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デルビン・ロドリゲス対シャモーネ・アルバレス(2009/03/06)

2009-03-08 08:33:20 | ボクシング
IBFウェルター級王座挑戦者決定戦

ドミニカ国籍を持つコネチカット州のウェルター級ホープ、デルビン・ロドリゲス選手(Delvin Rodriguez)が地元でシャモーネ・アルバレス選手(Shamone Alvarez)とIBFの指名挑戦権を争った一戦は、熱戦の末にロドリゲス選手が僅差の12回3-0判定を制した一戦でした。

地元の大歓声に迎えられた28歳のホープ・ロドリゲス選手でしたが、身長・リーチで劣るアルバレス選手が積極的に放つサウスポー構えからの左ストレート、右フックにいきなり出鼻を挫かれる立ち上がり。
動きを見ている感じでは特に左構えの選手に対しての位置取りが悪いとか苦手だという様子は見えないロドリゲス選手だったのですが、アルバレス選手の思い切りの良い左ストレートリードやロドリゲス選手の右の打ち終わりに合わせる左ストレート、右フックが的確に強くヒットしていきます。
7回にはアルバレス選手の左ストレートで体を泳がせるなどロドリゲス選手にとっては非常に苦しい展開だったのですが、このピンチからペースが変わり始めます。
この場面でちょっと効いてしまったロドリゲス選手だったのですが、局面打開のためにここから勝負に出ます。攻撃のピッチを上げたロドリゲス選手が右ストレートや右アッパー、左フックでやや盛り返したところで終わった7回。
続く8回も最初はアルバレス選手の右フックがロドリゲス選手を強烈に捕えたのですが、逆襲の右ストレート左フック、右アッパーで盛り返して見せたロドリゲス選手が以降ペースを奪い、11回には決定的なノックダウンも奪ったロドリゲス選手が際どい判定を掴んだ接戦でした。公式のスコアは115-112,114-113x2の3-0

ペースが変わった8回終了後コーナーに戻ったロドリゲス選手は、セコンドに「右の拳か手首を傷めたようだ」と苦痛に顔を歪めながら訴えていて、続く9回は左一本で戦っていたのですが(この回放ったパンチ65発中右は3発だけ)、10回からは腹を決めたのか右のパンチも繰り出すド根性で勝利をもぎ取った熱い戦いでした。結果的に採点を左右する事になった11回のノックダウンも右ストレートでのものでした。
最終回ノックアウトを狙って攻勢を強めたロドリゲス選手が右の強打でアルバレス選手を攻め立てたものの、アルバレス選手のカウンターの左を浴びて一気にピンチに陥ってしまいましたが、ここでも闘志溢れる反撃を見せながら耐え抜いたハートの強さに感心させられました。

ロドリゲス選手は24勝(14KO)2敗2分。アルバレス選手は20勝(11KO)2敗。

ニュース動画(youtube)


Rodriguez Sneaks By Alvarez!(Alex Dombroff and Billy “Loops” Luppert,Fightnews)
Rodriguez Drops, Outlasts Alvarez In Title Eliminator(Jake Donovan,Boxing Scene)
Delvin Rodriguez Pulls Off Win To Continue Title Hunt(T.K. Stewart,Boxing Scene)
Rodriguez, Serrano, Andrade All Victorious(Trish Kilcullen and Pete Heintzelman,East Side Boxing)
写真
Rodriguez’ Controversial Win at Mohegan!(East Side Boxing)
Full Report: Rodriguez Defeats Alvarez for IBF #2 Welter Slot!(Fightnews)

オスカー・ディアス対デルビン・ロドリゲス(2008/07/16)
ジョシュア・クロッティ対シャモーネ・アルバレス(2007/12/20)


●ディミトリウス・アンドラーデ対トム・ジョセフ

スーパーウェルター級4回戦

この日のアンダーカードには北京五輪米国代表のディミトリウス・アンドラーデ選手(Demetrius Andrade)が登場。トム・ジョセフ選手(Tom Joseph)との4回戦に初回TKOで圧勝してプロ3勝目を飾っています。

昨年10月にプロデビューした21才のアンドラーデ選手。体格差実力差の大きな相手ジョセフ選手をスピード抜群の攻撃で一蹴した一戦でした。
アンドラーデ選手のサウスポースタイルからの鋭い左右ストレート、アッパーの攻撃に全く為す術の無いジョセフ選手。113秒でレフェリーが一方的な試合を終わらせています。
攻撃を強めた際の連打がこの日はかなり手打ちだったアンドラーデ選手ですが、恵まれた体から放つパンチは非常に速く、威力も感じられます。21歳になったばかりの若さにも期待したい選手です。

アンドラーデ選手は3勝(3KO)。ジョセフ選手は4勝(0KO)2敗1分。

ディミトリウス・アンドラーデ対パトリック・ケイプ(2008/10/23)


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