大空と大地の中で。

大自然を相手に駆け回ってます。

能登半島1周の旅 ♯2

2016-06-17 23:29:33 | ☆☆☆ 北 陸  ☆☆☆

 

 

 

朝、ホテルの部屋のカーテンを開けると、水平線の遥か向こうに山々が見えた。

夜に雨が降ったようで、地面は濡れている。

天気を心配していたのだが、まずまずの天気になりそうな予感。

 

朝食を済ませ、千年以上の歴史を誇る、「日本三大朝市」へ出発・・・。

 

朝、早い時間から大型バスが、すでに停まっています。

朝市通りを歩いていると、「お姉さん安くしとくよ、ちょっと試食してみて」なんて声が聞こえる。

あちこちで試食をしながら歩く。 試食の中でも美味しかったのがアワビの燻製。 絶品でした。

安ければお土産に買って帰りたかったけど・・・。

朝市で働いている人はみな女性です。

 

石川県には、「能登のとと楽 加賀のかか楽」という言葉があります。

「とと」は、大人の男性の意味、「かか」は大人の女性の意味で、

石川県は大きく分けて金沢を中心にした県南部の「加賀地方」と、

県北部・能登半島方面を指す「能登地方」に分けられます。

能登地方では女性がよく働き夫は楽をし、

反対に金沢を中心とした武家社会だった加賀地方では夫がよく働き妻が楽をする。

二つの地方の特徴を面白おかしく表現したのが、「能登のとと楽、加賀のかか楽」という言葉だそうです。

  

事前の知識をふまえて、輪島の朝市を覗いてみると、

 なるほどねぇ~、うまい表現ですね。

 

能登で有名なのが輪島塗、輪島漆は日本漆器の中で重要文化財に指定されています。

あまり興味はなかったけど、取敢えず工房見学。

数万円単位の高価な工芸品が並んでいました。とっても手が出る金額ではありません。

数万円のお碗買っても、インスタント味噌汁入れて飲んでたらお碗が泣いちゃうよね。ってことで観てるだけ!

 

工房の中は漆が充満しているのか、目がショボショボ、クシャミ連発、

写真だけ撮ってそうそうに退散。

 

海岸線をドライブしながら、

朝の連続テレビ小説「まれ」の舞台となった、間垣の里でも有名な大沢漁港・大沢地区へ。

小さな集落で、連日撮影していたのだから村はお祭り騒ぎだったのでしょうね。

当然の事ながら、朝ドラを観てなかった人には興味のない場所。

朝ドラでは異例の現地ロケが多く話題となり、多くの人達が訪れたという。

私達の行った時期はガラガラ、時が過ぎれば忘れ去るのも早い日本人!

曽々木へ向かう海岸線の斜面には、小さな田んぼが幾重にも段になって広がっている。

世界遺産「白米 千枚田」

白米千枚田から国道249号を14㌔ほど進むと、塩田村がある。

ここも朝ドラの舞台になった場所。

400年を超える伝統の「揚げ浜式」塩作りが今でも行われている。

職人技を見学。

能登半島最北端に位置する、道の駅 狼煙に車を停め、

禄剛崎灯台へ。

以前の能登半島の旅は、このランプの宿に泊まりたくて計画した旅でした。

あの時と同じ佇まいでありました。

でも、宿の近くに空中展望台が新しく出来、その展望台から海が一望できます。

 

能登の風土と気候が育てた「能登ワイン」

端から試飲しまくり、いい気分になりホテルへ 

外浦・内浦を巡って、17:45 宿に到着。