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犬と猫と考える

レスキューした犬猫と考える。。生き物の大切さ。。

アニマルシェルター便り

2012年12月21日 | アニマルシェルターのこと
12月にはいり、クリスマスに近づき、シェルター内もイベントやらでバタバタしてきました。

たくさんの犬も捨てられる時期でもあります。。。

みなさんバケーションなどで、年老いた動物達を処分しにきたり、引越しなどなど。。

2013年の新年になる前に。。大掃除?の感覚で犬や猫を捨てに、処分しにニンゲンはシェルターにきはります。
私には考えられませんが。。


このチワワミックスのミルー(日本語の発音が定かではないけど。。)、捨て犬でシェルターにはいってきました。。 

人にはなかなか懐かないんだけど、おやつでつるとこの通り。。私の膝の上にぴょんだって! かわいいなぁ。。 それ以来、私たち大親友です! 



ニワトリ。。なんできたのかな。。  






毎回、水をいれてあげるとひっくりかえす猫。。  だからいつもタオルをひいてあげてます。 


まずは水をいれると。。        


しばらくして。。ながめてる。。

んでもって、ひょいと水のボールをもちあげて。。  


あ~あ、もう、せっかく掃除したのに~~  もうええわ。。このままにしておきましょう。。 



子猫たちは腕白です。。   



サシーちゃん。。    

シェルターの中で一番長くいます。。シェパードのミックス。。 年は7歳だったかな?? もう少し上かな??

ある家族が気にいって、レスキューしたんですが、サシーは他の犬との相性があわず、ぜったい他の犬とはすぐにあわせないでくださいと、ドッグトレーナーにレスキューをする前にあって、さんざん注意したのにもかかわらず、この飼い主、すぐに外に出したらしく、向かってきた Off Leashの犬たちをサシーは怖がり、間違って飼い主の手を噛んだとか噛んでないとか。。。

それで、シェルターに戻されました。  


ちょっと言っていい?    おまはあほかっ!!!

ちゃんとドッグトレーナーのいうこと守れへんかったから、こうなるんやっ!!  

サシーは人の手を噛むなんてありえない! このシェルターで働いてる人みんながみんな声をそろえて言ってます。 


サシーかなりショックのあまり、また心を閉じてしまいました。。。 でも、レスキューグループのスタッフさんみんなでとりあえず、一時預かり宅を探そうと。。
今は、スタッフさんの家にお泊りさせてもらってるみたいです。。
いい家みつかるといいなぁ。。




元気のいい、ボーダーコリーのミックス犬。。その名もダッシュ!



怖がり猫にはわたしは、必ず箱を用意してあげます。。  

そうすると、猫って少しおちつくんですよね。。




今朝早くに道路でうろうろしてたという犬たち。。    

飼い主さん早く迎えに来てください。



虚勢、避妊手術後の小犬たち。。     





さて、このシェルターでは私はEvaluationのアシスタントもすることにしました。 Evaluationとは?
英語辞書では、評価などと訳されてます。


そう、野良犬としてこのシェルターに来た犬たちや他のシェルターから引きとられてきた犬たちの評価をするのです。
どういう評価?というと、この犬は子どもに向いてるか、何歳の子どもなら里親にださえるか、他の犬との相性は?
ごはんを食べてるときに手を出しても大丈夫か、どいう性格の犬なのかを判断します。
そして事細かく、評価していきます。このシェルターでアダプションとして出せるか出せないか。。
もしくは、処分のリストに入るか入らないか。。


今回は、他のレスキューグループから来た犬。。 ハウンドドッグのボーくん。。  



他の犬との愛称はOKみたいです。   



傘を開いてみての反応は??     

ぜんぜんOK!  でも、このボー君。。 食べ物の執着心が強く、もしかしたらかなりのトレーニングが必要になる可能性も。。。



こういう性格にしたのも、すべて私たちニンゲン。。はぁ。。 

みんないい家に貰われますように。。


今日も読んでくれてありがとうございました。



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アニマルシェルター便り

2012年10月26日 | アニマルシェルターのこと
ものすごい久しぶりのアニマルシェルター便りになります。

まだまだ、日本旅行の続きもあるのですが、新しく働き出した地元のアニマルシェルターのことも書きたいから書かせてもらいます!

