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将来の地域医療を支えてくれる後継者を養成するために、我々も医学生の臨床実習の指導に全面的に協力している。本音を言えば、将来の専攻科が産婦人科であってくれたら一番うれしいけれど、まあ別に産婦人科志望でなくてもいいから、できることであれば、卒業後に県内に残ってくれると非常にありがたいと思いながらいつも医学生達と接している。出身高校を聞いて、地元の高校の卒業生だとわかると、ついつい指導にも熱が入ってしまう。そういうわけで、医学部入試の「地域枠」拡大に、私は諸手を挙げて賛成する立場だ。できれば枠をもっと広げてほしいと思っている。
****** 朝日新聞、2006年04月28日l
信州大医学部入試、県内推薦枠倍増の10人
信州大医学部は4月25日、長野県内の高校卒業予定者限定の推薦入試の募集人員を、07年度から現在の5人から10人に増員することを明らかにした。これに伴い、一般入試前期日程の募集人員を45人から40人に減員するという。 へき地での医療態勢の確保が課題となっている中、将来、県内に定着して地域医療を担う医師の確保強化が狙い。県内推薦入試枠は05年度から全国に先がけて実施し、05年度は県内11校から22人、06年度は県内13校から29人が受験しており、受験者数が伸びていることが背景にあった。 (以下略) (朝日新聞から引用) |