チューバでジャズを演奏する稀有なアーティスト、「レイ・ドレイパー」に「コルトレーン」がサブ・リーダーとして参加した、希少のレコーディングが、このアルバムです。
アルバムタイトル…チューバ・ジャズ
パーソネル…リーダー;レイ・ドレイパー(tuba)
サブ;ジョン・コルトレーン(ts)
ジョン・メイヤーズ(p)
スパンキー・デブレスト(b)
ラリー・リッチー(ds)
曲目…1.エッシーズ・ダンス、2.ドキシー、3.アイ・トーク・トゥ・ザ・トゥリーズ、4.イエスタデイズ、5.オレオ、6.エンジェル・アイズ
演奏について…最初に一言言っておくと、全6曲とも一つとて駄演は無い。
曲もドレイパーのオリジナル1曲、ロリンズの名作が2曲、スタンダードが3曲と非常にバランスが取れていて、申し分無いです。
ロリンズ作曲の2曲、「ドキシー」「オレオ」については、永遠のライバル&友である「コルトレーン」が激しくブロウして、シーツ・オブ・サウンドの原型のアドリブを奏でて、流石の演奏をしている。
「ドレイパー」はどちらかと言うと、多くにリズムセクション的な演奏をするが、
「オレオ」では、かなり「テクニック」を見せつけるソロをとる。
逆にピアノの「メイヤーズ」は、モンクを意識した様なハズシの美学のピアノを弾き、かなり自己主張している。
また、「デブレスト」のベースソロも的を射た好演で、良いサポーターとして機能している。
4曲目「イエスタデイズ」は、このアルバム中でナンバー1の名演だろう。
取分け「ドレイパー」のアドリブは、難解な楽器チューバで超絶技巧を見せつけ、これを受けた「コルトレーン」も遠慮は全くしないで、テナーをぶいぶい言わす。
ドラム&ベースのリズム・セクションの二人は、ガッツリとリズムを刻み、その合間をピアノの「メイヤーズ」が素晴らしいアドリブソロでうめる。
終局での5人の掛け合いは正に必聴物で、聞き終えて「万歳三唱」ですよ。
3曲目「アイ~」は、メロディアスな曲調と言うことも有り、各自も魅惑的なメロディのアドリブを奏でて、寛ぎや優しさを感ずる、寛大な演奏になっている。
この曲の演奏の様に、あえてぶいぶい言わさない演奏もかえって新鮮ですよ。
6曲目「エンジェル・アイズ」は冒頭はチューバの低音の魅力に参るのだが、その後の「コルトレーン」との絡みも素晴らしく、二人の楽器の対話がとても心地よい。
ピアノ、ベース、ドラムスの3人は、ここでは名脇役に徹する。
「ドレイパー」「コルトレーン」の異色名盤をご賞味あれ!!!
アルバムタイトル…チューバ・ジャズ
パーソネル…リーダー;レイ・ドレイパー(tuba)
サブ;ジョン・コルトレーン(ts)
ジョン・メイヤーズ(p)
スパンキー・デブレスト(b)
ラリー・リッチー(ds)
曲目…1.エッシーズ・ダンス、2.ドキシー、3.アイ・トーク・トゥ・ザ・トゥリーズ、4.イエスタデイズ、5.オレオ、6.エンジェル・アイズ
演奏について…最初に一言言っておくと、全6曲とも一つとて駄演は無い。
曲もドレイパーのオリジナル1曲、ロリンズの名作が2曲、スタンダードが3曲と非常にバランスが取れていて、申し分無いです。
ロリンズ作曲の2曲、「ドキシー」「オレオ」については、永遠のライバル&友である「コルトレーン」が激しくブロウして、シーツ・オブ・サウンドの原型のアドリブを奏でて、流石の演奏をしている。
「ドレイパー」はどちらかと言うと、多くにリズムセクション的な演奏をするが、
「オレオ」では、かなり「テクニック」を見せつけるソロをとる。
逆にピアノの「メイヤーズ」は、モンクを意識した様なハズシの美学のピアノを弾き、かなり自己主張している。
また、「デブレスト」のベースソロも的を射た好演で、良いサポーターとして機能している。
4曲目「イエスタデイズ」は、このアルバム中でナンバー1の名演だろう。
取分け「ドレイパー」のアドリブは、難解な楽器チューバで超絶技巧を見せつけ、これを受けた「コルトレーン」も遠慮は全くしないで、テナーをぶいぶい言わす。
ドラム&ベースのリズム・セクションの二人は、ガッツリとリズムを刻み、その合間をピアノの「メイヤーズ」が素晴らしいアドリブソロでうめる。
終局での5人の掛け合いは正に必聴物で、聞き終えて「万歳三唱」ですよ。
3曲目「アイ~」は、メロディアスな曲調と言うことも有り、各自も魅惑的なメロディのアドリブを奏でて、寛ぎや優しさを感ずる、寛大な演奏になっている。
この曲の演奏の様に、あえてぶいぶい言わさない演奏もかえって新鮮ですよ。
6曲目「エンジェル・アイズ」は冒頭はチューバの低音の魅力に参るのだが、その後の「コルトレーン」との絡みも素晴らしく、二人の楽器の対話がとても心地よい。
ピアノ、ベース、ドラムスの3人は、ここでは名脇役に徹する。
「ドレイパー」「コルトレーン」の異色名盤をご賞味あれ!!!