セルチュック・アイディン対ルイス・エルナンデス(2009/03/06)

WBCインタナショナル・ウェルター級タイトルマッチ

WBCインタ王者のトルコ人、セルチュック・アイディン選手(Selcuk Aydin)がエクアドルのベテラン、ルイス・エルナンデス選手(Luis Hernandez)を相手に保持するタイトルの防衛戦に臨み、初回TKOの圧勝で同級王座2度目の防衛に成功しています。

ミニタイソンの異名を持つ現在25歳のトルコ人アイディン選手。彼の名前は初めて聞いて試合を見るのも初めてでしたが、調べてみたところ2004年五輪に出場した経歴もあるヨーロッパのアマ強豪選手だった模様。
しかし2006年のアマ欧州選手権で試合中にレフェリーに対する暴行を働き失格負け。さらに5年間の出場停止処分を受けた後にプロへ転向したという驚きの経歴を持つ選手でしたｗ。

試合の方は、高く掲げたガードでエルナンデス選手の攻撃を遮断しながら攻撃を返していくアイディン選手。ガードをがっちり固めながら非常にリラックスした様子で余裕も感じられます。
初回半ば過ぎに放った打ち下ろす右一発でダウンを奪い、すぐに2度目のダウンを追加。ここでもなんとか立ち上がったエルナンデス選手でしたが完全に足にきていてレフェリーが続行を許さずに試合は終わっています。

ウェルター級にしてはやや小柄にも感じられるアイディン選手でしたが、パンチの強さは見せ付けてくれました。今後注目していきたいです。

アイディン選手は16勝(13KO)。エルナンデス選手は22勝(15KO)3敗。

試合動画(youtube)



Aydin destroys Hernandez!(Fightnews)
Aydin Stops Hernandez, Hide Decisions Siprishvil(Per Ake Persson,Boxing Scene)
Aydin destroys Hernandez; Hide Defeats Siproshvili(East Side Boxing)