以前働いてたアニマルシェルターとの一番の違いは、安楽死の数です。

地元のシェルターはNO-Kill Shelterとして10年目を迎えました。 なかなかNO-Killなんてできませんが、かなりがんばってます。
なので、一時預かりさんの数も半端ではないですし、私が一番気に入ってるのは、ホスピスも取り入れてくれてるところ。
年老いた犬や猫でも、このシェルターでは殺しません。 どうにしかしてでも飼い主さんや一時預かりさんを見つけるまでシェルターにいます。

小犬から貰われない犬がもう、2歳になってこのシェルターで育った子もいます。 以前のシェルターなら、半年でもらわれなければ、処分のリストにのるでしょう。前のシェルターは、前にもいいましたが、Open Shelterなので、何処の国、州、市からでも受け入れるので、どんどんスペースをつくっていかなければなりません。

でも、今のシェルターは地域のみの動物しか扱わないので、その点も違うところです。 他の市から犬猫を捨てにきたといっても取らないのが方針。
だから、こうして、No-Killということも可能なのです。

私はこのシェルターでは、ケンネルテクニシャンとして雇われました。 おもに、犬猫のケージの掃除ですね。 後は時間があれば、お薬や餌を与えたり、手術のお手伝いといった具合です。




 

風邪をひいた子猫ちゃんたち。。



新入りのわんこ。。 

吠えすぎやっちゅうねん!  


この子も新入り。。ちょっとびくびく。。  



                   この子は、一時預かりさん宅へ!



                  

この子も年老いてるので、一時預かりさん宅。。





日本とアメリカのアニマルシェルターを比べると、ほんとアメリカの犬たちは恵まれてるようにおもいます。

日本の保険所なんて、冷暖房なしやし、ガスで処分やし。。

今の日本の動物の施設をこちらの人に話すと、アメリカの100年前だという。。

裕福な国のわりには、動物に対して貧しい国、日本。。100年後の日本に期待ですね。。はぁ。。ゴールはとおいなぁ。。

いつか日本の動物達を救えるよう私は日々がんばるのです。。



今日も読んでくれてありがとうございました。



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私が見た福島

2012年10月14日 | アニマルシェルターのこと
日本から帰ってきました。
まだ時差ぼけも残ってますが、どうにかこうにか仕事にも行ってます。 


まずは福島の話から。。

私がみて思った福島に残されてる動物たちのことをまず、お話をさせてください。

福島の猪苗代にJapan Cat Networkというシェルターに今回はお邪魔しました。
スーザンさんというアメリカ人の彼女ひとりできりもりをしてて、メインは猫のレスキュー。

でも、犬たちも助けていこうということで、ここのところ犬も少ないですが少しづつレスキューなさってます。

私がいままで働いたアニマルシェルターとは、わけが違い、個人でなさってるので、少し考え方の違いもあったり、要領が悪かったりで少しいらだちもありました。


今回主人とふたりして、浪江町といういまは、無人の街まで残された動物達に餌を与えてきました。
浪江町は、そこに住んでる人しかもう入れなくなってます。 浪江にはいる道すべて封鎖をされていて、車が通れません。  

そのため、スーザンさんは、浪江街に住んでたAさんの車で町に入り、犬猫に餌を与えにいってるそうです。

そこにもたくさんの動物たちがいまだに取り残されています。 いずれはこの町にも出入りができなくなる可能性もあるということ。

私が思うこと。。思ったこと。。

原発の被害から約1年半がすぎ、野生化になってる犬や猫。 それらの猫や犬をわざわざレスキューするのではなく、わたしはTNRをするほうがいいのでは?
一度野生の生活をした犬猫に、ツナをつけて歩かせたり、狭いケージの中にいれてあげるのはとてもストレス。

TNRをして、餌を与えるだけで私はいいのでは?とおもったり。。 狭い折の中でなれない生活をさせて、いつしか里親さんを見つける。。野生化になった犬猫をもらってくれるって人はなかなかいません。それだったら虚勢、避妊をして元の場所にもどしてあげればと私は思いました。

