シクル・マーモット(Cycles Marmotte)

千葉県松戸市のロードバイク専門ショップ~江戸川左岸サイクリングロード20kmポストのすぐ横!松戸駅西口からも600m

ワイヤーの初期伸びとは?(メンテの話①)

2014年08月27日 | 4. 最新情報!!

Dsc00876修理や点検で持ち込まれるバイクを見ると、一番多いのがワイヤーの伸びによる変速不良、次にヘッドパーツのガタつき、そして意外と多いのがクイックレリースの締め付け不足となっています。

これらは、バイクの寿命を短くするばかりか安全面でも問題があるので、これから、数回に分けて基本的なメンテナンスに関する特集を書いていこうと思っています。

まず最初に、ブレーキやシフト(変速機)を操作するのに使われるワイヤーの伸びについてですが、特に、新車やワイヤを交換した直後に、ワイヤーのテンションが緩んでチェーンから音鳴りがするなど、いわゆる「初期伸び」と言われる現象が起きます。

この大きな原因は、実はインナーワイヤー自体が伸びるというよりも、写真のアウターワイヤーとワイヤーのキャップとの隙間や、STIレバーに挿入したアウターワイヤーとレバー本体の隙間などが詰まることによってインナーワイヤーのテンションが緩んでしまうことにあります。

このため、アウターワイヤーの端はグラインダーで直角かつ平らになるように丁寧な作業が必要となるのですが、それでも、初期伸びはある程度生じてしまいます。

なお、初期伸びを取るために、思いっきりレバーを引いたり、ワイヤーを引っ張ったりする方がいるかもしれませんが、レバーやアウターストッパーを損傷することがあるのでお勧めしません。

自然な力で10回ほど操作して初期伸びをとった後は、ワイヤーのテンション調整を地道に行っていくしかなく、しかし、やり方はとても簡単なので、次回はその調整方法について説明したいと思います。

※写真左はアウターワイヤーの切断面。写真中央はそれをグラインダーで整えたもの。写真右はキャップを被せたところです。

スポーツバイクショップ「シクル・マーモット」のメインHPはこちら(店頭在庫やイベント情報、営業予定表などがご覧いただけます。)

http://www2.ocn.ne.jp/~marmotte/

↓松戸から遠くにお住まいの方はこちらのページも是非ご覧ください!

http://www2.ocn.ne.jp/~marmotte/tsuhan.html

↓ブログランキングに参加しています。下のロゴに1クリックのご協力お願いします!

にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする