夢中人

sura@cosmic_a

アスクレピオスの杖

2009年06月20日 | Weblog
最近、医者不足の事が言われていますね。救急車で病院をたらい回しにされたなんてニュースを聞きます。
あのニュースの場合、「医者不足」じゃないですよね。救急隊員が連絡した病院には、お医者さんはいたんですよね。
お医者さんはいたのに受け入れてくれなかった。。。そこが問題?
それとも、当直医の人数が少ないということかなぁ。

私は以前、看護師として働いていたので(随分前ですが)ちょっとは状況がわかります。
たしか、その地区で、何曜日はこの病院が2次救急外来と決まっていて、その日は、お医者さん、看護師さんはもちろん、
検査の方、レントゲン技師さんも当直をやっていました。
その日は、救急車からの要請は断れないと言っていたような気がする。
でも、その病院で対応できないような患者さんは、一次救急だったかな?三次救急だったかな?とにかく、夜でも救急体制がしっかりしているところ(その時は大学病院でした)へ搬送されていたと思います。
それはどうやって判断するかというと、救急隊員の方が患者さんの症状をみて判断したり、また、電話で症状を聞いてお医者さんが判断したり、直接二次救急に来てお医者さんが診て判断したりだったと思います。

ちょうどその頃、医療に関していろいろ言われていたと思う。
まず、看護師の数が少ないと大々的にいわれていた。「3k」なんていわれていて、あの頃は「そうなんだ」と思っていたけど、
転職してみて、「そんな楽な仕事もないんじゃん」と思いました。
ちなみにあの頃、転職することを「とらば-ゆ」と言っていたなぁ。。。思いだしました。
「とらば-ゆ」は就職情報誌の名前だったと思う。
そしてもう一冊あったんですよ。。。えっと~なんだったっけ。とにかくそれらは、たぶん2週間おきに発売されていたと思います。
私も、それらの雑誌を買っていた時期があるんです。なんか見ているだけでも楽しかったと思います。
いい感じだなと思った仕事は、発売日の朝に連絡しないと、もうすでに決まっている様子でした。
。。。随分と話がそれましたが、そんな時代背景の中ですよ、看護師は少なかった。でも、お医者さんは多かったんですよね。
あの頃、医者が多いなんて騒いでいたっけ?たぶん騒いでいなかったと思う。
でも私はお医者さんが多いと知っていたんですよ。それはなぜかというと、お医者さん本人が言っていたんです。
特に、大学病院には、いっぱいいるって。お医者さんの数に対して看護師さんの数が少ないとも言っていたんじゃないかな。
へ~そうなんだと思って、そして今。なんと今はお医者さんの数が少ないとか。
あの頃新人のお医者さん達はどこに行っちゃったの?現役であれば今頃ベテランのお医者さんじゃないですか。
辞めたのかな?でもさぁ、そんな簡単にお医者さんという職業を辞める?どうなんだろか。

以前はお医者さんの数が多くて、それを減らして、そして今、お医者さんの数が少ないから増やそうなんて、
なんかそれって、また同じことの繰り返しになりそうじゃない?なんか単純すぎるような気もするけど。
でも、小児科のお医者さんは少ないと言ってるねぇ。長時間勤務や連続勤務も多いとか。
お医者さんも人間だからお休みはしなきゃですよね。。。

今からお医者さんになろうと思っている人ってどんな感じの人なんだろう。
なぜお医者さんになろうと思うんだろう。
そういえば、WHOの旗に画かれている「アスクレピオスの杖」は医療・医術の象徴だったよな。
そうだ、アスクレピオスの杖を目の前にして、なぜ医者の道を歩もうと思ったのか語って欲しい。
アスクレピオスの杖に言うのだから、それは真実しか言えないはずだよね。
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2 コメント

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Unknown (で、あなたは)
2009-06-22 00:19:58
現役であれば今頃ベテランの看護師さんじゃないですか。
辞めたのかな?でもさぁ、そんな簡単に看護師さんという職業を辞める?どうなんだろか。
是非アスクレピオスの杖を目の前にして、なぜ看護の道を歩もうと思ったのか語って欲しいですね。
返信する
お名前がありませんが。。。 (suar)
2009-06-22 23:21:08
コメントありがとうございます。

看護の道を歩んでいたのは、随分と前のことなんですよ。現在は別の職業に就いています。
だから、あの時の気持ちをあの頃のまま言えるかどうかはわかりません。
だけど、この記事を読んでいただき(つたない文章なのにありがとうございます)
折角コメントをいただいているので一言だけ語らせていただきます。
きっとあの頃、その職業を選ぶのが「自分らしい」と思っていたんだと思います。
でも、この答えは看護の道を歩んでいた時期も含め、その後から今までのいろいろな事を
含めての今現在の自分があの頃を思い出しての答えなので、
純粋なあの時の気持ちかどうかはわかりません。
返信する

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