komezouの写真と自転車生活

ライフワークの風景写真と趣味の自転車について

200806いざ王滝へ・・・その5

2008-06-04 23:54:33 | MTB
まるで壁である。


あっけに取られる間もなく気合も萎えそうになるも踏み込むが前方に押しの方がいらっしゃり、停車を余儀なくされ足を着いた途端に両足が攣ってしまった~。

MOOTSの方はトイレタイム?のようで離脱。

もう上りはだめだと思いつつも足をさすり歩いて上りだす。


この辺りで100km組のトップに抜かれる。

快調に壁を上って行く。

次元の違いを感じながら、押し歩き。


程なく、MOOTSが上ってくる。
スピード的には押している私と殆ど変わらないが、彼は頑張っている。

「凄い!」
傾斜が緩くなった辺りで何とか乗る決心をして、漕ぎ始めるとMOOTSが力果てて停車。

まだまだ坂は続く、まるで無限坂のようだ!

また下りが始まる直前のドロドロ状態の狭い場所で、足が言う事を聞かず乗車状態で立ち往生。

狭いので斜面に避けると、何人かに抜かれ、ambassador_spockさんとMOOTSにも抜かれる。


100km:90km地点を通過、暫く走ると42km:40km地点の表示が目に入る。


あと2km?でもゴールは同じだよな~?実は49kmもあったのだ。

下りでMOOTSに追い付き、会話しながら暫くランデブー。
前を下るGaap発見、2台でambassador_spockさんを抜いて行く。

『Gaapで走っている方いるんですね~?』

「知り合いなんですよ~」

『凄い人なんですね~」
・・・のような会話が発生。

やはりGaapは目立つようです。(笑)




下ったらまた上り・・・距離の感覚が全く麻痺している。

図面に載らない上りのようだ。

また足が攣る、MOOTSに先に行って貰い、何とか降りずに上り切った。

多分最後の下りだろう!(そうでした)
もうガンガン行くしかないと判断し、アウタートップで漕ぎまくる。

ショップで借りたMTBテクニックにあったように、外足荷重でガンガン!

不思議と漕ぎまくると足が落ち着いて来た。

ここで本日の最高速57.8km/hを記録。

かなりの勇気を振り絞って下る。

この間抜かれたバイクは1台も無し、何台抜いたであろうか?は不明。


ちょっと気分的に切れていたのかも知れませんが、後で思うと飛ばし過ぎだったかな~?


ふと表示らしき看板を発見。
『減速!』の文字が・・・ゴールだ~!


時間なんてどうでも良い!
ゴールを潜って放送で名前を呼ばれたまでは確認しているが、後はどうなったのか?

計測チップを取る為に停車して、痛みと共に我に返る。

両足を下ろした瞬間に攣ってしまった。(笑)

皆の前で倒れる訳に行かず。

CW-X関係者に記念写真を撮影して貰う。

(この写真はCW-X着用者対象で、後でHPに掲載してくれるらしい)

この時、足はブルブルもので何とか立っていられる状況。

『komezouさん~』

・・・どこからか?けいたさんの声が聞こえる。

前を探すと右横にけいたさんが・・・写真を撮って頂く。


June_yさんとお出迎えに来てくれた奥様を発見。

激坂だろうと思われる坂を公園から3~4km近く上ったのでは?

トータルで30km以上走られて、来年はJune_yさんの奥様も20kmへ参戦でしょうかね?(笑)



jekyllさんの状況を皆に伝え、暫く待つ事に。

jekyllさんの携帯に電話してみると、圏外ではなく呼び出し音が。。。


12時00分まで待って戻ろうと言う事にして、jekyllさんを魚にしながら盛り上がっていると、11時58前後でambassador_spockさんがパンダーニ・ジャージをドロドロにしながら『フォークが逝っちゃった~!』と言いながらゴールして来ました。

12時00分jekyllさんを待たずに、松原スポーツ公園へ移動開始。


後は舗装路を下るだけ、下って行くと王滝の街並みが見えてくる。


松原スポーツ公園へ移動しながら、背中の携帯が鳴った。
携帯を出すのが遅れて、切れてしまう。

jekyllさんからだ!
 掛け直すが留守電。


取りあえず公園へ戻り洗車開始。

先に洗車しに行っていたJune_yさん御夫妻の横に陣取り、ドロドロのFSRを側溝に突っ込んで洗車。

そこそこ洗い車まで戻る。

行き違いでJekyllさんが無事戻って来られたようです。

けいたさんの洗浄機を借りて、水を汲みに行くとjekyllさん夫妻が洗車している。

水を頂き、ちょっと話して車に戻り細部洗浄。



June_yさんは、奥様の体調不良もあり先に王滝を離脱されるとの事。

一時解散し、残りの4人で遅い昼食に向かう。


ここで私が失態を。。。(伝説とはレベルが違いますよ、jekyllさん)
メニューに天ざるとあったのですが、大ざると勘違い。。。(疲れから?(笑))

最後の最後でやっちゃった~・・・大喜びはjekyllさん。(笑)


もちろん3人は大ざるでしたよ!


