What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

想像力あふれる「満月」たち

2012年11月02日 14時06分46秒 | 日常
 こういうのを見ると、あぁ、人間の持つ想像力が底をつくということは、永遠に無いんだろうなぁと嬉しくなりますね。とても美しい発想の満月たち、どれを見ても心なごみます。


★「満月」( http://i.imgur.com/tYvug.jpg )より引用

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冲方 丁 『光圀伝』

2012年11月02日 13時56分50秒 | 図書館で借りた本
 腰が痛~い!751Pのいっき読みをやってしまったせいで、腰がばりばりいってます(苦笑)

○ 冲方 丁 『光圀伝』(角川書店)

 実家の父が揃えた、山岡 宗八の『水戸黄門』を読んでいるので、だいたいの光圀の生涯というものは頭にあったせいか、「水戸黄門は、実はやんちゃで暴れん坊でびっくり!」と、ネットのどこかで紹介で書かれてたほど、本作の光圀の人物像にはびっくりはしなかったです。

山岡さんの小説の、現代口語版を読んだ感じでした。一冊に収めた冲方さん美事!もちろん、冲方さんらしいダイナミックさと、男が惚れる男たちの切磋琢磨っぷりが、読んでいて心地良かったです。特に光圀の父、徳川頼房を含む徳川御三家初代たちの生粋の悪童ぶりったらね~(笑)俺たちは家康の息子だぞ!という矜持っぷりは凄いものがあったんだろうなぁと、しみじみ思いました。

『天地明察』のキャラクターたちも登場して、光圀という人間の生涯とともに、江戸の歴史や人物を360°いろんな角度から見れたなという、俯瞰の気持ちが堪能できました。

読んでいて特に、光圀の正室の泰姫が亡くなるくだりは悲しかったです。私、この女性が好きなんですよ。史実でも小説でも、必ず「才色兼備」と謳われるお姫様で、亡くした光圀は辛かっただろうなぁと思います。小説の冒頭と最後に渡って描かれる紋太夫の処分は、光圀が見い出して育てて末を期待した家臣を、自身で始末するという「上に立つ者の責任」が、ずしりと重く感じられました。


 お話の中盤で、大火で江戸城も城下も膨大な被害をこうむる大火の場面がでてくるんですが、すごく震災の時の私の気持ちと重なる文章がありました。

>日本橋から富士と並んで眺めることのできる巨大かつ荘厳なる天守閣が、地に下りた太陽のように燃え盛っている。その明かりは市中を照らし、まさにこの世の終わりを告げるかに思われた。

>光圀は自分が悲憤に震えているのか、無力感に怯えているのかもわからなくなった。

>これほどまでに激しい思いを抱いたことはなく、同時に、これほど感情を抑えつけて、現実的になさねばならないことを思考し続けたことはなかった。

>果たして、このような体験をした人間は、昨日までの自分と、同じ人間であり続けられるのだろうか。そう思われるほどの、壮絶なる大火の光景であった。


「これほど感情を抑えつけて、現実的になさねばならないことを思考し続けたことはなかった。」

震災からしばらくは、本当にこのとおりでした。嘆くとか辛いとか、そういう気持ちよりも、いまある食料でなんとしても家族を食べさせなきゃいけないという気持ちばかりで毎日を過ごしていて、その反動というのか「昨日までの自分と、同じ人間であり続けられるのだろうか」と、あとからだんだん思うようになりました。

ここでも書きましたが、半年くらいは本が読めなくて。今考えると、非現実の創作が受け入れらないくらい、くたびれていたんでしょうね。家にあった川原 泉さんの漫画を最初に読んで、それからほんとうにぼちぼちと小説が読めるようになりました。あの頃は「本の読めない自分」が怖くて、私は壊れたんだなぁという気持ちがどこかにあったんですけど、いまこうやって時間がたつにつれ、壊れてもまた新しく作られていくんだという実感が持てるようになりました。時間の流れが持つちからは凄いですよね。

一冊で、水戸光圀という”巨人”の生涯をまとめているので、駆け足でお話が進んでいくのがもったいないエピソードがいっぱいあるんですが(幕府がず~っと伊達家を恐れていた話とかね・ふふふ)逆に、登場する豪傑や歴史の教科書で名前しか見たことなかった人たちを、もっと知りたいと思うようになるお話だと思います。ちなみに、今作は「第三回 山田風太郎賞」を受賞しましたから、図書館で予約殺到すると思います、借りて読もうと思ってる皆さんはがんばれ!
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ミルキーみたいなヒョウが降った!

2012年11月02日 13時56分34秒 | 日常
 いやもう音の凄かったのなんの!轟雷という言葉がぴったりの、カミナリと雨とヒョウの「fff」でした。

これひょっとしてベランダのトタン屋根とか、車のフロントガラスに穴あくんじゃないのかな?と思いながら、日本シリーズを観ていたんですが、主人と次男から迎えにきてコールが入りまして、行きましたよノーマルタイヤで! 怖かった・・・。道路上ですれ違う車が、皆さん安全運転のスロースピードだったので、まぁ良かったんですけど、ミルキー大の氷の粒がごろごろして白くなってる道を走るのは、怖かったです。

二人とも、高い建物の中から外を見ていたらしいんですが、右に左に稲光は走るわ、ヒョウを喰らって慌てて戻ってきたびしょ濡れの人たちのせいで濡れた床を雑巾で拭くわ、なかなかのパニックだったようです。

自宅に戻ってきた頃には、地温が高いからでしょうね、ほどんどのヒョウが溶けて水たまりになってましたが、色づく前のイチョウの葉が散ってしまって、ちょっと気の毒でした。

★「河北新報 / 石巻などで大粒ひょう 県内各地荒れ模様」
( http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121102t13027.htm )より引用

 日本海を急速に発達しながら進む低気圧の影響で宮城県内は1日、各地で雷が発生したり、強風が吹いたりする荒れ模様になった。落雷の影響で気仙沼市などの計約4600戸が一時停電。仙台市や石巻市では雷を伴ったひょうも降った。
 
東北電力によると、1日午後7時40分ごろ、気仙沼市内で電柱に雷が落ち、市内の計約4200戸が最大で1時間20分停電した。仙台市青葉、泉両区でも計約300戸、美里、涌谷両町では計約100戸が一時停電した。

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コメント (2)
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