孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”ブログ編

「孫文さんの“北京の隠れ部屋”」を「孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”」に変更しました。

中国労働争議・ガラパゴス進化論

2010年07月28日 08時00分00秒 | 北京雑感 (北京の話題何でも)
中国での労働争議がなかなかおさまらない。
なぜ、日系企業に多い? 何が課題? 対応策は?
いずれにしても、大ガラパゴスの世界で起きている問題に対して小ガラパゴスの土壌に育った日本人には試練の事ばかり。

そんな中、労働争議を論じている記事が気になった。

頻発した中国・工場ストライキ、対処できなかった日系企業の落とし穴
http://news.toyokeizai.net/business/international/detail/AC/a255ca5b85f8791db56b89160feb4ded/


中国で深刻化する労働争議、対処療法に終始してきた現地労務管理のツケ(1)
http://www.toyokeizai.net/business/management_business/detail/AC/2e91cbd5280a269f1193bfff4cd7fe50/page/1/


昨日、某大学教授の講演を聞く機会があったのだが、そこで中国を大ガラパゴス、日本を小ガラパゴスと称していた。
日本をガラパゴスと称するのは普通だが、うーーーーん、中国に対して、うまい比喩を使うと感心した。
大ガラパゴスと、小ガラパゴスは同じ品種ではないのです。小ガラパゴス品種と大ガラパゴスの品種は同じと誤解しているヒトが多いのだが…
今後、大ガラパゴスと小ガラパゴスの交配が進めば両方を掛け合した中ガラパゴスのような新種が出てくるのか?? それはガラパゴスのDNAを持つものなのか? ガラパゴスとは別のDNAに転嫁するのか?
そして、大ガラパゴスも独自進化で80后ガラパゴスや90后ガラパゴスなどの品種改良が加えられている。 ガラパゴス進化論を考察してみたくなった。

承徳のたびPart2

2010年07月25日 12時04分11秒 | 旅行(中国)
普寧寺

乾隆二十年(西暦1755年)の建設で漢とチベットの寺廟を総合した形式。
中には巨大な木造の千眼千手観音像が安置されている。
写真撮りたかったけど、僧侶が駆け回って“撮影禁止!”と声かけていたので、仏像の写真はありません。
寺を出たら何やらが音楽が…
テープの音かと思ったら、演奏していました。
このとき、天気は雨、傘さしていたのですが、けっこう濡れました。






寺の外観 (天気が悪くどしゃぶり)






小ボタラ宮
正式名は普陀宗乘之廟で乾隆帝60歳と皇太后80歳を祝い、少数民族の王侯貴族を招くためにつくられた。モデルはラサのポタラ宮。普陀宗乘はポタラの漢訳であることから、小ボタラ宮とも呼ばれ、ポタラ宮の外観写真は良く見るので、中はどうなっているのか疑問だったが、ラサの本物も同じなのかなぁ?

中の寺の屋根は金1トンを使っているそうだ。 一部は金が剥ぎ取られていた。
晴天なら、黄金色に輝き美しいとのこと。天気が悪くて残念。

チベットへ出かけた雰囲気…


晴天なら、寺の屋根は黄金色に輝いていたはずで残念


トウモロコシ

2010年07月23日 02時17分18秒 | 美味しかった食べ物・食の安全
先日、某社からトウモロコシをもらった。
山東省で作られたトウモロコシで、生でも食べられ、日本のトウモロコシより美味しいよとのこと。
先日、張北へ出かけたときも、ここのトウモロコシは美味しく、生でも食べられると言っていた。 早速、トウモロコシの皮を剥いで食べることにした。シャリという食感で確かに生で食べられる。
中国のトウモロコシといえば、まずい!!のが当たり前だったのだが、中国の農業が急成長していることを感じた。

天津のたび

2010年07月20日 00時27分56秒 | 旅行(中国)
16日(金)仕事で天津に出かけた。 天津までは近いのだけど、滅多に出かけたことは無い。 専用線開通前の天津の仮設駅から北京駅までの列車に乗ったことはあるけど、北京南駅から天津への列車に乗るのは初めて。 北京南駅は飛行機のターミナルのようでかっこいい。
ドイツのシーメンスICE3世代をモデルにした列車。 定刻になってドアが閉まり、列車はスピードを上げる。 東三環路を通過した頃は時速200㎞で、さらにスピードを上げて時速330㎞前後で走る。 天津まで30分のあっという間に旅だけど、北京はどんよりした天気だったのが快晴で暑い!!!

