CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

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兵庫県立考古博物館で企画展「ひょうごの遺跡2021」が開催中です。

2021年01月22日 03時57分39秒 | 神戸市以外の兵庫県

播磨町にある兵庫県立考古博物館で企画展「ひょうごの遺跡2021」が開催中です。

開催要項は以下の通りです。

 開催日 :2021年1月16日(土)~2021年3月14日(日)
 開催場所 :兵庫県立考古博物館
 開催時間 :午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)
 定休日: 月曜日
 アクセス: JR土山駅南出口から「であいのみち」を徒歩15分
      山陽電車播磨町駅から喜瀬川に沿って徒歩25分
 料金: 大人 200円 大学生 150円 高校生以下無料 高齢者(70歳以上)割引あり
 問い合わせ先: 兵庫県立考古博物館
 TEL: 079-437-5589

私は初日の1月16日に観覧しました。

 古代の世界に興味のある方は是非、ご観覧ください。

展示遠景

上の2枚の写真は展示遠景です。

上の写真の右手は令和元年度調査報告書刊行遺跡

 (1)原田西遺跡(伊丹市、弥生時代) 加工用の石斧が出土

 (2)竹の前遺跡(姫路市、弥生時代) 広域的な交流

 (3)塚口山廻遺跡(尼崎市、古墳時代)家形埴輪?の破片が出土

 (4)志染中梨木遺跡(三木市、古墳時代)謎に包まれた古墳集落

 (5)前島・検上田遺跡(西脇市、奈良時代)土石流との格闘

 (6)喜多・城山城遺跡(西脇市、室町時代)武具の金具が出土

上の写真の正面には令和2年度の発掘調査速報

 (1)玉津田中遺跡(神戸市、弥生時代)弥生時代の墓地

  ブログを作成していますのでリンクしておきます。

  玉津田中遺跡から弥生時代前期のお墓の跡見つかる - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

 (2)登り田遺跡(姫路市、奈良時代)播磨国風土記の継潮(つぎのみなと)か

 (3)柏原旧城下町(丹波市、江戸時代)筆頭家老の屋敷跡

 (4)兵庫津遺跡(神戸市、江戸時代) 焼失した町屋

  ブログを作成していますのでリンクしておきます。

  兵庫津遺跡発掘調査現地説明会 on 2020-11-13&2020-11-14 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

下の写真は加西分館(古代鏡展示館)出張展示「干支 丑」

  千石コレクションの中から、十二支が描かれた古代中国鏡3面が展示されています

企画展のリーフレット

上の写真は企画展「ひょうごの遺跡2021」のリーフレットの表面

上の写真は企画展に関する発掘調査速報会(リーフレット裏面に記載)

 

登り田遺跡の墓から土馬

 飛鳥時代の墓とみられる穴から2体の土馬(どば)が出土(下の2枚の写真)

 

土馬は通常、水の祭祀に用いられた土製の模造品で古墳時代から使用され飛鳥、奈良時代

以降も継承された祭祀具です。土馬は川などから出土するケースが多く、墓の跡から

見つかるのは全国的にも珍しいという。発掘調査は2020年7~9月に実施された。

昔、馬は病気をもたらす疫病神の乗り物と考えられていたため、病気を広めないよう

土馬の脚を折って水に流した説があります。今回出土した土馬は、全長が29cmと24.4cm

手綱や鞍などの馬具も表現されています。

上の写真は土馬に関する写真パネル展示

上の写真は出土した土馬に関する説明パネル

上の写真は登り田遺跡(姫路市)の説明パネル

上の写真は平成29年(2017)神戸市埋蔵文化財センターの春季企画展「遺跡のどうぶつたち」

で展示の土馬3体 会期:2017年4月15日~5月28日 5月13日に観覧

 1)二宮遺跡(神戸市中央区、奈良時代)

 2)田井野遺跡(三木市久留美 古墳時代後期)

 3)住吉宮町遺跡(神戸市東灘区、奈良時代)

 

また兵庫県立考古博物館の特別展「古代祭祀の世界」平成21年(2009)10月3日-11月29日

の展示から数点の土馬の写真を添付しておきます。

 

 

最後に兵庫県立考古博物館の見張り台と梅の写真を添付して筆を置きます

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