そして、もっと残念なことは、日本の動物愛護団体同士、喧嘩がたえないそうです。

ここは私たちの餌やりだからはいらないでとか、この猫はこの犬は。。などなど。。

ひどいのは、日本の獣医さんたち。。虚勢避妊手術のお手伝いはまったくしてくれないし、高額な手術費。

なので、なかなかレスキューやら、TNRもできないのが現実。

そしてそして、もっとひどい話は、この田舎の辺りでは、子猫や小犬が生まれると目があかないうちにゴミ袋にいれて川にすてるということ。
同僚のYさんも岩手の出身の方でこの話をすると、田舎では当たり前だそうです。

日本のアニマルレスキューには少しがっかりしたところも多かったですね。
どうすればよくなるのか。。どうしたら、私が働いてるシェルターのように、動物達を助けることができるのか。。

とにかく、Japan Cat Network (JCN)さんに必要なのは、”一時預かり”さんと”ボランティア”の方でしょう。
そうでもしないかぎり、助けたい命が多すぎて、スーザンさんのところだけでは無理。

もうすでに満室で、浪江町まで毎回車を出してくれるAさん宅にも30匹以上の猫たちが行ってる状態で、Aさんの宅拝見しましたが、とてもじゃないけど、きれいとはいえないし、わたしからしたら、Animal Hoarderの家です。 (Animal Hoarderとは、動物を飼いすぎて、世話ができないとてもひどい現状)

浪江町で今回も、スーザンさんたちは4匹の犬、3匹の猫をレスキューされましたが、私は反対でした。自分のシェルターに持ち帰っても場所はないし、ただただ、犬猫がストレスをあたえるだけでは?

そして、何匹かはまた、Aさん宅へ。。

かわいそうと言う気持は誰でも同じです。 かわいそうだけで、レスキューしてれば、いずれはすべてを失う羽目にもなるのです。
いまいてる猫や犬を、先に里親にだす、もしくは一時預かりさんをみつけるというほうが彼らのためでは?と思いました。


もし、みさなんの家、もしくはだれか一時預かりをしてもいいよっていうかた、もしくは、ボランティアしてもいいよという方、左にあるメッセージからわたくしに、連絡をいただければ光栄です。

少しでもJCNをアメリカからサポートしてあげるにはこれぐらいのことしかできませんが、よろしくお願いします。



私がみた、日本。。福島。。 残酷で冷たい。。とても切ない気持で福島を去りました。

アメリカの自分の家に帰ってきて、自分の犬と猫をおもいっきりだきしめて、涙が止まりませんでした。

わたしは、何があっても、この子達をおいてかない! 必ず一緒に連れて行く。 

日本は動物にたいして、本当に冷たい国だと定めて感じました。
いつか、日本から動物達を助けてあげたい。。




最後に、福島で見てきた写真の数々です。。 


JCN、猪苗代シェルター内。         


   





JCNは猪苗代にある、Dog Run Cafeをレンタルしてアニマルシェルターを経営してます。

これはCafe内のDog Run。 





散歩の後は犬たちは外につながれてます。 

とても、きれいな猪苗代町の山々  

まずは、シェルターにいる、犬たちの散歩へ。。     


秋の味覚?? クリがあちこちにおちてました。  


スーザンさんの部屋の猫たち。。   


 




JCNの犬のケンネル。。     

もちろん、冷暖房などありません。



 ボランティアさんたちえのメッセージ。


犬餌がねずみに食べられてました。。 

これは、私のシェルターではありえません。 ねずみはレプト菌をもってるので、とても危険です。
これらの餌もこのまま、放置です。。


さて、いざ浪江町へ。。  準備中   


いきなり、猫発見!    


元浪江町に住んでた、Aさん。。


JCNとわかるように、餌箱  


餌袋に少し穴をあけておいて、袋のまま置いておく。   




最低限のマスクで原発から身を守る。



残された犬たち。    


今回、この犬4匹をレスキュー。。   


   


車も家も、そのままの状態でおいてあり、みなさんすぐに戻ってこれると、日本政府を信じていたのでしょう。。




 

この猫を捕獲。。



 

もともと、野生なのか。。野生になってしまったのか。。人をみると逃げ出す猫だらけ。。



原発の数値?の機械??  