ICE第3世代をベースにしたCRH3
(内装は木目を使った落ち着いた色調で良い印象)


北京南駅-天津間のチケット 58元(2等)


あっというまに時速327㎞


CRH3の運転席 (意外と狭い)


天津駅も大きくきれいなのにびっくり。(でも構内のトイレは、なんでこんなに駅がきれいなのに、トイレは進歩が無い普通の中国(人も設備も)なの??という感じでがっかり) 
トイレに行ったら、トイレのドアも閉めず、こっとむいてしゃがんでる人たちがいました…
こんなの、見たくないよ…

天津駅



天津駅の360度の眺めです


天津駅の前の運河に掛かっている橋が特徴ある形だったので、橋をじっくり見学する。
橋の名称は開放橋と書かれていて、勝鬨橋のように両側に競り上がる形だ。 

開放橋全景






橋の中央部 (車道の約5㎝くらい左右の端の間での隙間があった)


租界地など古い建物も残っていて、北京から日帰りできる距離なので今度じっくり探訪してみようかな…

中国食品薬品監督管理局(SFDA) 副局長解任

2010年07月14日 23時16分21秒 | 北京雑感 (北京の話題何でも)
6月13日発の少し古い情報であるが、
中国食品薬品監督管理局のHPによると、
( URLはhttp://www.sfda.gov.cn/WS01/CL0051/50042.html )
SFDA副局長の張敬礼氏は、重大な規律違反の疑いで副局長・党組織の成員の職務を解任され、現在取調べを受けているもよう。

そして、この幹部以外にも取調べを受けている者もいるらしい… (このSFDAのHPには書いていないが…)
なお、2007年には当時の局長が収賄などの罪で、死刑判決を受けている。

交通事故 

2010年07月13日 23時31分17秒 | 北京雑感 (北京の話題何でも)
仕事を終え食事に出かけようとして道路に出たら人だかり。
すぐ野次馬になるのは悪い癖だが、何の人だかりなのか気になったので覗いてみたら交通事故の現場だった。 電動自転車と自動車がぶつかり、電動自転車は自動車の下にべちゃんこ。
道路を良く見たら、自動車の下に自転車が入って引きずった後が10mくらい道路についていた。 電動自転車のことだから、信号無視で走ってきて、しかも自動車も徐行しておらずぶつかったのではと推定。
自動車の約10m後方には警官がいてが、道路には自転車の人が持っていたと思えるカバンや衣服が散乱したまま。 中国は歩行者にとって電動自転車が音も無く走ってくるし、自動車にとっても電動自転車は信号無視で突っ込んでくるので怖い存在。

そんな交通戦争(懐かしい言葉だなぁ)の中国ですが、携帯newsに、今年上半期の中国での交通事故での死亡者数が発表された。
上半期(上半年)で27270人が死亡した。記憶がはっきりしないが、これって、死亡者数激増では??
ちなみに日本では、2007年は5744名、2008年は5155名が交通事故で亡くなっています。(年間です)

自動車は増え続けている(マイカーブーム)、免許所有していない人は交通ルールを守らない(知らない)→ルールを知っていても守らない、電動自転車が増え続けている(無音電動自転車の恐怖) → 交通マナー向上は中国では容易ではないなぁ

電動自転車が車体の下につぶれている


警官のそばにはカバンや衣服が、そしてかすかに見える白い線は自転車を引きずった跡


公安発表の交通事故件数を伝える携帯news


部屋に花を飾ったら・・・

2010年07月13日 02時32分03秒 | 北京雑感 (北京の話題何でも)
雑然とした自室に部屋を飾ったんじゃ。
部屋の雰囲気が和らいでちぃといい感じ。
この花はどうしたんかって?
実は、宴会があり会場に花を飾っとったけぇ、宴が無事に終了して不要になったけぇ、もろぉてきたっちゅうわけ。
たぁゆぅても、花瓶を持っとらんけぇ、バスクリンの容器とヤクルトのちさい容器を花瓶代わりに活用したんじゃ。
ほいで、花瓶に入りきらんかった花は…
どうしようかゆぅて考えた末、フラワーバスにしたんじゃ。
花(たぶん蘭の花)を風呂に浮かべて、ちぃと癒し効果としちゃぁ最高。
入浴するんが男じゃのぉて美女か猫なら絵になるんじゃがね…

バスクリンの容器 白い花瓶に見えていい感じ!!


ヤクルトの容器も立派な花瓶


フラワーバス うーん贅沢!!

