夢中人

sura@cosmic_a

姿

2016年09月15日 | Weblog
佐藤優さんの「国家論」を読んでいる。
以前にも手に取って読んではみたものの、その時は、読み進めることが出来なかったが、今回は、所々を掴みながら、なんとか読み進めている。
国家論―日本社会をどう強化するか (NHKブックス)
佐藤 優
日本放送出版協会

読み進めていると、「本来の姿を失ってしまった人間を解放するための革命」という文章があった。
人間の本来の姿。。。?どんなのが人間の本来の姿なのだろう。
例えば、以前、テレビで見た、現代において文明社会とまったく関わりをもたない中南米に存在する「イゾラド」とかなのか?
最初、イゾラドの映像を見た時は、やらせなのか?とも思ったが、どうやら本当らしい。
以前は、彼らの存在確認はできていたが、接触することは無く、最近では、食料不足らしく、近隣の村付近にその姿を現しているとか。
現代において何故あのライフスタイルでいられるのか?どこの国や地域でも、元の元々はイゾラドのようなライフスタイルだったのかもしれないが、今は違う。
なぜイゾラドのライフスタイルは変わらないのか?ありえるのかそんなこと??と思ったけど、ありえるらしい。
ていうか、変化する必要がなかったのだろうなぁ。外界と接触する事がなかったというからかもしれないが、それにしてもって感じですよ。
人間本来の興味というか、「知りたい」という欲はなかったのでしょうか。
イゾラドだって自分達とは何か違う部族というか、人間がいるとはわかっていたと思うのですよね。そこをよくすり抜けてこれたなと感心の方が強い。
最近では、森林伐採によって住む所や食べ物が無くなってきているということで、近隣の村付近に表れて、食べ物をくれと言うだけで、物々交換の意識さえまだない様子だった。
また、村にお金をかけて宿泊施設をつくったのに、イゾラドが凶暴な事件を起こしてしまったがために、お客さんが来なくなって困っていると言っていた。
イゾラドを取材というか、カメラで撮るのに、小舟に乗って接触されていたのですが、その取材する人や着ている服、カメラなどにイゾラド達は興味を持っていました。
とくに子供と女性は興味がありそうな感じだった。それは自然の事だと思った。だから少し安心しました。
イゾラドが文明の中で生活している人と接触すると、感染するのか、一族がなくなってしまう事があるみたいですね。
「消えゆく部族」とか聞くとなにかこう、悲しい感じもしますが、いざ、文明社会とかかわりのない人々がいると聞くと驚きます。
イゾラドが、本来の人間の姿かといわれると。。。違うのではないかと思われます。
人間の本来の姿。どこにあるのだろう。
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