ファンキー・ジャズの旗手、「キャノンボール・アダレイ」が、若き日の「セルジオ・メンデス」率いる「ボサ・リオ・セクステット」と録音したのが、このアルバムです。
ファンキーとボサノヴァは合わないとお思いでしょうが、ところがどっこいこのアルバムは、燃えるアルトサックスと、ブラジリアン・リズムが心地よい融合をしており、ジャズ・ファン、ラテン・ファンともに納得できる、名アルバムとなったのです。
アルバムタイトル…「キャノンボールズ・ボサノヴァ」
パーソネル…リーダー;キャノンボール・アダレイ(as)
セルジオ・メンデス(p)
ペドロ・パウロ(tp)※2、4、5、7、8曲目
パウロ・モウラ(as)※2、4、5、7、8曲目
ドゥルヴァル・フェレイラ(g)
オクタヴィオ・ベイリーJr.(b)
ドン・ウン・ロマノ(ds)
曲目…1.クラウズ、2.ミーニャ・サウダージ、3.コルコヴァード、4.バチーダ・ヂフェレンテ、5.ジョイスのサンバ、6.グルーヴィー・サンバ、7.ワンス・アイ・ラヴド、8.サンバップス、9.コルコヴァード(別テイク)、10.クラウズ(シングル・ヴァージョン)
1962年12月7、10、11日録音
演奏について…オープニング&別テイクも収められている「クラウズ」は、非常にムーディな曲調の佳曲で、「キャノンボール」は、いつもよりは抑え目で、明るめのトーンで歌心あるフレーズのアドリブを吹く。
「メンデス」のピアノソロも、思ったよりもジャジーな解釈で、シングルトーン、ブロックトーンともにメロディアスなフレーズで好演している。
ボサノヴァ史上に名を残す名曲「コルコヴァード」も素晴らしい演奏で、ここではキャノンボールが、あえてライトに吹いて、素晴らしいアドリブを演っています。
ギターの「フェレイラ」、ピアノの「メンデス」も優れたソロと伴奏をしていて「極上のBGM風」に仕上げているのは流石です。
6曲目「グルーヴィー・サンバ」は、「メンデス」の作品ですが、この曲は非常にジャジーな作品であり、「キャノンボール」が、このアルバム中最もジャジーで硬派の演奏をしていて、「メンデス」のソロもラテンタッチを残しつつも、まんまジャズピアノの名アドリブを弾いて、とても良いトラックです。
7曲目「ワンス・アイ・ラヴド」は、「カルロス・ジョビン」の代表作で、ボサノヴァ・アルバムを企画したコンセプトでは、白眉となるべき演奏を期待されるが、「キャノンボール」は、これぞボサノヴァの見本の様な、寛ぎとゆとりのある、優しいバラードをアルトサックスで奏でる。
バックメンバーはサイドに徹するが、「ジョビン」は終盤で軽やかで魅惑的なソロを演って、この名曲を飾りつける。
8曲目「サンバップス」は、とてもブラジル(ミュージック)的な曲で、「キャノンボール」の演奏は、後々の「ナベサダ」のブラジルミュージックに直結する様な、音色とフレーズで、ジャズとラテンのコラボが見事な演奏となっています。
ここで紹介していない曲も、それぞれ良い演奏に仕上がっていますので、是非聴いて頂きたい、高品位な「ボサ・アルバム」です。
ファンキーとボサノヴァは合わないとお思いでしょうが、ところがどっこいこのアルバムは、燃えるアルトサックスと、ブラジリアン・リズムが心地よい融合をしており、ジャズ・ファン、ラテン・ファンともに納得できる、名アルバムとなったのです。
アルバムタイトル…「キャノンボールズ・ボサノヴァ」
パーソネル…リーダー;キャノンボール・アダレイ(as)
セルジオ・メンデス(p)
ペドロ・パウロ(tp)※2、4、5、7、8曲目
パウロ・モウラ(as)※2、4、5、7、8曲目
ドゥルヴァル・フェレイラ(g)
オクタヴィオ・ベイリーJr.(b)
ドン・ウン・ロマノ(ds)
曲目…1.クラウズ、2.ミーニャ・サウダージ、3.コルコヴァード、4.バチーダ・ヂフェレンテ、5.ジョイスのサンバ、6.グルーヴィー・サンバ、7.ワンス・アイ・ラヴド、8.サンバップス、9.コルコヴァード(別テイク)、10.クラウズ(シングル・ヴァージョン)
1962年12月7、10、11日録音
演奏について…オープニング&別テイクも収められている「クラウズ」は、非常にムーディな曲調の佳曲で、「キャノンボール」は、いつもよりは抑え目で、明るめのトーンで歌心あるフレーズのアドリブを吹く。
「メンデス」のピアノソロも、思ったよりもジャジーな解釈で、シングルトーン、ブロックトーンともにメロディアスなフレーズで好演している。
ボサノヴァ史上に名を残す名曲「コルコヴァード」も素晴らしい演奏で、ここではキャノンボールが、あえてライトに吹いて、素晴らしいアドリブを演っています。
ギターの「フェレイラ」、ピアノの「メンデス」も優れたソロと伴奏をしていて「極上のBGM風」に仕上げているのは流石です。
6曲目「グルーヴィー・サンバ」は、「メンデス」の作品ですが、この曲は非常にジャジーな作品であり、「キャノンボール」が、このアルバム中最もジャジーで硬派の演奏をしていて、「メンデス」のソロもラテンタッチを残しつつも、まんまジャズピアノの名アドリブを弾いて、とても良いトラックです。
7曲目「ワンス・アイ・ラヴド」は、「カルロス・ジョビン」の代表作で、ボサノヴァ・アルバムを企画したコンセプトでは、白眉となるべき演奏を期待されるが、「キャノンボール」は、これぞボサノヴァの見本の様な、寛ぎとゆとりのある、優しいバラードをアルトサックスで奏でる。
バックメンバーはサイドに徹するが、「ジョビン」は終盤で軽やかで魅惑的なソロを演って、この名曲を飾りつける。
8曲目「サンバップス」は、とてもブラジル(ミュージック)的な曲で、「キャノンボール」の演奏は、後々の「ナベサダ」のブラジルミュージックに直結する様な、音色とフレーズで、ジャズとラテンのコラボが見事な演奏となっています。
ここで紹介していない曲も、それぞれ良い演奏に仕上がっていますので、是非聴いて頂きたい、高品位な「ボサ・アルバム」です。
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