承徳の旅 Part1

2010年07月12日 00時10分16秒 | 旅行(中国)
北京から北東に250km。 7月10日(土)、清の時代の皇帝の避暑地だった承徳へ日帰りのたびをしてきた。
北京から承徳まで片道250km。 前夜にCDの音楽をたんまりDLして携帯電話に詰め込み、往復500㎞のバスの中での対策はバッチリ。 天気は曇りで今にも雨が降りそう。 そして、昨年秋に全面開通した京承道路を順調に向かう。道路は天候のせいなのかすいていた。 うーーん、道は良いなぁ。 こんな道をピンクのポルシェかオレンジ色のカウンタックで飛ばしたら気持ち良いだろうなぁ。
承徳は、明清の時代の皇帝の避暑地として有名であり、先週は元の時代、今週は明清の時代と、急に歴史のたびが続いたなぁ。
承徳へはなかなか行く機会が無かった。 理由は距離的に中途半端。 旅行会社の人に聞くと、例えば日本人の北京ツアーで日程が短い場合には承徳へは、往復丸1日必要なので行かないそうだ。 例として、中国人の日本観光で関西に行く場合、京都・大阪は定番であるが、奈良にはなかなか行かないのと同じとのこと。 旨い比喩だなぁ。。

避暑山荘:
中国四大名園の一つで、世界一大きい宮廷の庭園とか。 面積はいわいえんの2倍とのことなので、広さは想像がつかない。 避暑地として、皇帝は執務や狩を楽しんだそうだ。
その際、各地方の者も参加させ皇帝の力を見せ付け、皇帝に反抗する気力を失わせたそうだ。 そして、狩は軍事訓練と後継者を定める試験の場。 避暑って言っても実態は熱い戦いがあったのね・・・
さて、その避暑山荘、総面積5460平方km、周囲の城壁は10㎞。

これ、顔の部分をナデルト金持ちになれるそうだ。 だから、顔や口の部分が剥げている。 お尻の部分は、何に効果があるのだったかなぁ… 聞いたけど、忘れた。 顔とお尻と両方触ってきました。


四知書屋
書屋というから書庫というわけではない まず四知という言葉は“君子知微、知彰、知柔、知剛、万物之望”に由来。 これは乾隆帝の治世思想であり、柔=温和政策、でも従わなかったら剛=武力で制圧しちゃうぞ!!
皇帝はここで着替えをしたり、日常の政務や会見をしたようだ。
避暑山荘の建物は、皇帝が住んでいた場所という割には色具合は質素だ。
また中国の建物にはつきものの屋根の上の動物の飾りも避暑山荘にはない。 これは、避暑地であり、周囲との調和を優先したかららしい。 避暑山荘って環境配慮型建築の元祖だったのね…



江南地区の庭園を思い浮かべるのどかな雰囲気
遠方の不思議な山(少しかすんでいる)は分かりますか? この山(棒錘山)に登ると130歳まで生きられるそうだ。 見ただけで93歳まで生きられるそうだ。 御利益あるのかなぁ?? だとすると、承徳の人は平均年齢93歳以上ってことになるが・・
垂直、いやオーバーハングの山(きっと岩山なんだろう)で、遠くから見たら大きな皇帝の椅子に見える。今回は時間が無くて、この山は遠くから見ただけ。




当時の衣装と靴を履いていた女性。 靴の部分を良く見てください。
約10㎝位の底上げ靴(当時のハイヒール?)です。 そして良く見たら、中国の衣装の内側はスパッツ姿…  チラリを期待したのに…  @_@;;;



自動車リコール新条例 罰則強化(意見募集)

2010年07月11日 11時04分53秒 | 北京雑感 (北京の話題何でも)
国家質量監督検験検疫総局(質検総局)は、自動車のリコール(回収・無償・修理)について新たに定めた条例の草案を公布した。リコール隠しがあった場合の罰金を、最高で生産・販売した製品の総額の50%と定めたことや、刑事責任の追及も明記したことなどが特徴。従来の関連規定に比べ、罰則を大幅に強化した形となっている。

と、
http://news.nna.jp/free/news/20100707cny002A.html
で報道されていた。

草案のコメント締め切りは10日で、意見募集開始(2日)からの期間が短かった。法規の扱いは規定から条例に引き上げられ、関連商品もタイヤ・シャーシ・チャイルドシートなども対象で、罰金額も引き上げられている。自動車のリコールは2004年に規定を発布しているが、罰金額が最高3万元と欧米より低い水準で当たったため、処罰の程度を引きあげているため、メーカーでは論議をよぶだろう。

