まず最初に一言言わせて下さい。
私、音楽が大好きなのですが、実は「ルパンⅢ世」も超超好きなんです。
私事ですが、かつて有名になった、10万円のDVDボックスセットは、流石に持ってないのですが、テレビで放送された、アニメ全部と年一の新作TV2時間物も、全部ビデオ録画orDVDに焼いて持っている程で、所謂「アニメおたく」みたいな物です。いや、完全にアニメおたくかなぁ。
ちなみに私のプロフィールに掲載している写真は、我が愛犬のシェルティですが、名前に「るぱん」と付けています。
全くの完全な親馬鹿ですね。(笑)。。。
さて、本題に戻りましょうか。
アニメルパンⅢ世、実はと言うか、内容的にコミカルでは有りますが、本筋はハードボイルドに有るので、劇中のテーマ曲が元々から非常にジャージーな曲なので、当然ジャズ演奏はマッチします。
まして、音楽監督がこのトリオのリーダーである、ピアニストの大野雄二ですから、極論ですが、昨日紹介の「カーティス」等よりも、ずーっと本格派のジャズ演奏です。
アルバムタイトル…ルパンⅢ世ジャズ
パーソネル…リーダー;大野雄二(p)
鈴木良雄(b)
村田憲一郎(ds)
オオノユウジ・トリオ
杉本喜代志(g)
横山達治(perc)
山田穣(as) 他
曲目…1.ルパンⅢ世のテーマ、2.愛のダ・カーポ、3.ルパンⅢ世愛のテーマ、4.メンバーズ・オンリー、5.銭形マーチ、6.ファニー・ウォーク、7.炎のたからもの、8.マンハッタン・ジョーク、9.ラヴ・スコール
演奏について…最高のお薦め曲の一つは、ロマンティックな夜に乾杯!的なラスト・ナンバーの「ラヴ・スコール」で決まり。
アニメのエンディング・テーマとしても、「サンドラ・ホーン」が歌っていた、超名曲だが、ここでは大野の究極なロマンティシズムのピアノと、村田のスネア・ドラムが、ピアノを本当に優しく包み込む様なサポートをしていて、美演である。
お薦め曲のもう一つは、意外かも知れないが、5曲目の「銭形マーチ」です。
原曲は演歌コミックナンバーなのだが、ここでは最もジャージーなコンボ演奏が繰り広げられる。
まずは導入部分から、鈴木良雄の骨太のベースが皆をドライブし、(ドライブしているがテンポはスローな4ビートで非常に正統派だ)ピアノの大野はとてもメランコリックで、小洒落たシングルトーンを奏で、(ウィントン・ケリーか、はたまたケニー・ドリューか)テレビアニメの傑作番「銭形の初恋」を連想させる名演。
次いで私事だが、(世評でもか?)アニメとしてのルパンⅢ世の最高傑作は、やはり誰が何と言っても映画「カリオストロの城」だろう。
7曲目の「炎のたからもの」は「カリオストロの城」の主題歌であり、ここではサプライズゲストとして、アルトサックスの山田穣がメインを張った、アート・ペッパーの様な甘さと辛さが同居した、素晴らしい中庸のソロ演奏を堪能できる。
オープニングの「ルパンⅢ世のテーマ」はオオノユウジ・トリオにプラスして、ギターの杉本と、ラテン・パーカションの横山が加わった、変則クインテットだが、編成・編曲と言い、まるでレッド・ガーランドのピアノトリオ・プラス1(パーカション)を彷彿させ、正に「正統的ラテン・ジャズ?」演奏になっている。
3曲目の「ルパンⅢ世愛のテーマ」は、セロニアス・モンクっぽい演奏だと解説に書かれていたが、私の聴く限りでは、モンク以上にとても鎮美的で、アンニュイな雰囲気を醸し出している佳演であり、アニメのエンディングは夕暮れの海で使われている曲だが、ここでの演奏は、とてもロマンティックな南国の夜の海こそ相応しいと思う。
ルパンⅢ世のアニメテーマのジャズなどと侮ったら、痛い目に遭いますぜ。
