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カール・フロッチ対グレン・ジョンソン(2011/06/04)

2011-06-05 12:55:29 | ボクシング

WBCスーパーミドル級タイトルマッチ

スーパー6の準決勝として行われたSM級戦。カール・フロッチ選手(Carl Froch)とグレン・ジョンソン選手(Glen Johnson)との一戦は米国アトランティックシティで行われ、熱戦の末にフロッチ選手が12回2-0判定を制して王座防衛に成功し、さらにスーパー6トーナメント決勝進出を決めた一戦でした。(体格比較)

互いに左ジャブを突き合いながら相手の様子を探る立ち上がりながらも序盤のペースを掴んだのはジョンソン選手でした。3回からジョンソン選手の左ジャブが当たる距離に入り、右ストレートもクリーンに当てるベテランの好スタートでした。
フロッチ選手も右ストレートを当てる距離、位置を探る動きで局面打開を図った4回以降のボクシングで、度々重く強いパンチを決めて対抗。
ジョンソン選手のプレスからの右ストレートとフロッチ選手のハードな右ストレートや左フックが交錯しあった中盤戦の激しいペース争いは非常に見応えのあるものでした。
そして、このペース争いを制したのはフロッチ選手のパワーでした。
9回からフロッチ選手のヘビーブロウでジョンソン選手の動きが鈍るシーンが見えはじめ、両者のパワー差が明白になっていった試合終盤戦。ジョンソン選手もよく凌いで相変わらず右を返すのですが、フロッチ選手のパンチに比べて軽く見え、またフロッチ選手にもほとんど怯んだ様子を見せなくなります。
接近戦で地味に決められていたフロッチ選手の左フックやアッパーも効果的で、最後は体力的にかなり追い詰められていたように見えたジョンソン選手でした。



公式のスコアは117-111、116-112、114-114の2-0フロッチ。接戦だったのは確かでしたが、パワーの差でフロッチ選手が明白にリードした状況での12回フィニッシュでした。

アンドレ・ウォード選手とスーパー6トーナメントの覇者の座を争うことになったフロッチ選手は28勝(20KO)1敗。ジョンソン選手は51勝(35KO)15敗2分。




Froch Outpoints Johnson, Ward Next in 'Super Six' Finals(David P. Greisman/Boxing Scene)
Froch bests Johnson in Super Six semi(Dan Rafael/ESPN)
写真
Photos: Carl Froch-Glen Johnson Mega Event Gallery(Boxing Scene)
More on Froch-Johnson(Photos: Tom Casino/SHOWTIME//Fightnews)
Froch-Johnson Photos/Report(Rick Scharmberg & Kurt Wolfheimer at ringside Photography by Marty Rosengarten Ringsidephotos.comFightnews)

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2 コメント

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Unknown (チャルバンチャイ)
2011-06-05 21:39:47
自分は管理人さんと異なり、フロッチ大苦戦に映りました。
序盤のジャブはフロッチの顔面を正確に捉え、右のフックはフロッチをたじろがせ、これは番狂わせ大いにアリでは??と思わせるジョンソンの出来のおかげでとても面白い一戦でした。
終盤はさすがに苦しそうでしたが、40を超えてフロッチ相手にこの頑張り、ホプの汚いボクシングと違って(個人的にダーティなボクスが嫌いなもので)多いに称えられる大健闘だったと思います。
客席にいたブテなら案外食ってしまうのでは?
Unknown (管理人)
2011-06-06 18:32:52
>チャルバンチャイさん
私のスコアは浦谷さんと同じ114-114でした。
クロスだけどクリアなフロッチの勝利、ってのが私のこの試合での印象です。
ジョンソンの戦いは非常に有効でしたし、見事でした。
ブテ相手に持ち味を発揮できる展開は私も大いに期待できると思います。
まだまだ活躍を見せて欲しい、と強く思わせたこの日の見事な戦いぶりでした。

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