それも大ざるは2枚ではなく3枚でした。
美味しかった~!




さて、伝説はいくつ出来たのでしょうか?ね~!!



仲間と走れて大変楽しかったです。

スタート後も暫くランデブー出来たし、レース中もjekyllさんとは何度か会えたし、仲間とイベント参加する楽しみを満喫出来ました。


そうそうもう一つ失態がありました。


完全にタイムを確認するのを忘れておりました。(確認は公式発表後です)
けいたさんに撮影して貰った写真が11時50分だったので、4時間50分前後でのゴールになるかと思います。

49kmと言う事を考えると妥当かも知れませんが、9月の100kmまでにかなり走りこまないと完走すら狙えないかも知れません。



しかし、June_yさん、jekyllさんの奥様方は素晴らしいですね~。

旦那の遊びに文句言わず付き合ってくれて、羨ましい限りです。(笑)



旦那様をお貸し頂いた御二方の奥様に、この場を借りてお礼申し上げます。

また旦那様を貸して下さいませ!(笑)



ってこれで終わった訳ではありません。
まだ帰路があります。(笑)

200806いざ王滝へ・・・その4

2008-06-04 23:42:17 | MTB
下り始まった第2標高地点を過ぎた27km地点辺り、時間は写真のタイムスタンプから換算し9時30分位でした。

霊験新たかな御嶽山の写真を撮り終え、カメラを締まった直後の出来事。

衝撃の出会いまであと1行!(笑)


何と前方から見慣れた顔の方が歩いて来るではないですか~?

もしや幻?

頬を抓ってみようと思いましたが、下りで手が離せず。(笑)

いや~ビックリ!何とjekyllさんではないですか~!(笑)

ワンウェイのレース中、まさか対面で顔を合わせるとは?

何かやったかな~?


あっ~と思って「どうしたんですか~」とスレ違い様に聞く。
(笑い事では無さそうだ~)



『携帯落としちゃったんですよ~!』



パンクの危険性もあるので結構下を気にしながら走って下るのですが、走って来たライン上には無かった気がしましたので

「見なかったけどな~?」


『皆の情報が入っているから、探さないと・・・』

jekyllさんの責任感のある素敵な所を垣間見た気がしました。(笑)



「探しましょうか?」

『先に行って下さい』



jekyllさんはそう言いながら坂を上っています。

後ろ髪を引かれながら、下り始める。

(後で思えば、話題作りに写真を撮っておくべきだったのかも知れませんが、その時のjekyllさんの真剣さは凄かったです)



下った所に橋があり広くなっているので、チョット停車して待ってみる。
jekyllさんとの衝撃的な出会いからモノの2~3分の出来事.

FSRの写真を撮りながら、2~3分位立っただろうか戻って来る気配がない。。。
何人かに確認して見るが上っていたと言う情報だけ!



仕方なくCPでお願いしてみようとCPまで移動開始。

途中の下りは御嶽山と青空のコラボで素晴らしい光景!

jekyllさんには悪いと思いながらもシャッターチャンス!でした。

CP到着は直ぐの9時55分位。

スタッフに仲間が携帯を落として歩いて捜索している事を告げる。



『最後を走って来る回収車が、間隔開けて開けて何台かでかなり小さなゴミまで拾って来るから、コース上に落ちていれば、持ち帰る筈だよ~!』


「そうですか、何処に聞けば確認出来ますか~」


『最終的に公園に戻って来るので100kmのゴール後に公園に来て貰えれば判るよ!』


ともう1人が

『猿に拾われてなければ、だけどな~(笑)』


(笑い事ではない、jekyllさんは真剣だったから・・・と思いながらも,、ゴール後この話題で盛り上がってしまいました。jekyllさんごめんなさい。)


「じゃあ、お願いします」

と話しているとambassador_spockさんが、倒れる様にCP到着!(9:58)


ボトルの水を交換し、キャメルバッグの水を確認、キャメルバッグは半分以上残っていたが、1.5リットル分まで一応補充する。

ambassador_spockさんとちょっと話し、スタート!

