CP2を出発!
ここで背中のデイバックから、ウィダーインゼリーを1本取りCP2から出発。
上り坂を押し歩きながら、流し込む。
あれだけ用意した固形物は、まだ摂っていない。
食べ終わった所で跨ろうとするが、上り坂の上に足が攣りそうな感じ。
肉離れの一歩手前の様な痛みが走る。
道端の岩に捕まって何とか跨り、漕ぎ出す。
漕ぎながら膝上をマッサージ。
このCP2前後の坂は上って曲がると、まだ坂が続き永遠に上らされる感じで、yteg4がコメントに書かれていたが『絶望感』が立ち込める。(笑)
上り坂はキツイが、下りの為に上る感じ。
フルサスだとテクの無い私でも、下りが嘘の様な速度で下って行ける。
上りの強化も大切ですが、ダウンヒルは楽しいです。
もう少しテクを付けないだめですが!(笑)
ダウンヒルが楽しいなんて言うと、どこかのショップの店長がニコニコ顔で「これが良いですよ~!」とやさしい声で言われそう?なんて一人で苦笑いしながら下って行く!
気持的に余裕が出て来たのか?来年は~等とまだ完走出来るかも判っていないのに、考え出す始末。(笑)
殆ど同じ感じで走られていた一人が『CP3までの区間は2時間半あれば大丈夫』と言ってくれた為、足は痛いがペダルを踏むのが軽くなった。
余裕が出来て気が付いた事で、走りに変化が出る。このフロントフォーク・マルゾッキXC600Retroはセミロックアウトで30mmのストロークを残したまま可変する事が出来る「ETA」と言う機構が付いていた事を思い出す。
早速ロックして上りに入る最小ストロークになる為、前が下がり上りがかなり楽になった。どうして今迄忘れていたのだろうか?走る事だけで精一杯で気持ちにゆとりを持つのを忘れていたのだろう。「まだまだ甘い」と自分自身を叱咤する。
上りで速度を維持出来るようになった為、上りでも抜かせるようになって来た。
下りでも抜くパターンで、何とか見えないT師匠&yteg4さんを追い掛ける。
補給食は気にしなくても、本能のまま取っていたようで?いつ取ったのかフラスコの中身が徐々に無くなっている。
「二人も下りは速度が出せるので、上りが速い分相当差を付けられているんだろうな~」と自問自答する。(笑)
おっと、チェーン切れで停車している人を発見。
チェーンのコマを、サドルバッグとデイバッグを開いて探していた。
「シマノの9速ならありますよ!」と言うと『9速です、分けて頂けますか?』「もちろんです!」と言う会話があり、直ぐにハンドルバッグから取り出して渡す。
ジャラジャラと4コマも持って行っていたので、安心して渡せました。
お礼を言われて、その方は装着開始。
私は「お先に!」と先へ進む。
しかしその先は「無限の彼方に、さあ行くぞ~!」って、映画トイストーリーのバズライトイヤーの言葉ではないですが、そう言いたくなる無限の上り。
雨も酷くなりついに前方が見えない位に降って来ました。
川のように流れ来る水の中を進んで行く。
時折通過する水切り用の黒いゴム帯は上手く通過してもその先は水溜り状態に、身体も寒くなり、手も何となく悴んでいるようで、下りの為に合羽をもう一度着用する、着用すると雨が止む。
CP3までは残り10km位でしょうか?
貯水池をぐるりと回った所に御嶽山が見える筈だったのですが、この天候では手前の山も雨に霞んで、雲が立ち込み幻想的な景色も雨が強過ぎて台無しに、走り続ける。
何となく遠くから雷鳴が聞こえたような・・・・・来るか?
跳ねる泥・踊るタイヤを押さえ付けながら、CP3まで標高差400mを約6kmのダウンヒルが始まる。心地良い林の中を下り始める。
余裕が出て来るとギアの位置も不思議と気になりだす。
全体的に上りは殆どインナー22Tで、リアは26-30-34Tが常用域になって多用していました。
なかなか重いギアを使用出来ない。
下りになるとチェーンの暴れを無くす為に、アウター44Tもしくはミドル32Tで、リアは11-13-15T側を使用。
しかし上りではそのまま停車してしまう事が多く、上りのスタートは軽過ぎなので、停車時のスタートで上手くコントロールが必要でした。
平地以外では殆どミドルに入らないしトップ側のギアは殆ど使用していない。
yteg4も書いていましたが、なぜ?
