WBOフェザー級タイトルマッチ
プエルトリコの若き2階級制覇王者、全勝のファン・マヌエル・ロペス選手(Juan Manuel Lopez)にメキシコの強打のベテラン、ラファエル・マルケス選手(Rafael Marquez)が挑む注目の一戦は米ネバダ州ラスベガスで行われ、ロペス選手が8回終了TKOで勝利してフェザー級王座2度目の防衛に成功した一戦でした。(体格比較)
サウスポースタイルから放つ右フック、右ジャブのリード、左ストレートのパワーで立ち上がりからペースを支配したロペス選手。初回から力みの見える右フックが散見されたのが気になったものの、流れの中でスムーズに放ったりマルケス選手の左ジャブに合わせる右フックから感じられるパワーは素晴らしく、生命線である左ジャブをほぼ完全に封じられたマルケス選手がほとんど為す術を見出せないように見えた序盤戦の攻防でした。
しかし、右フックでバランスを崩させ、左ストレートで大きくよろめかすなどペースを完全にキープしているように見えたロペス選手だったのですが、最後の一打を打ち込めないためかその動きに徐々にイライラを見せていきます。そして攻めがラフになり強引になっていきはじめた4回にマルケス選手の左フックをカウンターでまともに食ってピンチに陥ってしまいます。
しかし良いパンチを食って効いても強気の姿勢は変えない、というか余計にムキになって攻撃を強めていきます。
5回以降、特に7回8回は圧倒的な攻撃量でマルケス選手を激しく傷めつけていったロペス選手。8回終了後にマルケス選手コーナーがギブアップしての決着でした。(マルケス選手は肩を痛めた模様)
攻め続けて息が上がりかけ、スピードが落ち、その時にマルケス選手の反撃の強いパンチを浴びる場面も再三あって見ていて非常に冷や冷やさせた内容でした。初回から感じた右フックを無理に強振する感じは今まではあまり感じたことのなかった面なのですが、今後のビッグファイトを思うと不安です。肩の力を抜いたパンチで十二分のパワーを感じるロペス選手なんですけどねぇ。
4回以外はロペス選手がポイント・ペースを圧倒していた内容だったものの、特に終盤は非常に危なっかしく、そして落城のリスクに相当近づいていた内容に感じました。
ロペス選手は30勝(27KO)。マルケス選手は39勝(35KO)6敗。
Juan Manuel Lopez vs. Rafael Marquez: Round-By-Round Results(Lem Satterfield/Fanhouse)
Juanma stops Marquez(Andreas Hale/Fightnews)
Juan Manuel Lopez Retains, Stops Rafael Marquez(Mark Vester/Boxing Scene)
'JuanMa' forces Marquez to stop after eight(Steve Cofield/Yahoo! Sports)
Lopez And Marquez Put On expected War, But What Now For Both Men?(James Slater/East Side Boxing)
Men For All Seasons: Lopez, Johnson Shine in Las Vegas(Cliff Rold/Boxing Scene)
Lopez: It Was a Real Tough Fight(David L. Hudson Jr./Fightnews)
Juanma vs Gamboa in June 2011, is Top Rank's Plan(Ryan Burton/Boxing Scene)
写真
More on Juanma, Johnson wins(Photos: Tom Casino/SHOWTIME/Fightnews)
Photos: Juanma-Marquez, Johnson-Green Mega Gallery(Boxing Scene)
ファン・マヌエル・ロペス対バーナビ・コンセプション(2010/07/11)
スティーブン・ルエバノ対ファン・マヌエル・ロペス(2009/01/23)
ファン・マヌエル・ロペス対ロジャース・ムタグワ(2009/10/10)
ファン・マヌエル・ロペス対オリビエ・ロンチ(2009/06/27)
ファン・マヌエル・ロペス対ジェリー・ペニャロサ(2009/04/25)
ファン・マヌエル・ロペス対セルジオ・メディナ(2008/12/06)
ファン・マヌエル・ロペス対セサール・フィゲロア(2008/10/04)
ダニエル・ポンセ・デ・レオン対ファン・マヌエル・ロペス(2008/06/07)
ファン・マヌエル・ロペス対ウーゴ・ディアンゾ(2007/08/04)
ファン・マヌエル・ロペス対ジョバンニ・アンドラーデ(2007/06/22)
ファン・マヌエル・ロペス対クアテモク・バルガス(2007/01/19)
イスラエル・バスケス対ラフェル・マルケス(2010/05/22)
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イスラエル・バスケス対ラファエル・マルケス(2008/03/02)
ラファエル・マルケス対イスラエル・バスケス(2007/08/04)
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サウスポースタイルから放つ右フック、右ジャブのリード、左ストレートのパワーで立ち上がりからペースを支配したロペス選手。初回から力みの見える右フックが散見されたのが気になったものの、流れの中でスムーズに放ったりマルケス選手の左ジャブに合わせる右フックから感じられるパワーは素晴らしく、生命線である左ジャブをほぼ完全に封じられたマルケス選手がほとんど為す術を見出せないように見えた序盤戦の攻防でした。
