What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

思い出の中のワイン ルドルフ・ミュラーのピースポーター

2008年02月01日 08時55分56秒 | 日常
 ワインの「エチケットコレクター」さん(ラベルを収集する趣味の方)のサイトで、懐かしいルドルフ・ミュラーのピースポーターのラベルを見つけました。もう会えないと思っていただけに、すごく嬉しかったです。本来はお断りをしてから載せたかったのですが、サイトが休止(放置?)中のようでしたので、ごめんなさい無断転載です。

 このラベルとボトルの首の部分に貼ってある葉っぱマークが好きで、ボトルのドイツワイン特有のグリーンが好きで、まさに水のようにゴクゴク飲める味が大好きでした。

海外では、飲料水を買って飲むのが常識ですが、それよりもワインを水代わりに飲まれるそうですね。それを初めて知った当時、あり得ないなぁと思っていた私は、このワインを飲んでなるほどそういう事か!と感動したものです。「干草のような~」「ミネラルの豊富な~」などなど、ワインの味を語る時には色々な形容詞がふんだんに使われますが、ルドルフ・ミュラーのピースポーターに関しては、水の様になめらかで爽やかで、一切とんがった部分の無い味と言うのが一番ぴったりした表現だと思います。

 だいぶ前に「一番好きなワイン」として、書いた事があるんですが、今はもう恐らく輸入されていないか、ラベルが変わってしまったワインだと思います。とにかく好きな味なので、ワインを売っているお店やデパートのワインコーナーで、必ず探していたのですが、明治屋の仙台店で10年位前に見たのが最後です。画像の年号は2001年になっているので、少なくとも7年前にはどこかで売られていたんでしょうね。

私が記憶している味は、1985~1987年のモノですので(当時未成年だったのは時効って事で)いくら保存状態が良くても、もう二度と味わえないでしょう。長期熟成のワインもありますが、これはそいういったワインではありません。あのリースリングとアウスレーゼの透き透った味は、もう思い出の中だけになりました。

ワイン用の葡萄の出来の良し悪しや、世界的な流行や有名人が愛飲しているなどの宣伝もあって、お店に並ぶ銘柄はどんどん変わって行きます。勿論、発売している会社や醸造する会社も、どんどん変わっていくのでしょう。たぶん、そんな理由でこのルドルフ・ミュラー社の正統ドイツ白ワインはあまり見かけなくなったんだと思います。

                                              

 ネットで調べたら、まずルドルフ・ミュラー社は、近年ドイツワイン業界で強大な勢力を誇る「ドクター・ターニッシュ」の系列会社である事が判りました。

>「はっちゃんとだーりんちゃんの飲み倒れ・・・わわわワイン」様より引用

<ルドルフ・ミューラー社>
 歴史は古く、モーゼル地区のバルツェルンぶどう園の経営に参画した12世紀にまで遡ります。1919年、同地区のライルに本拠地を設立し、輸出業も開始。以来、多くの銘ぶどう園を経営すると共に、有名ぶどう園との資本提携や専売契約によって、ドイツ屈指のワイン会社へと成長してきました。

 同社の現オーナー、マルグレット・ミューラー・ブルグレフ女史は、かのユーゴ・ターニッシュ博士の姪であり、ドイツワインの至宝「ドクター・ターニッシュエルベン・ミューラー・ブルグレフエステート」のぶどう園の75%を所有し、このモーゼル最高級ぶどう園のとの販売提携を結んでいます。

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 この「ドクター・ターニッシュ」は、残念ながらまだ飲んだ事が無いんです。そのうち何か言い訳を見つけて(笑)味をみたいと思っています。

>「ドイツワイン教室」様より引用 http://2dw.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/index.html

 ピースポーター・ミヒェルスベルク(Piesporter Michelsberg)という人気有名ワイン大量に輸入されている。このミヒェルスベルク、「グロスラーゲミヒェルスベルク」ピースポート村他8村のぶどう総合畑名である。ラベルに表記できるのはピースポートだけで他の8村に er は付けない規定である。

Google Earth上空 の写真は、単一畑ゴルトトレップヒェン(Goldtrӧpchen)

