紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

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オスカー・ピーターソン・トリオ・プレイズ

2007-04-02 23:48:15 | ジャズ・ピアノ・ソロ~トリオ
今日はビッグ・ネームにも拘らず、日本では過小評価されている、名ピアニストの「オスカー・ピーターソン」の紹介です。

「オスカー・ピーターソン」はカナダ出身の、超絶技巧のジャズピアニストですが、なぜか日本では人気がないんです。
やはり、明るいキャラクターが玄人(ジャズ評論家)受けしないのか、或いは、当時のジャズ喫茶で「こわもて」や「難解」な学生さん達に、(学者気質の見え張り屋や、安保闘争の時代背景)から、指示されなかったのかもしれません。
しかし、今改めて聴いてみると、こう言う「明るめのジャズ・ピアノ」も多いに有りだと思います。
それでは詳細を説明します。

アルバムタイトル…オスカー・ピーターソン・トリオ・プレイズ

パーソネル…リーダー;オスカー・ピーターソン(p)
      レイ・ブラウン(b)
      エド・シグペン(ds)

曲目…1.ザ・ストラット、2.レッツ・フォール・イン・ラブ、3.サテン・ドール、4.小さな足、5.リトル・ダーリン、6.フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン、7.殆ど私のもの、8.シャイニー・ストッキングズ、9.夢からさめて

1964年2月27日、28日、NYにて録音

演奏(曲)について…まず、このトリオはジャズ史上最高のピアノ・トリオの一つである。
超絶技巧のピーターソンと、名手の誉れ高いベーシストの「レイ・ブラウン」
そして「ザ・ドラム・職人」とも言える、名アシストのドラマー「エド・シグペン」
トリオの演奏の素晴らしさは、このアルバムを聴いてもらえば、一目瞭然
です。
前述の通り、どの曲を聴いても、素晴らしいテクニックのピアノが聴けるのですが、特にお薦めする曲は、まずピーターソンの十八番、「サテン・ドール」でしょう。
それから、私の大好きな曲、6曲目の「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」は、かなり劇的な演奏で、ブラウン、シグペンとも珍しく、ピーターソンにアドリブ触発されたような、アグレッシブな演奏をしています。
後は、味のあるバラードを聴かす7曲目は、ピーターソンらしからぬ?とてもロマンティックな演奏です。
9曲目の最後の曲は、全く個人的趣味ですが、ラテンのリズムとピーターソンのノリでトリを飾るのにふさわしい好演です。


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