今読んでいる「新時代の公共投資へのシフト」というのを読んでいて思ったのは、行政と民間ってどんな関係なのかなぁと思った。
行政と民間の関係が、「親子」なのか「パートナー」なのかイマイチ掴めない。
ちょっと古いですが、2003年度のインフラストラクチャーについて、IMD(スイスのシンクタンク)の評価によれば、
世界ランキング評価では5位と高いものになっている。(対象49ヶ国中)
しかし、ビジネス効率性は80年代の1位から21位と転落し低迷しているのに比べると、
インフラストラクチャーの評価のみが突出していてバランスの悪いものになっているとありました。
これからすると、日本の公共事業って、フロー効果(短期的な有効需要の創出)が第一なのかな。
ストック効果(長期にわたって経済の活性化)も、もちろん考えられていると思うのだけど、でも、有効重要の創出というのが優先的な感じがするなぁ。
ていうか、高度経済成長の時期から90年代の後半までは、どんどんどんどんと資産をつくりあげていたんですね。
で、今、それらの資産をどう使うかという時期なのかな。そういえば国の払い下の資産なんて聞いたことがあるけど、
それって、お得感のあるものってことかな。そこから事業を始めてもいいんだ。
私が住んでいる市内に松浦鉄道というのがあるけど、これは、そういうことだろうなぁ。
日本で行われている公共事業の多くは、建設国債、地方公債の発行および財政投融資の活用によって行われてきた。
国債・地方債による公共事業
公共事業の整備に使われている建設国債や地方債は、公共事業がどんなに増えても、その時点では国民の税負担は直接上昇しない。
その結果、国民は、痛みを感じないまま公共事業拡大の利益を受けることができるという特徴がある。
このようにあまり重税感を伴わないので、財政錯覚を生じやすい。
公共事業は乗数効果があり、事業をどんどん行えば、それだけ経済が活性化すると単純に考えられがちであるが、
借金として借りた国債、地方債は着実に返して行かなければならないものである。
公債は、公共投資を進めるうえで国や地方自治体にとって便利な手段である。
公債の特徴は、国などが数十年にわたって国民から借りる形をとって財政の中から毎年返却していくもので、
必ず返していかなければならないお金である。
近年、日本の財政赤字は急速に拡大している。
これは、90年代後半に公共投資の追加的投資によって経済を浮上させようという動きが財政の非効率性を無視して連続して
行われてきたからである。
国の借金をみると、96年当時で400兆であったのが、97年(平成9)以降、国債と地方債を合わせると、
2004年の時点で約720兆円になる。
いかに1990年代後半、不況脱出のための建設国債と特例国債を大量に発行してきたかがわかる。
財政投融資資金特別会計
財政投融資は、我々の郵便貯金と年金の積立金で、旧大蔵省の資金運用部に預けられ、道路公団や都市基盤整備公団、住宅金融公庫などの
特殊法人に貸し出されたり、公債や地方債などの引受けに使われてきた。
この財政投融資で運用されてきたお金は、高度成長期には右肩上がりの経済を反映して拡大を続け、第二の予算とも呼ばれてきた。
しかし、近年では財政投融資が貸し込んできた特殊法人の経営が非常に悪化し、これらのお金が返ってこなくなる心配がでてきている。
これらの資金は、適切に運用されて利子をつけて国民に対してきちんと返済される必要があるものである。
毎年数十兆円のお金が自動的に流れ込んでくる資金運用部は、外部からチェックしにくく、際限なく公共事業に注ぎ込まれてきたことは否定できない。
このため2001年には省庁改編に伴って財政投融資の改革が行われた。この改革の特徴は、郵便貯金と年金積立金が自動的に流れ込んでいた
旧大蔵省の資金運用部が廃止されたことである。
こうした資金運用部資金の廃止は、特殊法人にとってその資金源を失うことになるが、実質的には財政投融資資金特別会計に管轄変えが行われている。
旧大蔵省からその役目を引き継いだ財務省では、財投債と呼ばれる新た国債を発行しているのが実態である。
これによって、基本的には改革後も特殊法人はその資金の大半を郵便貯金や年金積立金に依存する体質となっている。これによっていまだに30兆近い資金が集められている。
こうした財政投融資の改革の流れの中で、本来、特殊法人は自ら債権を発行して市場で資金を調達する必要があるが、財投機関債を発行しているのは約20機関にすぎず、調達額の総額1兆円程度である。
大半の特殊法人は、巨額の借金を抱えており、返済能力が疑問視されてきた。
そういえばですよ、南米の妻でしたっけ。青森の人がそうとう貢いだ事件。あれって特殊法人だったんですね。
先日テレビを見ていたら彼女が出ていて、事件のことを振り返っていたんですよ。
なんか悠々としてテレビにでていたけど、そうとうな事件ですよ。十数億円でしたっけ?
あのお金は、すでに使い果たしてしまっていると言っていた。。。
あのお金は、日本で試行錯誤をしながらこれからのために使っていくはずだったお金。あのお金を支払っていくのは誰なのか。。。。
日本は今すでに大変な借金を抱えているというのに、その借金に足されるのかな。だとすると、あの分のお金を払っていくのは日本国民?
