シクル・マーモット(Cycles Marmotte)

千葉県松戸市のロードバイク専門ショップ~江戸川左岸サイクリングロード20kmポストのすぐ横!松戸駅西口からも600m

Le cafe oursblanc51 ツールド三陸から1 希望の灯り

2012年09月18日 | ☆ Le Cafe Oursblanc ☆
  
  9月中旬になってもまだまだ暑い日が続いていますね。 
 海外に関係されている方には9月は新しい出発の時であり、 
日本へご帰国されていらした方やこれから海外へ赴任される方からご連絡を頂いています。
アジア圏など、緊迫した国際情勢の時期に海外へ赴任される方は不安もひとしおだと 拝察していますが、何よりお身体に気をつけて、新たなご活躍をお祈りしています!                                                   
 

日本は東日本大震災から1年半が経ちましたが、先日夜半の居住地千葉県震源の
地震で思わず飛び起きてNHKを見ると、地震情報とともに火野正平さんが自転車で
各地を訪ねている「こころ旅」の再放送が流れており、被災された福島、宮城、岩手県を
北上されていらした回で、9/9に行われたツールド三陸に合わせ急ぎ脚ながら岩手、宮城、
福島県を南下しお訪ねした地域が重なり思わず見入ってしまいました。
 

三陸からもどってからだいぶ時間が経ってしまいましたが、ツールド三陸からという
タイトルで数回記させて頂こうと思います。
日々の買い出し用RIXEN KAUL大バスケットを着けて働かせているクロスバイクで
今回参加させて頂き、2回目のイベントでようやく嬉しい完走証を頂きました。(写真上)
 

初めて参加した(させられた?)2007Mt Fuji Ecocycling100km強の反省から、
パット付インナー装着&aid stationに寄れない場合も想定して十分な飲料と補給食
&膝痛に備えた救急品携帯で大きなリュックを背負いつつ、5人に一人の先導リーダー
ボランティアの方とご一緒だったのでゴールさせて頂けたのだと思います。
 

2007年はあまりに遅すぎて、撤収作業が開始されていたゴール近くからコースが
閉鎖されていたため、大きく迂回して何とかゴールしゲストの絹代さんが声をかけて
労って下さったのが本当に嬉しかったのですが、駐車場でご一緒に参加した皆さんを
長ら~く長ら~く長ら~くお待たせする事になってしまいました。
以来参加でなく応援に徹する事にしていましたが、今回大きな被害を受けられた
岩手県陸前高田で行われたツールド三陸は、バイクに乗る速度で自分の眼で見て
現状を認識したいと思いました。
 

ゆっくりグループの健脚Bといっても度々出て来る坂の登りで大幅に遅れてしまうので、
又してもご一緒の方達を長ら~く長ら~くお待たせする事態となり大変恐縮しつつ、
aid stationでお茶やジュースとカットオレンジを頂き(残念ながらおやきは既になく...)、
コースのあちこちで「あと少しで下りになるから頑張ってー!」、
「来てくれてありがとー!又来てねー!!」
「Hey ! 彼女彼女!頑張れー!!」(お元気なおばさまから
などと声援を頂き、現地の方の優しさに
 

この前日、いつもギリギリ到着定番としてはめずらしく頑張って朝5時過ぎに松戸を出発し、
会場の高田小に到着したのは午後2時過ぎ位。
海沿いの道から高田小へ続く大きい道が写真中ですが、
ほとんどの建造物が流されるか破壊されていて信号もありません。
同じく参加される方らしき前を走っていらしたバイクと車がなければ、
時間が止まっている様な感じさえ受けました。
 

小学校下の新しく造成されたと思える駐車場に誘導されて入ると、駐車したスペースの
回りだけでも、生活の中で大切に使われていたであろう食器の破片たちが
散らばっています。(写真下)「慶」の字の破片は中華のお皿でしょうか。
まぎれもなくここは被災地なのだと非常に複雑な気持ちになりました。
自分の眼で見たいと思ったものの、こんなに大変な被災をされた場所を
よそ者が走っていいものだろうかと。
 

そんなブルーな気持ちを救ってくれたのが、陸前高田市観光物産協会さんのブースで
見つけた「希望の灯り」木製通行手形でした。
売り物ではなかったのですが、ブースの方が丁寧に話を聞いて譲って下さったのです。
まだ現地に姿を留めていた一本松の支援グッズ、仲間の倒れてしまった松原の木で
作られたストラップと一緒にリュックにつけてお守りにして当日走りました。
<松の木ストラップはAid TAKATAで購入可能です。  http://aidtakata.org/str_key/  >

「1.17希望の灯り」は阪神大震災のご遺族の方達で作られたNPO法人で、
昨年の東日本大震災時いち早く「タスキプロジェクト」という一般の方が被災地へ
送りたい必須品プラスαの支援物資を袋詰めしたものを、トラックでまとめ第一陣を
一関に送って下さっています。
当時このプロジェクトを新聞記事で知り大急ぎで4袋作ったものの、応募多数で締切に
なってしまった事は2011.4に記させて頂きました。
http://blog.goo.ne.jp/cyclesmarmotte/d/20110402  ご参照>
 

その時用意した物資はいつもお世話になっているヘアサロン店長さんのご紹介で、
福島から避難されていらした方に快く受け取って頂く事ができたのですが、
陸前高田はサロンスタッフの方のお祖父様がいらした故郷でもあり、
神戸の「希望の灯り」を分灯したものが陸前高田と福島県南相馬にあると知って
不思議なご縁を感じました。
陸前高田の希望の灯りは、今回譲って頂いた木製通行手形を扱っていらっしゃる
気仙大工左官伝承館の敷地内に設置されています。
https://sites.google.com/site/kesendaikusakandenshoukan/  ご参照>
 

東日本大震災で犠牲になられた方達へ黙祷を捧げ、幸せの黄色いハンカチならぬ
黄色い腕章をし津波で流された未舗装の道路をてくてく歩く事も多かったイベントでしたが、
復興まで先が見えない果てしない道ゆえに現地の方に賛成ばかりでないご意見も
あったのではと思います。
 

即効性の大きな支援はできないかもしれませんが、ツールド三陸でできたつながりは
何かのご縁だと思いますので大切にしたいと思いました。
完走証に記された「ありがとう!」&現地の方から頂いた沢山の「ありがとう!」に
お母さんと子供たちが作ってくれた手書きメッセージは何度見ても涙が...。
(事務局がupして下さった下記のフォトレポートご参照)
 

私も、もっときちんと感謝の言葉を伝えられる人にならなければ!
ツールド三陸でつながった皆さん、有難うございました!!
超遅モードですが、現地陸前高田や気仙沼、松島などで頂いたおもてなしの美味しいもの
などを今後少しずつご紹介します。久し振りの更新で超長文すいません!!白クマーモット 
*追記 続きは、ツールド三陸から2陸前高田のおもてなし をご参照下さい。
 
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