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 リンク先では、川沿いにある畑が見られます。このサイトさん面白いんですよ。Google Earthを使って、あちこちのワイン畑が観れるんです。

ピースポーター村は、古くからワイン用の葡萄が作られてきた土地です。周囲にもたくさんそんな村があるのですが、日本で例えるなら、同じお米の銘柄でも、獲れた場所で味が違うのと同じですね。同じコシヒカリでも魚沼産となると、ぐんっと値段が上がります。ワイン通の方なら、あの村の畑の単独の葡萄で作られたワインと、ミックスされたワインとでは味が違うとかなんとか、こだわりがあるんでしょうけれども、なんせ「ピースポーター」が村の名前だと知ったのは、随分後になってからなんて私ですから(笑)単に、なんとかの一つ覚えです。

                   


 お酒が好きなんですが、すぐに酔っ払う私が、唯一語れるワインのお話でした。
                        

                       












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8 コメント

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はじめまして (パンダ)
2010-02-18 22:21:48
突然、昔の記事にコメントさせていただいてごめんなさい。私も、数少ないルドルフミューラー社のこの手のワインの大ファンなんですよ。
ルドルフ・ミューラーを探していてここに辿り着きました^^。
これぞ知る人ぞ知る病みつきになる逸品ですね。あのマークもどこに行っても見かけなくなりましたよ。以前、30年ほど前に百貨店の酒売り場で働いていたとき、イチオシの商品だったんです。お値段も手ごろで、国産ワインは逆立ちしても出せない芳香はドイツの数百年の歴史のなせる業です。
私は今、某食品スーパーの店長なのですが、どうしてもあのころのRMのリースリングが忘れられなくて、近く取り寄せて販売する予定なんです。現在のサンプルのボトルの写真を見ましたが、全く当時の面影はありませんね^^;
風味が変わっていないことを祈るばかりです。
ビッショプ・オブ・リースリング、ピースポーター・ミヘルスベルグ、ピースポーター・ゴールドトロップフェンリースリングあたりは健在のようです。最近はアフリカなどのニューワールドワインに圧巻されて消えかけているんです。なんとかうちの店からRMの記憶を蘇らせようと思っているんです。
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ようこそおいで下さいました。 (すず)
2010-02-19 10:01:12
>パンダ様
 初めまして、こんにちは。
ルドルフ・ミューラーのワインが好きな方とお話できて、めっちゃ嬉しいです!この広いネットの海で、よくぞ拙宅においで下さいました。

>30年ほど前に百貨店の酒売り場で働いていたとき、イチオシの商品だったんです。

 当時の仙台三越や藤崎のお酒コーナー、それと輸入食品販売の明治屋に、必ず置いてありました。年度も多く揃えてあって、今になってみれば幸せだったなぁと思います。

>どうしてもあのころのRMのリースリングが忘れられなくて、近く取り寄せて販売する予定なんです~風味が変わっていないことを祈るばかりです。

 よくぞ実現なさって下さいました!この記事を書いた時は、製造元が大手会社に吸収されてしまい、いまはジュースのようなアレンジしたワインしか売っていないのを知って、落胆していたのですが、純粋な白ワインの味は果たしてどうなっているのか、とても知りたいです。勝手なお願いですが、ご賞味なさいましたら、是非感想をお聞かせ下さい。
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飲みましたよ、30年ぶりに (PANDA)
2010-02-26 00:30:49
こんばんわ
昨日、明治屋様のワインアドバイザーの方がRMのサンプルを3品持ってきてくださいましたよ。さっそく店のみんなで試飲しました。試飲といっても酔っぱらったら困りますので、芳香を味わい、タンブラーに注いだ2mmほどのワインを味わってもらいました。社員もパートさんも初めての方にも評価は上々でした。
ビショップオブリースリング 1200円販売、ピースポーターミヘルスベルグ、1480円販売、ピースポーターゴールドトロッフェンカビネット2480円販売の3種です。最終的にミヘルスを10ケース(120本)仕入れることになりました。営業の方の話だと、現在それだけの在庫がないので・・・ということでしたので、ドイツからはるばる海を渡って我が店に来てくれるようです。3月3日に納品されるようです。私は公休になってますが、もちろんセンターのトラックを出迎え、この手に受け取る予定です^^;
サンプルで試飲させていただいたボトルの写真を別の掲示板にはりましたので良ければご覧ください。2008年物のボトルです。デザインは変われど、30年前のあの味でした、まぎれもなく^^
http://yakata.tv/cgi/imgboard.cgi

