What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

図書館で借りた本

2009年04月09日 15時56分17秒 | 
○ジョン・ウィンダム 『海竜めざめる』 (福音館書店)

 これで「ボクラノSF」シリーズの第一回配本三冊を、ようよう全部借りれました。私はこの作品未読なんですが、相当有名な古典作品なんですね。まったく関係なくタイトルに惹かれて一緒に借りた、梶尾真治さんの『タイムトラベル・ロマンス』(平凡社)の中で、紹介されていました。

>侵略ものを語るうえで、ジョン・ウィンダムは欠かせません。恐い侵略ものをいくつも書いています。すさまじい××の星から地球に侵略に来た異星人が、深海にひそみ、時おり地上に出現して人間を襲う・・・そんな話が『海竜めざめる』という話。それより有名なのが『呪われた村』~この話、『光る眼』というタイトルで二度も映画化されているんですが。原作の恐さからいけば納得ですね。

あァ!映画『光る眼』の原作の人か~!と、これを読んで気がつきました。(××の部分は、本作のツボなので伏せました)ちょっと外道読みしてみたら(笑)ラストに日本人の技術が地球を救うという部分が出てきました。

>手先が器用で、精密機械好きという彼らの国民性が才能を発揮してくれたんだ。

この作品が書かれたのは1953年ですが、その当時から日本の技術開発のチカラは、世界に認められていたんだと感心しました。


○打海 文三 『ハルビン・カフェ』 (角川書店)
○野阿 梓 『伯林星列 ベルリンコンステラテイオ-ン』 (徳間書店)

 長男が借りた本を横取りして読みました(笑)もう、野阿さんの文章が読みづらくて×3・・・気晴らしに打海さんの本と、同時進行で読破したんですが、なんかもう脳内が裏切りと報復の世界一色に染まりましたよ。
 
この間の北/朝/鮮/のミサイル発射騒動があった時、政府発表の誤報があったじゃないですか?幸いにして、何事も被害が無くてほっとしましたが、もしかしたら故意に情報操作をされたりして?と思いませんでしたか。映画「ターミネーター」の中で、人類世界が機械に滅ぼされたのも、世界中枢のネットワークを乗っ取られたからなんですよねぇ。一連の報道を観ていて、ボタンひとつで戦争が始まったりする事が、小説の中じゃなく現実に起こるかも・・・という妙な実感を抱きました。そういう状況でこの二冊を読んでいたので、今も国連で各国の大使が駆け引きしている裏には、さぞや色んな人たちの思惑が入り乱れているんだろうなァと、裏読みせずにはいられませんでした。

ちょっと面白いのが、この野阿さんのwikiの一文

>萩尾望都のファン。作品はまずコミックで下書きし、それを文章化する方法で書いているという。 1989年、山藍紫姫子を知り「やおい」に目覚めたという。

なるほど!と深~く納得したのは私だけでしょうか?(笑)野阿さんの作品を読まれた事のある方は、たぶん、同感して頂けるはずです。


 ところで、さっきチェックしたら湊かなえさんの『告白』の予約待ちが9人まで減ってました(笑)某ブログさんが利用なさっている図書館では、嘘かまことか400人待ちだそうで、う~ん、凄い人気です。

でも、今日借りた小川洋子さんの『猫を抱いて象と泳ぐ』も、割かし待ちましたねぇ。豊崎由美さんの『正直書評』は、新刊コーナーに置いてあったので、わき目も振らずに突進して手に掴みました(笑)さァ、ゆっくり本の世界に浸ろう

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