夢中人

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筋湯温泉

2010年10月13日 | Weblog
大分県といえば温泉。今回は、筋湯温泉に行ってきました。
この筋湯温泉は、すごく長い歴史のある温泉場のようで、あるカタログには、千年以上の歴史があると書かれてあったり、
旅館の説明書によると「筋湯温泉の開基は、慶長14年(1609年)とも万治元年(1658年)とも言われているが、
ともあれ貞享2年(1684年)日田の代官から、安永7年(1728年)から入湯一人に付十二銅取立て御免となっているようだから、
300年前から入浴客の集まってくる名の知れた山の温泉場であったことは間違いない。
昔、本陣という旅館があったから、代官が時々来て泊まっていたこともわかる」ともありました。
また、筋湯温泉という名前の由来は、「街の中心に大湯といって共同浴場がある。大量の湯を高い所から数条の滝にして落とし、
浴槽に満たしてある。それで白滝温泉ともいう。この湯滝を「うたせ」といい、落下する湯で肩や腰などを叩かせる、
いわば「温泉マッサージ」で筋湯の名物になっている。筋肉の病に良く効くから「筋湯」というのである。
昭和の初め頃、まだ久大線の全通していない時、天ヶ瀬温泉には旅館が二軒、宝泉寺温泉には一軒であったが、筋湯温泉には十軒余りあった」
とありました。

宿泊先の宿は、観光案内所でいろいろ聞いて決めたんですけど、筋湯温泉は歴史のある湯治場のせいか、築年数が長い旅館がほとんどみたいなんですよ。
でも、ほとんどの旅館がリフォームをして、そして、お風呂も作りかえてるということでした。
私が宿泊した旅館も、昭和46年築の建物のようで、廊下とかはそんな雰囲気があったり、お部屋も元々のつくりがなんて言うんですか、
川端康成が宿泊して小説を書いたような感じがありました。以前、ちょっと写真を見たことがあるんですけど、そんな感じだった。
そして、肝心のお風呂ですが、すごくよかったです。パンフレットの写真を見ていると、他の旅館のお風呂もよさそうな感じです。
旅館の女将さんとお話したら、今の流行風に作りかえたんですと言われていました。

以前、ちょっと話を聞いたのを思い出したんですけど、そういう旅館などは、本当は建物を建て直したほうがもちろんいいんだけれど、
それだとすごいお金がかかるので、リフォームしてやっているんだよって。
私が行ったのは、平日だったんですけど、静かな感じでした。人気の温泉地だったら、平日でも今の時期(もうちょっとしてかな)だったら
人はまばらにいる感じなんだろうけどそうじゃなかった。
筋湯温泉って穴場っぽい感じもするなぁ。食事はヘルシーな感じでおいしかったし、お湯はもちろんいいし、あと、天然のサウナありました。
あれなんだろう?サウナの床から水蒸気が出ているということかな?床の下からポコポコ音がして、辺りを見渡すと霧がかかっている感じなんですよ。
最初はそんなに暑さは感じないんですけど、だんだん暑くなってくるんです。その暑くなる感じが人工のサウナとは違う感じを受けました。
なんていうんですか。。。まろやかに暑くなっていく感じでしょうか。好きかも、あのサウナ。
あと、打たせ湯もあったんですけど、スイッチを入れることによって打たせ湯になるんですよ。打たせ湯してる時はいいんですけど、
打たせ湯って、バシャバシャと音がじゃまだなと思う時がありません?風情なある感じのお風呂なんですよ。
静かにゆっくりと浸かっているのが似合う雰囲気。川のせせらぎや、野鳥の鳴き声が聞こえてくるお風呂なんです。
打たせ湯しない時は、スイッチを切って、静かにゆっくりと浸かるんです。

夜は寒くて暖房をつけたんですけど、その暖房なんですけど、温泉の熱を利用してると言われてました。
なんか、筋湯温泉って温泉力が高そうだなぁ。ていうか、筋湯温泉が温泉の力を上手く使っているのか。
なんてったって、湯治場としての歴史が千年以上あるっていうし、その土地の恵みを上手く使ってきたんでしょうね。
しかし、千年以上って、その頃の形跡がなんか残っているってことかな。興味あるなぁ。あの土地にある昔話とかありそう。
筋湯温泉は、いったいどんな千年を過ごしてきたんだろう。


宿から5~10分くらいのところに、小松地獄というのがありました。遊歩道も整備してあって、散策するにはいい感じでした。
地獄の入り口のところに、地獄の温泉が湧いてあって、そこにカゴがあったんですよ。なんでそんなのがあるのかなと思ったら、
そこに生卵を入れてから地獄めぐりをして、そこに戻ってきたころには、いい感じの温泉卵ができているというワケみたいです。
この写真、地獄って感じがする。。。

千年以上も湯治場としての歴史がある筋湯温泉。温泉の効能も高そうな感じだったなぁ。なんといっても温泉に浸かったあと、ぐっすりと眠れました。
またあの風情のあるお風呂に入りに行かなきゃ。
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