あるSEの業務日報

日報代わりの記録です。

4日からバタバタで・・・クライアントでパソコンが逝った。

2016-01-08 01:44:38 | 出来事

 月曜日の朝から、複数でトラブルに見舞われており、1件はまだ進行中なので終了したら伝えるとして、木曜日の朝突然電話があり、クライアントのパソコンが起動しなくなったと言ってきた。実は月曜日のクライアントと似ており、停電で起動できなくなったのと状況が似ていたが、電話で聞く限りどうも筋が悪い感じがしたのでクライアントが使っているのと同型のパソコンが手元にあったので、機械ごと持って行った。

 結論から言うと、マザーボードがだめになった。15年前の機械なので寿命を全うし、日中働き続けた結果だった。幸い全く同じパソコンがあるのでハードディスクを交換しただけで稼働できたが、問題なのは代替え機のほうが全体的にくたびれているので、それが逝くのもそう遠い話ではないだろう。ソフト自体が私が特注したものだが、現在ではもうだれも使っていないリレーショナルデータベースで書かれているので、OSも新しい物に乗せ換えるのは正直困難であり難しい問題だ。

 今週はいろいろ大変なのだ。折しもマーケットは大混乱している。日経平均は下がり続け、急速に円高が続いている。日本の問題ではなく外の問題が同時多発的に起きてしまい、これ1つが問題というわけではなく、大きく分けると、1.アメリカの景気、2.中国の景気、3.中東のいざこざ、4.北朝鮮の水素爆弾実験、だいたい4つに大きく分けられるが、一番みんなが頭を抱え込んだのが中国だ。これも上海株式と人民元が通貨を切り下げた問題となるが、一番大きかったのは人民元だ。これも問題が複雑であり根っこは中国政府が完全にマーケットを自由にしてしまえば最終的に決着するのだが、政府が管理下に置かれている以上、どうしても歪がたまってしまうので、小手先で解決しようとして市場を強制的に停止させたり、参加者が簡単に売れないようにしてしまったので、そのとばっちりが日本のマーケットがどんどん売られてしまっている。夏のチャイナショック第2幕が起きてしまった形だ。

 さらに問題をややこしくしたのが1月の日の合わせで、たいへん珍しいが日本のSQと米雇用統計が重なる日なのだ。木曜日はSQに備えて売りが一気に持ち込まれたのが安値引けの1つの要因だろうし、4日のアメリカシカゴ購買部景気指数が予想に反して悪化してしまい、しかもISMも悪かったのでダウが大きく下がった。先月のFOMCが利上げを踏み切ったが、足元の指標を見る限りむしろ利下げしなければならないような状況なで一斉に売られた。さらにサウジアラビアとイランの国交断絶がおきてしまった。以前であれば原油が暴騰する局面なのだが、原油はむしろ下がり続けており、本音はイランもサウジアラビアも原油をどんどん売って外貨を稼ぎたいのだが、完全に供給過剰になっているので本来は生産調整して値段を安定させる必要があるのだが、隣通しが喧嘩してしまったので調整する機会を失ってしまった。もちろん原油が安くなるのは日本にとってとても良いことだが、商品(コモディティ)相場にとっては原油の下落は大変な問題でり、なぜなら原油と金は同じような投機の対象として扱われている為、金の価値が急速に下がってしまうのと同じく、実質的に原油も下落は価値がさがるのと同じ意味を持っている。これらの悪材料が重なってマーケットは一斉に嫌気して、アメリカ、日本、ヨーロッパそれに中国と一斉に世界同時株安を引き起こしてしまった。そしてこの悪循環を既に地球を3週しており、これはたぶん金曜日の雇用統計が発表になるまで納まらないのではないかと思う。事の発端はアメリカの指標が予想に反して悪かったので、最も重要な指標の雇用統計も実は悪いのではないかと皆が連想したからだ。ただひとつ救いなのは水曜日に先行指標のADP雇用リポートが25万人と予想よりも良かった事。雇用統計の結果がよければマーケットは落ち着きを取り戻すはずだ。だが結果が悪いとなると、さらに世界中が安全な資産へ移し替えようとするはずで、そうならない事を願う。



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