しかし、右フックでバランスを崩させ、左ストレートで大きくよろめかすなどペースを完全にキープしているように見えたロペス選手だったのですが、最後の一打を打ち込めないためかその動きに徐々にイライラを見せていきます。そして攻めがラフになり強引になっていきはじめた4回にマルケス選手の左フックをカウンターでまともに食ってピンチに陥ってしまいます。
しかし良いパンチを食って効いても強気の姿勢は変えない、というか余計にムキになって攻撃を強めていきます。
5回以降、特に7回8回は圧倒的な攻撃量でマルケス選手を激しく傷めつけていったロペス選手。8回終了後にマルケス選手コーナーがギブアップしての決着でした。(マルケス選手は肩を痛めた模様)
攻め続けて息が上がりかけ、スピードが落ち、その時にマルケス選手の反撃の強いパンチを浴びる場面も再三あって見ていて非常に冷や冷やさせた内容でした。初回から感じた右フックを無理に強振する感じは今まではあまり感じたことのなかった面なのですが、今後のビッグファイトを思うと不安です。肩の力を抜いたパンチで十二分のパワーを感じるロペス選手なんですけどねぇ。
4回以外はロペス選手がポイント・ペースを圧倒していた内容だったものの、特に終盤は非常に危なっかしく、そして落城のリスクに相当近づいていた内容に感じました。
ロペス選手は30勝(27KO)。マルケス選手は39勝(35KO)6敗。
Juan Manuel Lopez vs. Rafael Marquez: Round-By-Round Results(Lem Satterfield/Fanhouse)
Juanma stops Marquez(Andreas Hale/Fightnews)
Juan Manuel Lopez Retains, Stops Rafael Marquez(Mark Vester/Boxing Scene)
'JuanMa' forces Marquez to stop after eight(Steve Cofield/Yahoo! Sports)
Lopez And Marquez Put On expected War, But What Now For Both Men?(James Slater/East Side Boxing)
Men For All Seasons: Lopez, Johnson Shine in Las Vegas(Cliff Rold/Boxing Scene)
Lopez: It Was a Real Tough Fight(David L. Hudson Jr./Fightnews)
Juanma vs Gamboa in June 2011, is Top Rank's Plan(Ryan Burton/Boxing Scene)
写真
More on Juanma, Johnson wins(Photos: Tom Casino/SHOWTIME/Fightnews)
Photos: Juanma-Marquez, Johnson-Green Mega Gallery(Boxing Scene)
ファン・マヌエル・ロペス対バーナビ・コンセプション(2010/07/11)
スティーブン・ルエバノ対ファン・マヌエル・ロペス(2009/01/23)
ファン・マヌエル・ロペス対ロジャース・ムタグワ(2009/10/10)
ファン・マヌエル・ロペス対オリビエ・ロンチ(2009/06/27)
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ファン・マヌエル・ロペス対ウーゴ・ディアンゾ(2007/08/04)
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ラファエル・マルケス対ホセ・メンドーサ(2009/05/23)
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イスラエル・バスケス対ラファエル・マルケス(2007/03/03)
正直予想通りでしたね。
でも、マルケス選手もよくがんばったんじゃないかと思います。
復帰戦ではかっこよく決めてもらいたいです！
ジュダー戦はどうだったんですか？
良かったら、アップお願いします。
再戦があるかもしれません。マルケスが頑張ったのは事実でしたが、私的にはファンマ側に苦戦の原因が大きくあった内容に見えました。
ジュダーさんの試合は見ましたが、記事うｐはもう1度見なおしてからになりそうです。
＞TITOさん
評価を上げるどころか、大きく下げた内容だったんじゃないでしょうか。私はそう感じました。
ムタグワ戦と同じパターンでの自滅での苦戦。ピンチの場面でムキになってしまうのはこの人の気性なんでしょうし、今回のような試合は今後もあるのかもしれません。
面白い試合でした
4Ｒはビッグチャンスでしたね
レェフリーの減点で試合が止まら無かったらマルケスがKOしたかもしれません
あの間でファンマはダメージを回復させましたね
ファンマは中盤からショートアッパー中心に戦ったのが流れを変えた要因と見ました
ただファンマの猛攻を受けながらもマルケスの闘志は衰えておらず、これからが楽しみな時に肩を痛めて試合が終わったのは非常に残念ですね
良い試合だっただけに落胆しました
7、8Ｒは打ちっぱなしだったファンマの体力は改めて凄いですが、不用意にパンチを貰い効かされる所を見て、僕も今後のファンマは危ういなと感じた試合でした
逆に破れはした物の数々の激闘で修羅場を潜ってきた男の吟味を見せつけたマルケスは株を上げたと思いますね
オースチン戦のような右の伸びも見られませんでしたし。
とは言え、4Rに見せた左フックのカウンターや、連打にさらされながらも必死に耐えていた闘志などマルケスらしさが随所に見える試合でもありました。
自分はマルケスの完敗を予想しましたが、まさかあれほどの熱戦になるとはw