クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

これが化粧品メーカーの本音?

2018年02月20日 | 安全な美容を選んでね
今日もインターネットニュースから、こんな記事を掲載します。

花王が決算絶好調でも「化粧品は独り負け」の理由

「中身はともかく、数字上は良い形で1年を過ごせた」。2017年12月期決算に対し花王の澤田道隆社長は満面の笑みだったが歯切れは悪かった。売上高1兆4894億円(前期比2.2%増)。営業利益2048億円(同10.4%増)で「日用品、化粧品会社で2000億円超えは初」の点は胸を張った。

だが、個別事業を見ると明暗がはっきりしている(表参照)。主要3事業のうち、紙おむつを展開する部門など2事業が好調なのに対し、ビューティケア事業が伸び悩んだ。原因は化粧品。全社の営業利益率が13.7%であるのに対し、化粧品は2.1%だった。

アジアでは好調だが、競合他社に比べるとインバウンド需要の波に乗れなかった。理由が「外国人が欲するブランド力が不足」し、「他社で好調な高価格帯が薄い」点にあることは社内外が認める。

花王はもともとサイエンスに基づいた良質の製品を「マス」へ広く売るビジネスで稼いできた。06年に買収し、現在子会社のカネボウ化粧品はエッジの効いた世界観でコアなファンをつかむ「ブランド力」に強みがあった。性格の異なる両社の化粧品事業が融合することで相乗効果を出すはずだった。

しかし、カネボウ化粧品で製品を使った消費者の肌に白班が生じる問題が発生するなどし、成果は期待通りには出ていなかった。

不振を受け、「子会社の枠組みで見ることを反省した」と澤田社長。今年1月、カネボウ化粧品と花王の化粧品ブランドの間にあった壁をなくし、花王が横一線でブランドを管理する体制に刷新した。「ブランド論に落とし込んで何に注力するかを考えた結果、花王とカネボウ化粧品で似たようなブランドはやめればいい」と澤田社長は言ってはばからない。

花王とカネボウ化粧品の販社も統合。業界内で「カネボウ化粧品に対する遠慮がある限り浮上できない」といわれてきた弱みを、本気で克服する態勢に出た。

● 競合3社は絶好調

化粧品業界では2位の花王が伸び悩むのに対し、1位の資生堂は17年12月期に創業来初の売上高1兆円の大台を超えた。それでも魚谷雅彦社長CEOは「世界で勝つにはまだまだ」と次元の違うコメント。3位のコーセーも18年3月期で過去最高の売上高3000億円を予想。4位のポーラ・オルビスホールディングスも17年12月期、過去最高の2443億円を売り上げ、いずれも絶好調だ。

花王が30年までに目指すのは「売上高2.5兆円、営業利益率17%」。「日用品メーカーで世界3位」になることだ。達成には、独り負け状態の化粧品で成長を果たすことが外せない。

澤田社長が自身の進退の「一つの区切り」とする20年まで残り約3年。それまでに弱点克服のためのテコ入れを自らに課した。

これを読んで、ただただ残念な発言だと思いました。

会長さんの「中身は別として」という意味は「化粧品部門と日用品部門の割合はともかく売り上げとしては良かった」と言う事なのでしょうが、私には「中身の質は別として」と言う意味にも取れてしまいます

だから「なぜ化粧品部門がダメなのか?」については気付いていないように思えてなりません

なぜなら、この会長は一言も「消費者のために」と言う言葉がなく、とにかく売上高や利益にだけに執着している事が見てとれるからです。

でも、その他のメーカーも同じように1位になりたい意味の中に製品の「質」にこだわっている事を感じることが出来ません(宣伝文句では良い様に言いますが)

これが大手化粧品メーカーの本音なのでしょうね

私はニッシン化研さんと開発を進めていく上において最もありがたいのはコストに制限を掛けられず本当に良いと思える原材料をタップリと配合できる事です(そのために宣伝費やディーラーさんを排除して、そのコストを中身に充てている)

もし、日本の大手化粧品メーカーの商品がお金が掛かるけど絶対的な安全性へとシフトすれば、自ずと数字は伸びるのでは?と思うのは私だけでしょうか。

でも利益優先型の経営方針が変わらない限り高コストの商品作りは難しいのかも知れませんね。


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