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覚えていて下さって、ありがとうございました。 (すず)
2010-02-26 15:07:43
>PANDA様
 あぁ、良かった!あの味は変わらずですか、嬉しいです。沢山売れて、新しいファンが獲得出来るのも好いですが、願わくば往年のドイツワインファンの皆さんに、あの味をもう一度味わって頂きたいですね。

ちなみに、PANDA様のお店で、店頭販売するだけですか?通販はなさっておられないのでしょうか?さしつかえなければお教え下さい。

ボトルの画像もありがとうございました♪ラベルはさすがに変わりましたね~(苦笑)この画像、自分用に保存してもよろしいでしょうか?もしどこかで見かけ時の確認用に、保存しておきたいのですが。
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瓶の中身もお届けしたいです (PANDA)
2010-02-26 23:37:42
今晩の夕食は鍋でしたが・・・嫁とトロッフェンで乾杯しました。彼女はドイツに留学していたときに、水の代わりに飲んでいたという、まさに飲み口も「水」の如きドイツワインが大好きです。

写真はどうぞお使いください。私の撮ったものですからなんら問題ありません。適当に会員にならずアップしやすい一般の掲示板に貼ったつもりが、あっちの世界の板でしたね、後で気づきました、大変失礼しました。

私の店は、兵庫県神戸市の北区の片田舎にあります。ネットショッピングも、企業としてはやってますが、このルドルフは、会社のそのセクシヨンには内緒でこっそりと輸入してもらったものだけに・・・販売もうちの1店だけでチラシも撒かずひっそりと販売するんです。

http://www.meidi-ya.co.jp/merchandise/alcohol/wine.html
ここの明治屋さんのページに出ています。
昨日お会いした営業の方の話では、おそらく仙台のショップにも置いてるんではないかとのことでしたよ。

http://www.meidi-ya.com/news/pdf/wine_06_18.pdf
古い明治屋さんのリストがあります。

私のほうから名刺を頂いた営業の方に、仙台ショップで販売しているのか?取り寄せはできるのかを聞いておきます。判ればまたここにお知らせにきます。

ではでは、お楽しみに。
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さっそく画像を保存させて頂きました! (すず)
2010-02-27 10:18:10
>PANDA様
 奥様と乾杯!素敵ですね~。モーゼルワインは、やはり水代わりに飲んでなんぼですよ(笑)それほど、美味しくてなめらかで心潤す味だと思います。

わ~い♪嬉しいおこころづかいありがとうございました。明治屋さんに行って聞いてみようと思っていたんです。

それにしても、PANDA様のような方がいらっしゃる、お店の常連さんになりたいです。

>販売もうちの1店だけでチラシも撒かずひっそりと販売するんです。

こういうのって好いですよね~。毎日お店をチェクしたくなりますよ(笑)PANDA様のおすすめのワインを試したり、このワインはこの料理にあうなどアドバイスを頂いたりしたら、どんなにか愉しいでしょうね。あぁ、兵庫県は遠いです~(涙目)
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いざ、明治屋さんに (PANDA)
2010-03-01 21:49:51
先日商品手配をお願いした、明治屋商事の方に連絡をとりました。明治屋仙台一番町ストア
http://www.meidi-ya-store.com/store_guide/sendai.html
でRMの取り扱いがあるそうです。もし店頭になければ、お店の方にその旨申してもらえば、引いてもらえるそうです。1本からでもOKですね?と念を押しておきました^^.
30数年の歳月を超え「命の水」をお楽しみくださいませ。
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動悸、息切れ、眩暈がします(笑) (すず)
2010-03-02 13:03:13
>PANDA様
 お手数おかけしました、ありがとうございます(感涙)普段のけちんぼ放り投げて、1本と言わずに、買ってきますよー!

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