個人ブログの責任

2008-04-27 03:43:29 | Weblog
青山大学の准教授のブログが問題になっている。

ロックされる前にいくつかのエントリーを読んだけれど、確かに公では言えないような辛らつさで一杯だ。でもどの記事にも共通したスタンスがそういうものだと思えば、それも人間が感じる本音だなと納得する面は多かった。

ネットのブログ記事では多々「大きな声では言えないけれど、私は本音ではこう感じている」という記事に出くわす。

私は、建前の記事よりはこの本音で感じている部分に共感することは多い。

彼女の記事は、それを言ったらおしまい記事ではある。しかもどこまでも強者の論理。弱者に甘くない。身勝手な弱者という強者に怒りを感じているような問題だと、読んでけっこうすっきりする。
よくぞ言ってくれたと。そのせいで、お客さんも多かったのだろう。

光市の少年という弱者に対する援護射撃は、そんなスタンスの中で多少の違和感があったが、彼女なりの正義感のラインだったのだろう。

彼女の文章には病的なところがあるので、生活のストレスでゆがんでしまった人なのであって正常者ではなく、彼女のストレスを発散するブログにすぎないとスルーすることも普通ならできる。

ところが彼女はちゃんとした社会的地位を持っていて、それをブログで公開していたから許されないこととなった。

どこぞのおばか主婦がヒステリー症状を起こしつつ書いているわけではないからこそ、許されない。

社会的に影響を及ぼす力は、無名と有名では天と地なのだから。
しかも若い人を指導する立場。

ストレス発散型汚物排泄型ブログは、片隅でひそかなファンに支えられつつほそぼそ無名の人としてやるべきだった。

私ののブログが100のIPも記録されずにいることで許されている自由に感謝しないとならない。




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2 コメント

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香水の香りはどんなだろう (風のたより)
2008-04-28 09:53:56
読○新聞にも、小さいが取り上げられていた。9月21日のブログで光市母子殺害事件、1.5人の殺害とし
て死刑は不当との内容が主であった。
 彼女のブログ文章から漂う人柄は、火災現場で報道
人が報道するかたわらに映る意味不明のうす笑いを浮かべる野次馬のようである。
 取り上げる題材が違っていれば、仕置き人シリーズ的快感は持つ書き方ではある。シンパシイを感じているものを攻撃するものから守る思いは、選ぶ言葉の違いだけで同じスタンスだと思う。
 拉致事件と光母子殺人を選んだこと、そしてその発言が北朝鮮の意見、弁護側の意見と同じ傾向であったこと、彼女が有名大学の準教授であることがプログ炎上のもとだと思う。
 小説に泣いてもあれはフィクションとして生活実践をしないのが現実である。思想を生活化して生きようとすると三島由紀夫がその典型である。
 いいとこどりの自民党政治が本音のところ性にあっているのが日本人だと思うが、彼女は本当に日本脱出を願っているのだろうか。青い鳥がみつかりましたかと問いたいものだ。
 
 
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こんばんは♪ (クレ)
2008-04-29 23:32:05
いつもコメントありがとうございます。

>青い鳥がみつかりましたかと問いたいものだ。

ほんとうに。自分の甘さを棚に上げるのは人の常ですが、彼女の言葉には、自分の生活への不満が満ちていて、気の毒なほどです。せっかく持っている能力や得た立場に感謝する気持ちはかけらも見出せないですよね。

>いいとこどりの自民党政治が本音のところ性にあっているのが日本人だと思うが

庶民は自分の生活のことで精一杯ですものね。実際理屈はともかく、ガソリン安い方がいいに決まっていますから、自民党はどんどんだめですねえ。
変わりの党が民主っていうのが、日本の不幸ですねえ。

ゾンビみたいによみがえった利権政治家が存在する限り、自民党も単純には応援できないしで・・。



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