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兵庫県立兵庫津ミュージアムが11月24日にグランドオープンしています

2022年12月03日 04時25分12秒 | 神戸情報
2022年11月24日(火)、兵庫県立兵庫津ミュージアムがグランドオープンしました。
兵庫津ミュージアムは昨年(2021年)11月3日に開館した「初代県庁館」と今回完成した
ひょうごはじまり館」から構成されています。
私は12月1日に初めて訪問しました。
ひょうごはじまり館の展示の内容等について概要を記していきます。

未訪問の方は是非お寄りください。

兵庫県立兵庫津ミュージアム外観

上の写真は手前の初代県庁館(2021年11月3日より開館)とひょうごはじまり館
上の写真はひょうごはじまり館の外観

ひょうごはじまり館の基本情報
住所:神戸市兵庫区中之島2丁目1-17 TEL:078-651-1868
開館時間:4月-9月 9:00~18:00 10月-翌3月 9:00~17:00
休館日:月曜日(祝休日の場合は翌日)、年末年始
観覧料:常設展のみ 大人300(200)円/大学生200(150)円/高校生以下無料
  特別展+常設展 大人600(400)円/大学生400(300)円/高校生以下無料
   上記は11/24~2023年1/15の場合の金額。特別展の種類により変動?。
 シルバー(70歳以上)大人の観覧料の半額
サンTVが作成した紹介動画(Gooで共有)
県立兵庫津ミュージアム 「ひょうごはじまり館」オープン

所在地のGoo地図を添付しておきます。
 

PRリーフレット表紙

各フロア案内

上の写真は入口に表示の各フロア案内


上の写真は「ひょうごはじまり館」のフロアープラン 延床面積4,065㎡ 

展示内容概説

上の写真は検討段階での展示計画

エントランスの展示
上の写真はエントランス天井の北前船
上の写真は兵庫津の鳥瞰図 青山大輔さんが製作された労作です。

常設展示のハイライト
 代表的な展示と兵庫津を中心とした概略の歴史を年表型式で記載

展示1 8~12世紀頃 清盛の夢
 741年(天平13年)  行基が大輪田泊を修復
 812年(弘仁3年)   大輪田泊を修復
 914年(延喜14年)  三善清行大輪田泊の修築を提言
 947年(天暦元年)  大輪田泊を修築するために「造輪田使」を任命
 1173年(承安3年)  平清盛が大輪田泊に兵庫島(経ケ島)を築き日宋貿易を行う
 1196年(建久7年)  僧重源が兵庫島(経ケ島)を修復


展示2 13~16世紀頃 日本国王(足利義満)の港(兵庫津) 栄える
1289年(正応2年)  一遍上人が和田の観音堂で死去。墓所は真光寺に五輪塔造営
 1336年(建武3年) 湊川の戦い
 1338年(暦応元年) 興福寺が兵庫南関での関銭の徴収が認められる
 1401年(応永8年) 日明貿易の拠点 兵庫島において足利義満が高麗船を見る
 1445年(文安2年)  東大寺「兵庫北関入船納帳」で約2.000隻が兵庫津に入船
 1469年(文明元年) 応仁の乱の中、山名勢により兵庫津が焼き打ちされ多大な被害
 1578年(天正6年)  荒木村重が織田信長に背き、織田勢が花隈城を包囲、兵庫津も攻撃
 1580年(天正8年)  花隈城落城


展示3 16~19世紀 港湾都市の賑わい
 1581年(天正9年)  池田恒興が花隈城の材を利用して兵庫城を築城
 1582年(天正10年) 本能寺の変の後、兵庫城は秀吉直轄地となる
 1596年(慶長元年) 慶長の大地震(伏見地震)で兵庫津が壊滅的な被害を受ける
 1619年(元和5年)  菱垣廻船の大坂・兵庫・江戸の航路開設
 1785年(天明5年) 工楽松右衛門が松右衛門帆を創作する
 1799年(寛政11年) 高田屋嘉兵衛がエトロフ航路を開く 北前船の隆盛
北前船を挟んで左側が工楽松右衛門、右側が高田屋嘉兵衛

展示4 19世紀(明治維新)~ はじまりの地 兵庫 魁(さきがけ)
 1855年(安政2年) 網屋吉兵衛が神戸村に船たで場を設置
 1858年(安政5年) 日米修好通商条約 兵庫が開港場に指定
 1864年(元治元年) 勝海舟が神戸海軍操練所を開設、和田岬砲台が完成
 1867年(慶応3年) 兵庫港(神戸港)が開港 新暦では1868年1月1日
 1891年(明治24年) 能福寺の大仏建立
 1945年(昭和20年) 3月17日の空襲で壊滅的な被害



企画展「ドキュメント1868」
 2022年11月24日~2023年1月15日


上の2枚の写真はリーフレットの表面と裏面

発掘調査
県教委は2020年9月から、初代県庁の跡地に開館の「兵庫津ミュージアム」のの発掘調査を実施。
2020年11月13日に発掘調査の現地説明会を実施されました。
調査面積:約1,600㎡ 調査期間:’20年9月14日-12月18日 

上の写真は調査地点の全景航空写真
兵庫津ミュージアムが建設される前の姿がよく判ります。

調査区全景写真(上の写真) 北側は下にきていることに注意
赤線は「新在家町水帳絵図」(1836)で記載の町屋と道路でほぼ発掘結果と一致
兵庫津遺跡の他の調査でも同じであるが水帳絵図が非常に正確に描かれたものである
ことの証明である。
江戸時代中期の町屋は8~9棟が確認された。
街路は南北3m幅、東西は約1.5m幅

詳細は下記ブログで書いています。
 
コメント
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