What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

「東日本大震災から一年たちます」 その1 真っ暗=恐い

2012年03月05日 11時32分36秒 | 日常
 酔漢様が拙宅の記事を引用して下さったのを拝見して、そういえば「3・11」の前は何を書いていたんだろう?とブログを見直してみました。

3月7日に、長男が大学に合格してました!(笑)皆さんがご祝辞を下さって、それに御礼の返信を書かせて頂いて、それから3月30日までここに書き込めなかったんでした!

PCからインターネットが接続できなくて、長男の携帯からコメント欄に「生きてます」と書いたのが30日でした。厳密な日にちは、もう記憶があやふやなんですが、三週間くらいは電気の無い生活をしていたんですね(ため息)

電気が復旧しても、浸水した一階のコンセントが使えなくて、延長コードを繋ぎまくって、生きているコンセントにテレビや電話やPCを繋いだんですが、その時はネットのキー局が復旧していなくて、PCから書き込めなかったんです。


 最初は、家から見える避難所(学校や体育館)に電気が点いて、うわ!電気がキタよ~~!と子供たちと大喜びしました。どこも真っ暗だったので、そこだけでも明るいのが、復旧が始まっているんだと実感できて嬉しかったんですね。
(後に、最初に電気が復旧した市役所や避難所に、携帯の充電の為に人々が群がっていたと聞いて、あぁ、なるほどねと思いました)

その後ちょっとしてから、東北電力の皆さんが家の近くにも回ってこられて、電信柱をチェックしていくのを、寒いのに外に出て長男とずっと見ていました。安全確認された後の電信柱に、電灯が点いて明るくなるのが嬉しくて。真っ暗だったご近所が、一軒ずつ家の明かりが点いて明るくなっていくのも嬉しかったなぁ。皆さん、どんどん薄暗くなって日が落ちた中でも作業を続けて下さって、ありがたかったです。

電気が復旧して、携帯が充電できたのも、TVが観れて情報が得られるようになったのも嬉しかったんですが、やはり一番は「夜でも明るい」ことに、凄く安堵しました。

当時は強い余震がひっきりなしにあったので、そのたびにロウソクが倒れないように抑えるためにとび起きたり、おじいさんが何度もトイレに起きるのですが、懐中電灯の明かりでちゃんと階段を上り下りできるか心配だったり、真っ暗な中で譫妄してごだごだになった一階をうろうろするのが危なくてつれ戻したり・・・。

だから4月7日の真夜中に、また大きい地震があって、停電して津波警報が出た時は、心底ガッカリしました。心折れるって、こういう事だわと思いましたよ。幸いにも、明けがた(?だったかな)には復旧したんですが、やっぱりねぇ、「真っ暗=恐い」は人類創世記からの究極の命題なんだなぁと、つくづく感じました。



 こんな感じで、私なりに東日本大震災から一年たって思う事を、今週は書いていこうと思います。(たぶん長文必至になると思うので、メンドクサイ方はスルーで)あれから一年、けっしてあっという間では無かった一年を、振り返ります。
コメント (4)
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