さて、話を戻しましょう。
下りに入ると跳ねる石が、カコ~ン!とフレームに当たる音。
今までも聞こえていた筈だが、状況が把握出来る様になった為か?いろいろな変化が感じられるようになってきた。
もしかしたら、やっと頭が目覚めたのかも知れません。(笑)
Iさんに『精神的に良くないよ!』と言われていたのですが、MTBの傷は当たり前だと割り切っていたのと、前もってBBの下周りにアンダーガード(ゴム製自作)を装着していたので、余り気にならなかったのかも?
トップチューブに飛んで来た石は、フレームに傷を付けて顎に直撃。
「痛っ~!」余りの痛さによろめいてしまい少々慌てましたが、転倒は免れました。
半分位下った所で、大きな岩に乗り上げてそうになったのを避けた瞬間、岩にフロントタイヤのサイドを擦った感じがした。
暫く走った後にフロントの感触が・・・
「あ~ぁ!またパンクだ~!!」
完全にサイドが切れている。
「もうだめか?いやチューブ!」
タイヤを外し、ボトルの水で内側を洗い、内側から亀裂箇所にタイヤブートを貼り、チューブを挿入。
これで両方ともチューブドになってしまった。(笑)
もう少しラインを考えて速度を落として走らないとと思いつつも、焦る気持ちが先を急がせる。
落ち着かないとと思って、パワーバーを食べようとハンドルバックへ手を入れると、何と中が浸水しているではないですか!
バッグの中にまで水が貯まる程の降水量?止まないのか?
ハンドルバッグはタイラップで固定してしまっているので、バイクを逆さにして、水抜き開始。(笑)
下りると足は攣った状態のまま、膝を曲げて変な格好で立っているのでバランスが悪い。
水を抜いてパワーバーを食べる事にするが、手が悴んで開封出来ない。
仕方なく切り易いパワージェルを食べて、気持ちを落ち着かす。
CCDも補給し、下り始める。
チューブは4本持って来ているので、後2回パンクしても大丈夫!と思い直し(単純なものですので:笑)、一気に3km下って、CP3へ到着。
間に合った~。
もう、T師匠・yteg4さんに追い付くのは不可能だと思い。
残りの王滝を楽しむ事にする。
CP3では、ボトルを洗わせて貰い500ccを補給する。
距離もそんなに無いので、キャメルは補充せず。
ここで背中のデイバックから、ウィダーインゼリーを1本取りCP2から出発。
上り坂を押し歩きながら、流し込む。
あれだけ用意した固形物は、まだ摂っていない。
食べ終わった所で跨ろうとするが、上り坂の上に足が攣りそうな感じ。
肉離れの一歩手前の様な痛みが走る。
道端の岩に捕まって何とか跨り、漕ぎ出す。
漕ぎながら膝上をマッサージ。
このCP2前後の坂は上って曲がると、まだ坂が続き永遠に上らされる感じで、yteg4がコメントに書かれていたが『絶望感』が立ち込める。(笑)
上り坂はキツイが、下りの為に上る感じ。
フルサスだとテクの無い私でも、下りが嘘の様な速度で下って行ける。
上りの強化も大切ですが、ダウンヒルは楽しいです。
もう少しテクを付けないだめですが!(笑)
ダウンヒルが楽しいなんて言うと、どこかのショップの店長がニコニコ顔で「これが良いですよ~!」とやさしい声で言われそう?なんて一人で苦笑いしながら下って行く!
気持的に余裕が出て来たのか?来年は~等とまだ完走出来るかも判っていないのに、考え出す始末。(笑)
殆ど同じ感じで走られていた一人が『CP3までの区間は2時間半あれば大丈夫』と言ってくれた為、足は痛いがペダルを踏むのが軽くなった。
余裕が出来て気が付いた事で、走りに変化が出る。このフロントフォーク・マルゾッキXC600Retroはセミロックアウトで30mmのストロークを残したまま可変する事が出来る「ETA」と言う機構が付いていた事を思い出す。
早速ロックして上りに入る最小ストロークになる為、前が下がり上りがかなり楽になった。どうして今迄忘れていたのだろうか?走る事だけで精一杯で気持ちにゆとりを持つのを忘れていたのだろう。「まだまだ甘い」と自分自身を叱咤する。
上りで速度を維持出来るようになった為、上りでも抜かせるようになって来た。
下りでも抜くパターンで、何とか見えないT師匠&yteg4さんを追い掛ける。
補給食は気にしなくても、本能のまま取っていたようで?いつ取ったのかフラスコの中身が徐々に無くなっている。
「二人も下りは速度が出せるので、上りが速い分相当差を付けられているんだろうな~」と自問自答する。(笑)
おっと、チェーン切れで停車している人を発見。
チェーンのコマを、サドルバッグとデイバッグを開いて探していた。
「シマノの9速ならありますよ!」と言うと『9速です、分けて頂けますか?』「もちろんです!」と言う会話があり、直ぐにハンドルバッグから取り出して渡す。
ジャラジャラと4コマも持って行っていたので、安心して渡せました。
お礼を言われて、その方は装着開始。
私は「お先に!」と先へ進む。
しかしその先は「無限の彼方に、さあ行くぞ~!」って、映画トイストーリーのバズライトイヤーの言葉ではないですが、そう言いたくなる無限の上り。
雨も酷くなりついに前方が見えない位に降って来ました。
川のように流れ来る水の中を進んで行く。
時折通過する水切り用の黒いゴム帯は上手く通過してもその先は水溜り状態に、身体も寒くなり、手も何となく悴んでいるようで、下りの為に合羽をもう一度着用する、着用すると雨が止む。
CP3までは残り10km位でしょうか?