非常にお薦めのアルバムです。
私、音楽が大好きなのですが、実は「ルパンⅢ世」も超超好きなんです。
私事ですが、かつて有名になった、10万円のDVDボックスセットは、流石に持ってないのですが、テレビで放送された、アニメ全部と年一の新作TV2時間物も、全部ビデオ録画orDVDに焼いて持っている程で、所謂「アニメおたく」みたいな物です。いや、完全にアニメおたくかなぁ。
ちなみに私のプロフィールに掲載している写真は、我が愛犬のシェルティですが、名前に「るぱん」と付けています。
全くの完全な親馬鹿ですね。(笑)。。。
さて、本題に戻りましょうか。
アニメルパンⅢ世、実はと言うか、内容的にコミカルでは有りますが、本筋はハードボイルドに有るので、劇中のテーマ曲が元々から非常にジャージーな曲なので、当然ジャズ演奏はマッチします。
まして、音楽監督がこのトリオのリーダーである、ピアニストの大野雄二ですから、極論ですが、昨日紹介の「カーティス」等よりも、ずーっと本格派のジャズ演奏です。
アルバムタイトル…ルパンⅢ世ジャズ
パーソネル…リーダー;大野雄二(p)
鈴木良雄(b)
村田憲一郎(ds)
オオノユウジ・トリオ
杉本喜代志(g)
横山達治(perc)
山田穣(as) 他
曲目…1.ルパンⅢ世のテーマ、2.愛のダ・カーポ、3.ルパンⅢ世愛のテーマ、4.メンバーズ・オンリー、5.銭形マーチ、6.ファニー・ウォーク、7.炎のたからもの、8.マンハッタン・ジョーク、9.ラヴ・スコール
演奏について…最高のお薦め曲の一つは、ロマンティックな夜に乾杯!的なラスト・ナンバーの「ラヴ・スコール」で決まり。
アニメのエンディング・テーマとしても、「サンドラ・ホーン」が歌っていた、超名曲だが、ここでは大野の究極なロマンティシズムのピアノと、村田のスネア・ドラムが、ピアノを本当に優しく包み込む様なサポートをしていて、美演である。
お薦め曲のもう一つは、意外かも知れないが、5曲目の「銭形マーチ」です。
原曲は演歌コミックナンバーなのだが、ここでは最もジャージーなコンボ演奏が繰り広げられる。
まずは導入部分から、鈴木良雄の骨太のベースが皆をドライブし、(ドライブしているがテンポはスローな4ビートで非常に正統派だ)ピアノの大野はとてもメランコリックで、小洒落たシングルトーンを奏で、(ウィントン・ケリーか、はたまたケニー・ドリューか)テレビアニメの傑作番「銭形の初恋」を連想させる名演。
次いで私事だが、(世評でもか?)アニメとしてのルパンⅢ世の最高傑作は、やはり誰が何と言っても映画「カリオストロの城」だろう。
7曲目の「炎のたからもの」は「カリオストロの城」の主題歌であり、ここではサプライズゲストとして、アルトサックスの山田穣がメインを張った、アート・ペッパーの様な甘さと辛さが同居した、素晴らしい中庸のソロ演奏を堪能できる。
オープニングの「ルパンⅢ世のテーマ」はオオノユウジ・トリオにプラスして、ギターの杉本と、ラテン・パーカションの横山が加わった、変則クインテットだが、編成・編曲と言い、まるでレッド・ガーランドのピアノトリオ・プラス1(パーカション)を彷彿させ、正に「正統的ラテン・ジャズ?」演奏になっている。
3曲目の「ルパンⅢ世愛のテーマ」は、セロニアス・モンクっぽい演奏だと解説に書かれていたが、私の聴く限りでは、モンク以上にとても鎮美的で、アンニュイな雰囲気を醸し出している佳演であり、アニメのエンディングは夕暮れの海で使われている曲だが、ここでの演奏は、とてもロマンティックな南国の夜の海こそ相応しいと思う。
ルパンⅢ世のアニメテーマのジャズなどと侮ったら、痛い目に遭いますぜ。
非常にお薦めのアルバムです。