長めのしっかりした橋を通過する、袂に何人かスタッフであろうか?
『頑張れー!』の応援。

その先は上りでしたが応援されては、ヘタレている場合ではない!

多分その先は必死の形相で上っていたのだろう!



後ろを振り返ると・・・おおっ!(一番下の写真です)

今度は見事な景色です。

谷に流れる川に掛かった橋の向こうに、御嶽山が青空と雲を従えた壮大な景色。

こんな景色を見られるのは走った人の特権ですかね~!(笑)



今頃jekyllさんどうしているのかな~?
・・・なんて考えながら追い付いて来るのを願っている自分がおりました。

(追い付かれたら、jekyllさんと同じペースで走れないのにね~?)



かなりガレて来た道を上ったり下ったり、奈落の底に落ちてしまいそうな欠落した道もあったりとセルフディスカバリーアドベンチャーの名に相応しい道である。(笑)


辛くても、駄目でも、自分の力で戻らないといけない競技ですから。


明るい場所から崖崩れ防御の遂道へ進入すると、いきなり暗くなりぬかるんでいて走り辛かったりかなり神経を使います。

私の前を走られていた方が、泥濘にハンドルを取られてあわや転倒と言う状況になったり、周りでもハプニング続出。

私も両足の攣りを抱えながら満身創痍で、走り続ける。



途中からMOOTSに乗った方に追い付いた、その後暫くはランデブー走行で快調に下る。

CPから暫く走り一気に下った最後の上り?。。。これが曲者だった。



・・・続く

200806いざ王滝へ・・・その3

2008-06-04 23:16:00 | MTB
さてレース当日。

朝は3時に目覚ましをセットしましたが、準備万端の為ノンビリ3時20分に起床。

ガサゴソと車内で着替えて、毛布をまとめ寝床を撤去し帰りの準備。

寒い朝です。 

昨日は御嶽は雪だったそうで
けいたさんが起きて来てコンロに着火したので、種火を頂きお湯を沸かす。

4時に朝食完了。

そそくさと顔洗い+歯磨き+トイレへ・・・昨年はトイレットペーパーが不足していた為(昨日の夜もそうでした)、トイレットペーパーは持参しました。

5人位の待ちで済んでホッとし、顔を洗っていると長蛇の列が出来始める。

早目に来て良かった~って感じでした。

車に戻るとけいたさんが朝食終了。

トイレ状況を説明し、トイレットペーパーを持って行くように指示。

北の方角を見ると、御嶽山に光が射して輝いておりました。

写真を撮り終えて、準備開始。
ウェアを着用する前に、ウォームアップクリームでマッサージ。
 


朝は寒く昼は暑くなりそうなのですが、ちょっと心配なので2XUのアンダー(冬用?)を着用し対応。

これなら汗を掻いても外部に発汗してくれるので良さそうです。
レーパンを履き、エコサイジャージを着用。

そして昨日購入したCW-Xロングタイツをレーパンの上から履いて準備完了。

そして、ヘルメットのライトを点灯チェックしていると、June_yさんが奥様と到着。

何と奥様は滝越地区まで11kmをお見送りに来てくれるとの事、往復22kmですよ~!

そうこうしている間に時間が迫って来ますが、jekyllさんは現れず。


もしかして?道を間違えたのでは?と皆の顔が心配そうに見えました。

時間ギリギリでjekyllさん、笑顔で登場。

トイレ渋滞から戻った、けいたさんの準備が終わると、さあ出発です。
 

6時の100kmのスタート前に出ないと足止めを喰らうので、氷が瀬までは一生懸命漕ぎました。


途中早速、パンクされていた方がいらっしゃいました。
(これが後で一緒に走って頂いた、MOOTSに乗る千葉の方でした)

いきなりのアップダウンは、予想以上に時間が掛かり11kmを45分位掛かったでしょうか?

途中の自然湖では景色を堪能し、皆でワイワイ移動です。
 

スタート位置へ到着。
順番的には真ん中位だったのでしょうか?