原文、読みたい方はこちら…
http://interview.aqsiq.gov.cn:9080/pub/InfoView2/cazxyj/qczhtl/yjzj/index.htm

河北省 張北の旅 番外編 その3

2010年07月10日 22時43分11秒 | 旅行(中国)
張北では、風力発電設備の巨大さに圧倒された。
7月10日、北京から北西が張北、北東が承徳。 その承徳へ出かけてきたのだが、高速道路のSAに風力発電の羽根を輸送中のトラックを見かけた。
トラック後部の人と対比して、大きさが分かるだろう。
トラックの荷台には乗り切らなくて、かなりの部分が飛び出しています。
これが、ぐるぐる回るのだかからすごい!!


酷感夏日

2010年07月10日 01時36分59秒 | 北京雑感 (北京の話題何でも)
 先日、“酷”の字でコメントがあってから、酷の字の使い方が気になってしまっています。
下記の写真は、北京の地下鉄駅の広告をうつしたもの。 中国なので記載文字は中国語ですが、左上の白髪オジサンの顔でこれはどこの広告か分かりますね? 

“酷感夏日”さて、どんな意味かというと、
クール感の夏の日   nifty翻訳
クール感の夏の日   EXCITE翻訳
いずれも、酷の意味はcool(涼しい)の意味で機械翻訳されます。




さて、ネット検索していたら、
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/spa-20100629-01/1.htm
SPA! 2010年6月29日号掲載

>タトゥーに「不景気」フンドシに過労死
>いったい誰が教えたんだか……
>[漢字ブーム]の凄いバカっぷり

なんてのが見つかって下記の記述があった。

>◆KANJIブームのトンだカンチガイ
> まず多いのが漢字自体の間違い。タトゥーの場合、字が左右反転してしまったりするのはよくあるが、
・・・・  略 ・・・・
>「シドニーで、漢字のシルバーアクセサリーをたくさん見た。
>でも『幸』『愛』などに交じって、『酷』という字があってビックリ。
>意味を尋ねると、『COOLって意味でしょ?』と言われた。冷酷→冷たい→COOL?」など、苦笑せずにおれない目撃談も聞かれ、言葉の壁はやはり高いよう。

漢字を使用する民族は、日本人だけではない。むしろ、漢字文化では中国語よりも日本語のほうがマイナー社会。外国人の漢字間違いを指摘する場合、日本語の漢字だけの知識で判断しないほうが良さそうだ。
日本人にとって、言葉の壁はやはり高いよう。

でも…、日本人にとって、“酷”をCoolというのは、違和感はあるよね…

河北省 張北の旅 番外編 その2

2010年07月09日 06時06分06秒 | 旅行(中国)
張北の風力発電施設を見て、こんなのができたらいいなぁと感じたアイデアですが、風力発電瀬施設のタワーと羽根の部分を使った、業余無線(アマチュア無線)の天線(アンテナ)。

タワーの高さはあるし、羽根は大きい。
たから、短波帯用の巨大なアンテナが作れるはず。
ループアンテナでもよいし、ダイポールアンテナの構成にしてもよいだろう。
そして、タワーとの間隔と方向がうまく作れれば、指向性のあるアンテナも作れる。

風力発電中のときは、アンテナとしてはどうなるのだろ?
回転してるから、水平偏波でも垂直偏波にもなるので、回転しながらの送信はQSBの原因になるかもしれないが、Sが上がって交信の確立が上がるかもしれない。

総工費はウン億円かなぁ… 誰か、実験しないかなぁ!!!

3.5MHz又は1.9MHz用で、とんでもないビックアンテナが作れるはず???
夢だろうなぁ…
発電機からのノイズの影響は??

こんなタワーを1つ個人で持ちたいなぁ…



All Day's (奥楽多)朝陽建外店

2010年07月07日 23時31分27秒 | 美味しかった食べ物・食の安全
All Day'sの建外店が6日にオープンしたので、早速、夕食を食べに出かけてきた。
夏の日の入りは遅いので19時近くになっても外はまだ明るく暑い。

ジャピオン見たといえば、小さなケーキプレゼントがあるのをすっかり忘れてしまい、ケーキは注文し忘れたが、チーズに牛肉をまいた料理とライス、そしてコーンクリームスープとコーヒーを注文。 
薄暮が闇に変わる変化と建外SOHOを歩く人たちの外の景色を楽しみながら食事をした。

建外SOHOの東区 B座です。


今日注文した料理