古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第四章 極月改書・その二十二

2011年07月01日 09時09分59秒 | 古文書の初歩

 

 

上の写真の五行目から(第十一ページ)

解読

 一 地震之儀十一月四日ヨリ震始り翌五日

    七つ時大震其夜震通し又六日七日

    震通し夫ヨリ十二月晦日迄昼夜七八度つゝ

    小震ニゆり通し又間に折に大震も有之

読み方

 一つ 地震の儀十一月四日より震れ始まり、翌五日

   七つ時、大震れ、その夜震れ通し。又六日、七日、

   震れ通し。夫れより十二月晦日迄昼夜七、八度づつ

   小震れにゆり通し、又間に折りに大震もこれ有り

解説

 「震始まり」・・・「震」には「揺れる」と言う読みはないのですが、「ふるえる」ではおかしいので、ここでは「ゆれる」と読んでおきます。 「十二月」の下は、読みにくいですが、「晦日(みそか)迄」。 「間ニ」、「折ニ」も難しい文字です。