連休二日めはようやく晴れましたね!
今回はお祭り繋がりで、France Loire地方のTarte Tatinを取り上げます。
Tarte TatinはLamotte Beuvronという街のTATIN姉妹の創作によるもので、
現在もHotel TATINで香ばしい美味を頂く事ができます。(写真上)
1821年に窯が興されて以来陶器で有名なGienから車で1時間程です。
1821年に窯が興されて以来陶器で有名なGienから車で1時間程です。
Lamotte Beuvron では毎年9月上旬の週末土日にTarte Tatin祭りがあります。
渡仏後二か月経ち様々なカルチャーショックにも慣れて来たところで、
Gienとセットで初めてリクエストした思い出の地方です。
大好きなリンゴのお菓子のうちそれまで頂いたタルトタタンなるものは、
赤ワインで煮込み冷たくしているものなどお洒落ながらこれがTarte Tatin ?
と思ってしまうものが多かったので、是非一度オリジナルの味を確かめて
みたかったのです。
Tarte Tatinのお祭りは偶然検索していて見つけ02年と04年の二度訪れ、
お祭りで振舞われるTarte Tatinも素朴そのもの。本当に美味です!(写真中)
今年は9/11-12に行われた模様。
一部の写真以外アナログ人ゆえの凡ミスで当時PCのデーターが×になってしまい、
写真の写真ですがお祭りの雰囲気の一部が伝われば幸いです。(写真下)
街の方がオリジナル作品を持ち寄って販売していたり、地元の秋の味覚キノコや
果物の販売、Tarte Tatinコンテストなど「狐の夜祭り」に通じるじんわりさです。
現地で「Akane」という種類の紅玉似のりんごを見つけ調べると、
やはり紅玉を交雑させた日本の育成品種で登録番号は「りんご農林2号」
品種名「あかね」との事。
<2018追記 農研機構品種紹介 ご参照>
他のリンゴに比べ個別にLoireのシールを貼られて割高でしたが、
異国で郷愁を誘う懐かしい味でした。
ちなみに日本でのお気に入りTarte Tatinは神楽坂のCATHERINE DE MEDICIS
カトリーヌ・ドゥ・メディチさんのもの。
(→2010年は10月末から販売開始になりました!)
携帯禁止全席禁煙ながら純粋にお菓子の美味しさを堪能できる貴重なお店です。
味が全く変わらないのも素晴らしく、今後もずっとお元気で続けて頂きたいです!!
<2019/2追記 blog変遷時移行できなかったのか、在米中だったyさんへのReコメ下記の様に投稿した記憶が...。
「新版 食材図典」(ISBN 4-09-526084-X)に拠ると、Apple pieやTarte tatinによく使われる「紅玉」(英 Jonathan)は
New York州の農園で発見された「Esopus Spitzenburg」の自然交配実生。
この「紅玉」と「Worcester Pearmain」を交雑して育成した品種が、1970年農林登録&命名された「あかね」。
米「Prime Red」英「Tokyo Rose」仏「Prim Rouge」の呼称が記載されていますが、
今回ご紹介したLamotte Beuvronでは「Akane」の名で売られていたのがとても嬉しかったです!
yさんコメの京都「La Voituer」(車の意味)さんは、お孫さんが伝統を受け継がれていてBravo !! >
CATHERINE DE MEDICISカトリーヌ・ドゥ・メディチさんの
今秋のTarte tatin補足情報です。
今年は契約先からまだ林檎が入ってこないため、
残念ながらTarte tatinを作れないそうです。
私の様に待ちきれない人達がお店に出向いたり電話されたりと
(お忙しい中すいません・・・)応対にご苦労されていらしゃる様です。
やはりどの林檎でもいい訳ではないんですね。
自然の恵みを頂くのを楽しみに、じっくり時季を待ちたいと思います。
もしブログ情報で出向かれた方などいらっしゃいましたら、
勇み足で申し訳ありませんでした。