上野・東京文化会館(小ホール)。
バッハ=ブラームスによる左手のためのシャコンヌ、シェーンベルク(シュトイアーマン編曲)の室内交響曲1番、ムソルグスキー『展覧会の絵』、アンコールは十八番のピアソラ(黒田編)『オブリヴィオン』。やはり圧巻はシェーンベルク。鼻歌できるほど(うそ)好きな曲だがピアノ版は初めて聴いた。15人分のパートが鷲づかみにされて鍵盤の上にいっぺんにドカッと叩きつけられたような、凄まじい編曲。安定感のあるドラマティックな演奏だったが、個人的にはもう少しアクが強い方が好みかもしれない。しかしそれにしてもピアノに両手両足でガッと食らいついて、闘っているのを見るのは面白い。
バッハ=ブラームスによる左手のためのシャコンヌ、シェーンベルク(シュトイアーマン編曲)の室内交響曲1番、ムソルグスキー『展覧会の絵』、アンコールは十八番のピアソラ(黒田編)『オブリヴィオン』。やはり圧巻はシェーンベルク。鼻歌できるほど(うそ)好きな曲だがピアノ版は初めて聴いた。15人分のパートが鷲づかみにされて鍵盤の上にいっぺんにドカッと叩きつけられたような、凄まじい編曲。安定感のあるドラマティックな演奏だったが、個人的にはもう少しアクが強い方が好みかもしれない。しかしそれにしてもピアノに両手両足でガッと食らいついて、闘っているのを見るのは面白い。