CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

神戸・岩国の最新情報を中心に紹介していきます。歴史や時事について調べた結果を紹介。

神戸市立図書館が11月10日に110周年を迎えます 新たな図書館像をもとめて

2021年01月16日 05時25分02秒 | 神戸情報

神戸市立図書館が明治44年(1911)11月10日に開館してから11月に110周年を

迎えます。そこで神戸市立図書館のあゆみを年譜形式で纏めてみました。

写真は2012年2月15日、神戸市立中央図書館を訪問した折に神戸市立図書館開館

100周年の展示がされていた時のものを利用しています。

明治44年11月10日 相生町の旧市庁舎にて「神戸市立図書館」開館

  (桃木書院の蔵書の一部分を寄贈される)

上の写真は開館当時の神戸市立図書館

桃木書院とは神戸市立図書館の開館に先駆けて明治35年(1902)1月に桃木武平氏

により建てられた私設の図書館です。設置場所は生田町2丁目だったようです。

上の写真が桃木書院の全景です。桃木書院の蔵書が神戸市立図書館の基礎となっています。

桃木武平 安政5年(1858)神戸村生まれ昭和4年(1929)台湾で死去については

平成23年11月20日 神戸市立中央図書館発行のKobeの本棚 第69号

神戸市立図書館開館100周年記念号に詳しく書かれています。

桃木武平の協力を得て住田正一氏(1892-1968)は海事関係の資料を収集、

現在は、神戸大学の「住田文庫」として神戸大学図書館に保管公開されています。

さて主テーマの神戸市立図書館の歴史に戻ります。年表で歴史を辿りたいと思います。

大正10年(1921)10月  大倉山に図書館を新築(下の写真)

大正11年(1922)3月  一般閲覧開始

昭和12年(1937)5月  須磨裏公園で出張文庫
 ~昭和13年(1938)5月

昭和23年(1948)7月  読書相談部を開設し、テレフォンサービスを開始

昭和24年(1949)8月  公開図書室を開設

昭和26年(1951)4月  図書館法の施行で閲覧料と館外貸出し料を廃止し無料となる

昭和33年(1958)6月  観音山公園に長田分館開設

昭和35年(1960)12月 神戸新聞センター(神戸新聞会館9階)に三宮分室が開館

昭和42年(1967)10月 王子分室が開館

昭和45年(1970)10月 西神文化センター内に西神分室が開館

昭和47年(1972)4月  王子、長田、三宮、西神図書館に名称変更

昭和47年(1972)10月 自動車図書館巡回開始

昭和49年(1974)2月  東灘図書館開館

昭和49年(1974)12月 北区民センター図書館開館(昭和57年に北図書館に)

昭和55年(1980)4月  (新)三宮図書館開館

昭和56年(1981)4月  神戸市立中央図書館の新館完成し開館(下の写真)

昭和56年(1981)9月  須磨図書館開館

平成元年(1989)4月  新西図書館、灘図書館が開館

平成2年(1990)4月  神戸ふるさと文庫開設 わが街再発見コーナー設置

平成3年(1991)3月   神戸ふるさと文庫だより「神戸の本棚」創刊

平成3年(1991)11月  垂水図書館が開館

平成3年(1991)12月  神戸市隣接6市2町在住者への図書貸し出し開始

平成7年(1995)1月   阪神淡路大震災の被害により全館臨時休館

平成7年(1995)9月   図書館ホームページ開設

平成7年(1995)12月  新長田図書館、北区北神分館開館

平成8年(1996)5月   兵庫図書館開設

平成13年(2001)1月  図書館のコンピューター化全館で達成

平成19年(2007)1月  インターネットによる予約受付開始(K-libネット)

平成22年(2010)4月  須磨と三宮で指定管理者制導入

平成23年(2011)11月  神戸市立図書館開館100周年

平成25年(2013)9月   東灘図書館が移転

平成31年(2019)4月   北図書館北神分館が移転 北神図書館に昇格

 以下は予定事項

令和3年(2021)3月24日 大丸須磨店の4階に名谷図書館が開館予定

令和3年(2021)     西図書館が美賀多台1丁目に新築移転予定

令和4年(2022)     垂水図書館が垂水駅北側広場に新築移転予定

令和4年(2022)春    こども本の森(建物は建築家の安藤忠雄さんからの寄付)

            東遊園地に昨年(令和2年)11月に着工、来年12月に竣工予定

昨日(2021-1-15)現地の建築現場の写真を撮っていますので関連情報も含めて紹介します。

上の2枚の写真は建築現場と建築確認申請内容

上の写真は完成予想図

上の写真は安藤忠雄さんの想いを綴った文章

上の写真は神戸市が作製した文章

上の3枚の写真はKOBEうわさプロジェクトが作製したパネル

上の2枚の写真は神戸市出身の彫刻家、柳原義達氏の彫刻作品 愛「仔馬の像」

「れんらくちょう」の表紙に使用されていたとの噂(KOBEうわさプロジェクト)

令和7年(2025)     三宮図書館バスターミナル併設ビルの高層階に新装開館予定

明石市立図書館が駅前の人が集まる場所に設置され、成功している動きを受けて

神戸市でも便利な場所に図書館を設置するという動きとなっています。

また未来を背負う子供達のための図書館も新しい図書館の姿として注目されています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする