キビを食べながら

昨日映画を一緒した彼女が途中の産直の店で買ってきてくれたトウモロコシ。夕方茹でてみたらなかなか味の良いトウモロコシだった。
野菜や果物も次々と品種改良が進んで消費者は美味しいものを選べるけど、生産者さんは大変だろうなと思いながら頂く。
妹の勤めている産直の店は『あまえんぼう』という名前のトウモロコシ。今年も3回ほど食べたけど残念ながら彼女が買ってきてくれたのが美味しかった。
　
何時の頃からだろうか高知市内近辺に産地直送の店というのが出来、既存のスーパーなどでも産直コーナーを設け、常時故郷の野菜や加工品等が買えるようになった。そしてあちこちにある道の駅等でも産直製品が人気で、最近の新聞に売上もなかなかのものだと出ていた。

農家といえばまとめて規格品の出荷というのが普通で、後は自家消費の野菜や果実を作っていた。
でもこういう場所が出来たことで、市場に出づらかったこれらのものが皆さんに喜んでもらえ、生産者も現金収入になる。そして店が出来ることで働き場所の少ないと言われる地域での雇用にもつながっている。
　
が、こういう店が人気だということであちこちに増えすぎたという感はある。そしてあまり魅力のない商品が並んでいる店もある。折角手間暇かけて作り持ってきて並べても売れ残りまた引き取っていかなけらばならないというのでは何をしているのか分からない。母の菜園きびも植えてあるがまだ食べられるようにはなってなかった。キビは一本に一つらしいぜと母に言うと。『そうしたら味はえいろうねえ、けんどあんたがもぎよって木を折ったらいかんきやめちょいて』ともぎたそうな私の気持ちを読まれた（笑）
　
この日のお昼は、迎えに来た息子や一緒にきた妹たちと焼肉。肉は買ったものだけど、キャベツ　ニラ　シシトウ等は畑から取ってきて間に合った。
山を下りた働き者の彼女が毎日のように通ってきて山の畑で作った白菜をくれたの即席漬けを作ってあったがこれもなかなか美味しかった。

野菜が出来すぎると誰彼構わず『いらんかね』と言って無理やり押しつけている？迷惑やきあんまりしつこうにいらんかねと言われんぜとは言ってあるが。。。
子供のころのキビは夏休みもだいぶ経ってからだったような気がする。今のと違ってそれほど美味しくはなかったと思うけどおやつには上等の部類だった（笑）
美味しいキビを食べながらそんなことを思った。
トップ以外は13日風の山で撮影。