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ダンスとか。

Works in Progress

2005-12-01 | ダンスとか
NY, Dance New Amsterdam.
▼Camille Suggs, Hidden
ビョークと親子の話し声を使ったソロ。
▼Shalini Kumar, Cocteau Variations
ケイト・ブッシュで踊るソロ。
▼Keiko Abe, it will go straight through his head
男2女2。バラバラになったり揃ったり、隅っこで寝ていたり一人だけコミカルに動き回っていたり、というような複雑な構成を、無音でやっているところが興味深かった。剥き出しになった一人一人の息遣いが、それぞれの動きをつなぎ合わせるための不安定な蝶番になり、その不安定さが動きを生々しくしている。ただし、生々しいことがそのまま「ダンス的」なのではない。ただ生きていることと、踊っていることとは別なのだ。ダンスが生を過剰なものにする行為なのだとすれば、ダンスが(音楽への紋切型のアプローチを排除することで)多少「生々しい」ものになったといっても、ダンサーではない人々の単なる生を興奮させはしない。しかし、既にある「ダンス」なるものを起点に日常へ接近・回帰するのではなく、日常の単なる生を過剰化した結果生まれた「ダンス」には、誰もが興奮するだろう。
▼Eunju Chung, Sunshine after the Rain
とてつもなく長い四肢をもったダンサー。叙情的な音楽のソロ。
▼Mare Hieronimus, dreamrunner
10月に Dumbo Festival で見たのと同じ作品。機械や水の音などからなるノイズと暗いスポットの中で、自分の動きに批評を積み重ねていくようなソロ。斜め後を向いて立ち、振り向きかかった首を斜めにわずかに動かした冒頭の一瞬に震えが来た。前回よりも即興性が薄れて段取り的に感じたが、それよりも、弛緩した状態からいきなり鋭く速く動いたり、ダイナミクスが増して、だいぶ違う種類の踊りに見えた。
▼Zoe Scheiber, Moving w/o Volition
ダンサー5。ライヒの Different Trains を使ってズレたり揃ったりする。
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