めません。先生は、「末ごろに」と読んでいます。