あのお金で、どんな事が出来て、どんな効果があったんだろう。あの彼女の映像をなにげなしに見られるのは、財政錯覚に近い状態なのかもしれない。
行政と民間の関係が、「親子」なのか「パートナー」なのかイマイチ掴めない。
ちょっと古いですが、2003年度のインフラストラクチャーについて、IMD(スイスのシンクタンク)の評価によれば、
世界ランキング評価では5位と高いものになっている。(対象49ヶ国中)
しかし、ビジネス効率性は80年代の1位から21位と転落し低迷しているのに比べると、
インフラストラクチャーの評価のみが突出していてバランスの悪いものになっているとありました。
これからすると、日本の公共事業って、フロー効果(短期的な有効需要の創出)が第一なのかな。
ストック効果(長期にわたって経済の活性化)も、もちろん考えられていると思うのだけど、でも、有効重要の創出というのが優先的な感じがするなぁ。
ていうか、高度経済成長の時期から90年代の後半までは、どんどんどんどんと資産をつくりあげていたんですね。
で、今、それらの資産をどう使うかという時期なのかな。そういえば国の払い下の資産なんて聞いたことがあるけど、
それって、お得感のあるものってことかな。そこから事業を始めてもいいんだ。
私が住んでいる市内に松浦鉄道というのがあるけど、これは、そういうことだろうなぁ。
日本で行われている公共事業の多くは、建設国債、地方公債の発行および財政投融資の活用によって行われてきた。
国債・地方債による公共事業
公共事業の整備に使われている建設国債や地方債は、公共事業がどんなに増えても、その時点では国民の税負担は直接上昇しない。
その結果、国民は、痛みを感じないまま公共事業拡大の利益を受けることができるという特徴がある。
このようにあまり重税感を伴わないので、財政錯覚を生じやすい。
公共事業は乗数効果があり、事業をどんどん行えば、それだけ経済が活性化すると単純に考えられがちであるが、
借金として借りた国債、地方債は着実に返して行かなければならないものである。
公債は、公共投資を進めるうえで国や地方自治体にとって便利な手段である。
公債の特徴は、国などが数十年にわたって国民から借りる形をとって財政の中から毎年返却していくもので、
必ず返していかなければならないお金である。
近年、日本の財政赤字は急速に拡大している。
これは、90年代後半に公共投資の追加的投資によって経済を浮上させようという動きが財政の非効率性を無視して連続して
行われてきたからである。
国の借金をみると、96年当時で400兆であったのが、97年(平成9)以降、国債と地方債を合わせると、
2004年の時点で約720兆円になる。
いかに1990年代後半、不況脱出のための建設国債と特例国債を大量に発行してきたかがわかる。
財政投融資資金特別会計
財政投融資は、我々の郵便貯金と年金の積立金で、旧大蔵省の資金運用部に預けられ、道路公団や都市基盤整備公団、住宅金融公庫などの
特殊法人に貸し出されたり、公債や地方債などの引受けに使われてきた。
この財政投融資で運用されてきたお金は、高度成長期には右肩上がりの経済を反映して拡大を続け、第二の予算とも呼ばれてきた。
しかし、近年では財政投融資が貸し込んできた特殊法人の経営が非常に悪化し、これらのお金が返ってこなくなる心配がでてきている。
これらの資金は、適切に運用されて利子をつけて国民に対してきちんと返済される必要があるものである。
毎年数十兆円のお金が自動的に流れ込んでくる資金運用部は、外部からチェックしにくく、際限なく公共事業に注ぎ込まれてきたことは否定できない。
このため2001年には省庁改編に伴って財政投融資の改革が行われた。この改革の特徴は、郵便貯金と年金積立金が自動的に流れ込んでいた
旧大蔵省の資金運用部が廃止されたことである。
こうした資金運用部資金の廃止は、特殊法人にとってその資金源を失うことになるが、実質的には財政投融資資金特別会計に管轄変えが行われている。
旧大蔵省からその役目を引き継いだ財務省では、財投債と呼ばれる新た国債を発行しているのが実態である。
これによって、基本的には改革後も特殊法人はその資金の大半を郵便貯金や年金積立金に依存する体質となっている。これによっていまだに30兆近い資金が集められている。
こうした財政投融資の改革の流れの中で、本来、特殊法人は自ら債権を発行して市場で資金を調達する必要があるが、財投機関債を発行しているのは約20機関にすぎず、調達額の総額1兆円程度である。
大半の特殊法人は、巨額の借金を抱えており、返済能力が疑問視されてきた。
そういえばですよ、南米の妻でしたっけ。青森の人がそうとう貢いだ事件。あれって特殊法人だったんですね。
先日テレビを見ていたら彼女が出ていて、事件のことを振り返っていたんですよ。
なんか悠々としてテレビにでていたけど、そうとうな事件ですよ。十数億円でしたっけ?
あのお金は、すでに使い果たしてしまっていると言っていた。。。
あのお金は、日本で試行錯誤をしながらこれからのために使っていくはずだったお金。あのお金を支払っていくのは誰なのか。。。。
日本は今すでに大変な借金を抱えているというのに、その借金に足されるのかな。だとすると、あの分のお金を払っていくのは日本国民?
あのお金で、どんな事が出来て、どんな効果があったんだろう。あの彼女の映像をなにげなしに見られるのは、財政錯覚に近い状態なのかもしれない。
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