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紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

小粋なトランペッター…リチャード・ウィリアムス~ニュー・ホーン・イン・タウン

2007-05-23 23:55:15 | ジャズ・トランペット
今晩は仕事でチョット疲れ気味です。
ですので、小粋で和み系のトランペットを吹く男、リチャード・ウィリアムスのアルバムを紹介しましょう。
このアルバム、収録曲は親しみやすいし、、パーソネルは渋い名人が演っているので、お疲れの諸氏にはお薦めです。

アルバムタイトル…ニュー・ホーン・イン・タウン

パーソネル…リーダー;リチャード・ウィリアムス(tp)
      レオ・ライト(as、fl)
      リチャード・ワイアンズ(p)
      レジー・ワークマン(b)
      ボビー・トーマス(ds)

曲目…1.アイ・キャン・ドリーム・キャント・アイ?、2.アイ・リメンバー・クリフォード、3.フェリス・ホイール、4.ローカス・ノーツ、5.ブルース・イン・ア・クァンダリー、6.虹の彼方に、7.レニタス・バウンス

1960年9月27日 録音

演奏について…まず、最初に言っておこう。
リチャード・ウィリアムスのトランペットの音色だが、「なごみ系」と言ってもファーマーの様なほのぼのトーンでは、まったく無い。
非常にブリリアントな音色で、どちらかと言うと「クリフォード・ブラウン」や「リー・モーガン」そして「ウィントン・マルサリス」に近いのである。
ただ、彼等の様な「カリスマ性」や「超絶技巧」、そして「スーパー・スターのオーラ」が無いのであって、つまりは「愛すべき二流ペッター」と言ったら良いだろうか。
その彼が一生懸命吹いて、そしてその演奏にはとにかく歌心があるのだ。
このアルバムのどの曲でも、そう言った演奏をしているが、ベストプレイは彼の歌うペットに、とてもマッチする、6曲目「虹の彼方に:オーヴァー・ザ・レインボウの方が有名かな」が最高の聴き物です。
この演奏では、ウィリアムスの他では、ピアノのワイアンズもとても好演しています。
それから、モーガンの向こうを張らない??2曲目の「アイ~」も好演で、モーガンが究極の演奏だとするなら、例えば料理なら「最高級フレンチ」がモーガンですよね。
対して、ウィリアムスは「日本一美味しいラーメン」みたいな物と言ったら分かり易いでしょうか。
つまり、敷居が高くなくて、とても親しみ易い名演と言うことです。
正統的4ビートのオープニング「アイ~」やラストのラテンリズムの「レニタス~」なんかも個人的には好きな演奏なので、お薦めですよ。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
亀レスですいません! (加持顕)
2007-05-28 20:39:56
こんばんわ、加持です。

コメントを書くタイミングを逃している気がしていますが、なかなか取り上げられないリチャード・ウィリアムスなので、あえて書かせて下さいませ。
昨日3回程、このCD聴きなおしてみました。


彼の演奏(特にフレーズ)は、リー・モーガン(tp)よりもドナルド・バードに近い様ですね。今回、聴きなおして初めて気が付きました。

それがどうした!と言われると困るんですが・・・それだけです(オチはありません)。
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