先にトイレへ行きましたが、大は大渋滞。

June_yさんは渋滞に飲み込まれたまま、ギリギリまで戻られませんでした。

戻って来る時に、先頭にいるであろうエコサイ仲間で尊敬する名古屋の「いまいんさん」を探したのですが見つからず(彼はブログにこの10年レースでインナーを使った事がなかったのに今回使ってしまったと書かれていましたが、凄い方です)。

ご対面はゴール後までお預けとなってしまいました。

スタートの合図と共に動き出す42km組トレイン、三浦貯水池方面へ向けて王滝川沿いを大移動。


その間に抜きつ抜かれつ・・・殆どが舗装路だった気がします。
かなり抜かれて、後方へ移動していたと思います。

真っ暗なトンネルを抜けた所で、けいたさんが予定通り停車中。

多分ここでしかけいたさんを思いっ切り抜けないだろうと思って、声を掛けながら抜く。

その先で山登りのダートが開始されると、案の定けいたさんに抜き返される。(笑)

若者には挑戦しないので後からノンビリ亀走法。

右膝に気をつけながら無理せず焦らずに。。。

10km地点通過時にメーターで確認すると、9.78km。

まあほぼ合っているので、ひと安心。


それにしても、上りは辛い。。。

何で上っているのか?
悩む所もあるが、下りの爽快さは苦労のし甲斐があるというものだ。

苦労して約1時間ふと前方に御嶽山が顔を出す。

写真を撮る為に停車すると、GTのハードテールに乗られた方から『エコサイジャージですね~!ブログ書いているkomezouさんですか?読んでますよ~』いや~ビックリ。

「ありがとうございます」と言う間もなく、GT乗りの方は『頑張りましょう!』と言いつつスタートされて行きました。

GTさん、ブログ読んで下さりありがとうございます。

私は写真を撮影し出発。
 

しかし、最高標高地点の14.03kmに到達前の12kmを過ぎた辺りから、膝ではなく右の大腿四頭筋が攣り出してしまった。

昨年は攣っても走っていれば収まり、100km何とか完走出来たので今回も走っていれば治るかな~?って思いつつ漕ぎ出すが痛みは増すばかり。

そこからの2kmが長く感じました。

下りでやっと気分を持ち直し、何とかさすりながら痛みを抑える事に成功。

痛くても楽しまないと勿体無いと言う貧乏性なので、下りはガンガン下って行きました。

この下りでは、フルサスの恩恵をまざまざと感じました。

やはり王滝にハードテールは、私には無理だと再認識。

ここの下りの最初の頃に『そのフロントバックにスタジャンはkomezouさんですか?』と休憩していた赤いスタンプジャンパー(HT)に乗りにも、お声掛け頂きました。

赤いSJさんありがとうございました。


そして勢い付けて下り、気付くとスタート地点で見覚えのある景色が現れました。

朝の渋滞トイレ前を通過する時に、トレックのカーボンフルサスに乗られた方に『komezouさんですよね~、ブログ読んでますよ!』
「ありがとうございます」と言って通過する。

その方は仲間3~4人位で一緒に走行されていたようで、仲間の方を待っていたようです。

暫し抜きつ抜かれつで一緒に走行しながら山を上って行く。

8時48分何と写真を撮影しているjekyllさんを発見。

jekyllさんの勇姿を撮影し、暫し一緒に走行する。

途中でGaapで参加のambassador_spockさんを抜かしお声掛け。


坂は辛いね~って言いながらjekyllさんと上って行くが、私はまた足が攣ってしまう。
 
今度は反対の左足だ! 

第2標高最高地点の途中まで良いペースだったのに、足の痛みには堪えられず。

庇っているつもりではないのですが、負荷が掛かっていたようでjekyllさんを見送りスピードダウン。

元気の良いjekyllさんは直ぐに見えなくなってしまった。

とうとう24.7km地点の急な坂で漕げずに下車すると、両足が完全に攣ってしまった。

もうどうする事も出来ず。
立ち尽くすのみ状態。

完全に練習不足だ~!


何とか攣ってはいるものの歩ける状態になり、押し歩きを始める。

昨年の100kmの時は押し歩きをすると痛みが和らいだが、今回はそれ程和らがない。

どうした~!

チェックポイントでリタイヤか?
って頭を過ぎる。

何とか急坂は押して上る多分100mかそこらだと思うのだが、かなり長く感じました。

緩い上り坂に変わった所で乗ってみる事に。

何とか乗れそうだ。

ふっと前を見ると、雪を被った御嶽山が笑って見える。

不思議と痛みも和らぐ気がする。

写真を撮影しながら走る。




それは突然!

そして前触れもなく衝撃の出来事が!