貯水池をぐるりと回った所に御嶽山が見える筈だったのですが、この天候では手前の山も雨に霞んで、雲が立ち込み幻想的な景色も雨が強過ぎて台無しに、走り続ける。
何となく遠くから雷鳴が聞こえたような・・・・・来るか?
跳ねる泥・踊るタイヤを押さえ付けながら、CP3まで標高差400mを約6kmのダウンヒルが始まる。心地良い林の中を下り始める。
余裕が出て来るとギアの位置も不思議と気になりだす。
全体的に上りは殆どインナー22Tで、リアは26-30-34Tが常用域になって多用していました。
なかなか重いギアを使用出来ない。
下りになるとチェーンの暴れを無くす為に、アウター44Tもしくはミドル32Tで、リアは11-13-15T側を使用。
しかし上りではそのまま停車してしまう事が多く、上りのスタートは軽過ぎなので、停車時のスタートで上手くコントロールが必要でした。
平地以外では殆どミドルに入らないしトップ側のギアは殆ど使用していない。
yteg4も書いていましたが、なぜ?
さて、話を戻しましょう。
下りに入ると跳ねる石が、カコ~ン!とフレームに当たる音。
今までも聞こえていた筈だが、状況が把握出来る様になった為か?いろいろな変化が感じられるようになってきた。
もしかしたら、やっと頭が目覚めたのかも知れません。(笑)
Iさんに『精神的に良くないよ!』と言われていたのですが、MTBの傷は当たり前だと割り切っていたのと、前もってBBの下周りにアンダーガード(ゴム製自作)を装着していたので、余り気にならなかったのかも?
トップチューブに飛んで来た石は、フレームに傷を付けて顎に直撃。
「痛っ~!」余りの痛さによろめいてしまい少々慌てましたが、転倒は免れました。
半分位下った所で、大きな岩に乗り上げてそうになったのを避けた瞬間、岩にフロントタイヤのサイドを擦った感じがした。
暫く走った後にフロントの感触が・・・
「あ~ぁ!またパンクだ~!!」
完全にサイドが切れている。
「もうだめか?いやチューブ!」
タイヤを外し、ボトルの水で内側を洗い、内側から亀裂箇所にタイヤブートを貼り、チューブを挿入。
これで両方ともチューブドになってしまった。(笑)
もう少しラインを考えて速度を落として走らないとと思いつつも、焦る気持ちが先を急がせる。
落ち着かないとと思って、パワーバーを食べようとハンドルバックへ手を入れると、何と中が浸水しているではないですか!
バッグの中にまで水が貯まる程の降水量?止まないのか?
ハンドルバッグはタイラップで固定してしまっているので、バイクを逆さにして、水抜き開始。(笑)
下りると足は攣った状態のまま、膝を曲げて変な格好で立っているのでバランスが悪い。
水を抜いてパワーバーを食べる事にするが、手が悴んで開封出来ない。
仕方なく切り易いパワージェルを食べて、気持ちを落ち着かす。
CCDも補給し、下り始める。
チューブは4本持って来ているので、後2回パンクしても大丈夫!と思い直し(単純なものですので:笑)、一気に3km下って、CP3へ到着。
間に合った~。
もう、T師匠・yteg4さんに追い付くのは不可能だと思い。
残りの王滝を楽しむ事にする。
CP3では、ボトルを洗わせて貰い500ccを補給する。
距離もそんなに無いので、キャメルは補充せず。