紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

キス・オブ・ファイヤー~ハロルド・メイバーン・トリオ

2007-03-28 22:49:54 | ジャズ・ピアノ・ソロ~トリオ
今日はかつてのモダン・ジャズ全盛時代に、名脇役ピアニストとして活躍していた、ハロルド・メイバーンが、(うん?十年振りに)リーダーとして出したアルバムであり、彼の代表作でもある名盤を紹介しましょう。
※メイバーンが出しためいばん(名盤)って、だじゃれかい!
個人的には、メイバーンと言えば、ハンク・モブレーの代表的なアルバムの「ディッピン」での「リカード・ボサノヴァ」で、飛切りファンキーなラテンタッチのアドリブパートを奏でているのを思い出します。
ちなみに、このアルバムの8曲目でもリカード~を再名演してますけどね。
とにもかくにも、あの全盛期と変わらない元気でファンキーなブロックコードを繰り出して、素晴らしいアルバムを完成させてくれたので、是非聴いて下さい。

アルバムタイトル…「キス・オブ・ファイヤー」

パーソネル…リーダー;ハロルド・メイバーン(p)
      ナット・リーブス(b)
      ジョー・ファンズワース(ds)
☆スペシャルゲスト…エリック・アレクサンダー(ts)曲後の★は参加曲です。

曲目…1.ハウ・イン・センシティブ★、2.イッツ・ア・ロンサム・オールド・タウン、3.ナンシー★、4.バグス・グルーブ、5.ブルー・ボッサ、6.黒いオルフェ、7.チーズ・ケーキ★、8.リカード・ボサノヴァ、9.キス・オブ・ファイヤー、10.ブラジル★

2001年12月2日録音 東京、BSTスタジオ

演奏(曲)について…このアルバムの解説&帯説明をかの寺島先生がされているのだが、理由は充分に分かる。
まず、上記の演奏曲が最高だ!
私の好みを言っても、5曲目「ブルー・ボッサ」、6曲目「黒いオルフェ」、8曲目「リカード・ボサノヴァ」などは、自信が選ぶ名曲ベスト10に全部入れたい曲であり、メイバーンの演奏もこれに負けずに素晴らしい。
他にも、マイルス作曲の名曲、4曲目の「バグス~」やラテンの名曲「ブラジル」、そしてアルバムタイトル曲の「キス・オブ~」など、聴き所満載であり、アルバム自体のコスト・パフォーマンスもメチャ高い。
特にキス・オブ・ファイヤーのタンゴは最高ですが、この中のベスト1は、やはり弾きなれた「リカード~」でしょうか。
アレクサンダーは、一昨日紹介のデクスターが作曲した、「チーズ~」でごっつ良い演奏をしてますので、ts参加のベスト1はこの曲でしょうね。

そして、最新録音と言う事もあり、オーディオ的にも良い音してますし、ジャケットもサイケな女性で、何やら怪しい色香を醸し出しているし、とにかく大お薦めなアルバムです。



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