私にはこのナンバーが高いのか低いのか、危険なのか危険じゃないのか。。わかりません。。



アニマルレスキューのメモ書き。。  



うちの旦那さんもお手伝い。。 柱が倒れてて車が通れないので、たててあげてます。。 


  


たぬき。。 かれらもお腹がすいてるので、猫の餌をねらってます。。  





レスキューされた犬たちを散歩に。。 

綱でつながれたことのない犬たち。。逃げようと何度も何度も首輪から首をぬこうと必死。。



シェルターに帰る途中また、猫を発見。。 



最後におわかれ。。


いい家にもらわれますように。。








これより先は死骸の写真です。

















サルの死骸。。    ニンゲンのエゴで折の中で飼われてたと思われる小猿。 誰にも餌を1年半もらってなかったのか。。




今日もお付き合いありがとうございました。





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アニマルシェルター便り

2012年09月01日 | アニマルシェルターのこと
先日、地元のアニマルシェルターのイベントに参加をしてきました。

さすが、ワインカントリーというだけあって、場所はワイナリーで。。

たくさんの方が支援してくださって、本当にありがたいとおもいます。

まず、アニマルシェルターのディレクターからの挨拶で、なんと、このシェルターはNO-Kill Animal Shelterとして、10年目を迎えたんです!
No- Kill Shelterとは、処分を行わないシェルターのことです。 がよっぽどひどい病気や、行動問題がある場合は別です。

でも、このシェルターでは、年に10匹も安楽死を行わないとか。。
いままで働いていたところは、1日に10匹なんて当たり前。。

この努力はすごいものです。 とにかく、一時預かりのボランティアさんたちの努力もあるのでしょう。


アジリティーのコーナーでは、私の友達の犬たちがでてました。   



もちろん、アダプション可能ですよ~


かわいい小犬たちも参加!




ちゅ~してくれます。 \(^o^)/



ワイン飲みほうだいなのです!!  地元のワイナリーのブースもあり、私と主人は喜んで飲ませていただきました。
二人で気に入ったのはこの赤ワイン!  



私の大好きなワイナリー    




動物関係のワインもラベルもおもしろい。。     



そして、とっても素敵なカップル。。  

猫好きっていうのが、わかりますよね~~


写真とっていい? なんていうと気軽にとらせていただき、ついでに、”カフスも猫なんだよ”なんてみせてくれました。


  


かれらは、このシェルターにかなりの寄付金をだしてるようです。。



   盲目の犬。
このシェルターから、引き取られたそうです。 なかなか、こうして、障害を持った犬を引き取ってくれる方なんていませんものね。。
ほんと、ありがたいです。

もちろん、子猫ちゃんたちも!! 一時預かり募集!のコーナーです。     


猫アダプショントラックもあり!    もちろん、ちゃんと中は涼しいのです。


うさちゃんも。。 


あ、かわいい小犬。。 ほしいなぁ。。なんて。。  



天気も気候もいい私の地域。。夕食は外で。。    





毎年こうして、大きいイベントをして、寄付金集めをしていくのですね。。
オークションもあったり、たのしく過ごしました。


今日も読んでくれてありがとうございました。




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アニマルシェルター便り

2012年08月06日 | アニマルシェルターのこと


私が去っても、何も変らないシェルターなんですが、やはり気になるのは動物たちのこと。
同僚のYさんが働いてる日のみ、お手伝いをしにいこうと決めました。


    


たくさんの猫がいまだに、貰われずいますね。。子猫はすぐにもらわれるのですが。。 



ちょっと気にかけてた、小犬。。  

どうなったのか、怖くて聞けませんでした。。 でも、仕事をやめる最後の日に、処分するのであれば、私が一時預かりますと小犬の書類には書いておいたので、きっと、処分になってるとはおもわないのですが。。



怪我をして、シェルターに来ました。。 かなりひどい傷。。よくなってるといいんだけど。。


    

やんちゃな子猫たち。。アダプションのほうのケージがいっぱいで出せないので、まだ後ろの部屋で待ってます。




 あら、かわいい。。髭が。。どうしたの?  ってオフィサーに聞くと。。

なんと、この飼い主、逮捕されたんですけど、この子猫の横で爆竹をおいて、遊び半分なのか、殺す勢いだったのかはわかりませんが、近所の人の通報でオフィサーがいって、子猫を救出。 無事でよかった。。

まだまだ、たくさんの猫がシェルターに。。    

チョイデブ。。  

うさちゃんもいますよ~   

ギニーピッグもね!

ボールを投げてください??ってか。。  



今日もお付き合いありがとうございました。


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