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ウィラポン・ナコンルアンプロモーション対ブシ・マリンガ(2008/06/12)

2008-06-14 19:11:36 | ボクシング
WBCバンタム級王座挑戦者決定戦

タイの伝説、元世界王者のウィラポン・ナコンルアンプロモーション選手(Veeraphol Sahaprom)が地元でWBC挑戦者決定12回戦に臨みましたが、南アフリカの世界ランク2位のサウスポー、ブシ・マリンガ選手(Vusi Malinga)に対し、無残な4回TKO負けを喫する波乱となっています。

世界バンタム級王座に長らく君臨し続け日本人にとっても大きな壁となって立ち塞がっていた名王者ウィラポン選手。
2006年3月に長谷川選手との再戦で痛烈に沈み引退だろうと思ったものの、その後9連勝(6KO)でこの日の指名挑戦者決定戦まで漕ぎ着けて、しぶといなぁとか感じていたのですが、2年ぶりに見たウィラポン選手の衰えの隠せない姿に寂しさを感じてしまいました。
初回からマリンガ選手の左ストレート、左右アッパーをまともに浴び後退するウィラポン選手。右ストレートで懸命に対抗しますが、スピードというか身体全体の切れが全く感じられず、相手の攻撃をモロに浴びてしまいます。特にマリンガ選手のアッパーにほとんど対応できていませんでした。
自分よりも身長の高い選手が相手ということもあってか腰が高く上体が立ち気味でもあり、こんなウィラポン選手も初めて見た気がしました。
3回にマリンガ選手の強烈な左アッパーを浴び動きを止められ、右フック→左アッパーとフォローされ崩れ落ちたウィラポン選手。なんとか立ち上がりこの回を生き延びましたがダメージは深く、また力の差も明白で続く4回に連打を浴びた場面でのストップでした。

引退が確実視されるウィラポン選手は61勝(43KO)4敗2分。
マリンガ選手は18勝(11KO)2敗1分。キャリアの初期に2敗して以降は17勝(11KO)1分という戦績。アフリカンらしい柔らかくバネの感じる選手てな印象ですが、目をみはるような動き、強さは感じません。とにかくこの日の試合はマリンガ選手が良かったというよりもウィラポン選手の悪さだけが目立つ内容でした。

試合動画(youtube)
Vusi Malinga vs Veeraphol Sahaprom Part1

Vusi Malinga vs Veeraphol Sahaprom Part2


#2 Malinga stops #1 Veerapol!
Malinga upsets Thai legend
Malinga Too Much For Sahaprom


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1 コメント

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Unknown (プクー)
2008-06-14 20:59:01
ウィラポンにとってはチューンナップの無冠戦くらいの準備だったのでしょうか、初回から面食らわされたような展開でしたね。一回り大きいマリンガが初回からガンガン来るのでいつも前半様子見のウィラポンはシナリオが狂い、いきなり効かされてしまったようです。マリンガの作戦勝ちかもしれません。敵地タイならこれくらい思い切らないと判定で負けにされてしまいますからいい手本です。惨敗でしたがしっかり準備して再戦すればどう転ぶかわかりません。それくらいウィラポンの引き出しは多いとおもいます。最後の方は散々食らったアッパーも一応ブロックしてましたがブロックの上からでも効かされてグラグラしてました。やはり年齢なのか、それもあるでしょうが自分は油断と見ました。なんにせよ小堀といい思い切りのいい選手は好感が持てますね。
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