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日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

1月に読んだ本

2012-02-05 | 本と漫画の話

1月に読んだ本のまとめです。

ちょっと前の記事に、ユズと一緒に写っていた絵本、『ねことおもちゃのじかん』も入ってます(*^_^*)

1月前半に、久しぶりでガッツリ系の小説を2冊読みましたが、(『金色の獣~』と、『開かせていただき~』)面白かったです! 本当はこういう本もガンガン読みたいのに、普段は軽い物ばっかり読んじゃうんですよね・・・


1月の読書メーター
読んだ本の数:25冊
読んだページ数:3735ページ
ナイス数:256ナイス

金色の獣、彼方に向かう金色の獣、彼方に向かう 
★4 いい。やっぱり魅力的な世界観。『南の子供〜』みたいに日本以外を舞台にするより、日本的な湿気を感じる舞台の方がやっぱり合うなぁ。不思議で妖しい獣、現実と幻想の境界をさ迷う感じ、善悪の区別すらない、神とも魔ともつかない何かに翻弄される運命。恐くて残酷で、でも魅惑的過ぎる物語の世界に、魂ごと持って行かれそう。 収録4編は、時代も違い関係なさそうで、地名や「金色の獣」が微妙にリンクする。

『異神千夜』聡明さを買われて南宋の商人の養子になった、対馬の少年・仁風。釜山で蒙古の兵に捕えられ、運命が狂い始める…。
『風天孔参り』寂れたドライブイン兼宿を営む中年男の店に、登山風の男女6人が訪れる。夕方、一行にいた若い女が「泊まりたい」と再び一人で現れた。そのまま連泊を重ねる女が語ったのは…。
『森の神、夢に還る』森をさ迷っていた「ある存在」が、駅で見掛けた少女・ナツコに憑依して、上京した。ナツコを通して体験する物事を楽しむ何者かの存在は…。
『金色の獣、彼方に向かう』大輝が幼い頃、「川の向こうには行ってはいけない」と言われていた。「樹海」に迷い込み帰って来ない子供や、「猫の墓掘人」の噂…。ある時大輝は川沿いの葦原で、川の向こうに住むという少女に会い、鼬に似た金色の獣を見つけて飼い始める。
読了日:01月03日 著者:恒川 光太郎


とっとと おやすみとっとと おやすみ
★2.5 図書館で。なかなか寝てくれない子どもを寝かしつけながら、苛立つお父さん。気持ちはすごく分かるけど、ちょっとキツイ気がする。訳のせいかな。皮肉るにしても、もうちょっと柔らかいユーモアにくるめて表現してくれないと、笑えない。苛立ちに余裕がなさそうで、いつか手が出そうな危うさを感じて怖い。 イラストも、上手そうなんだけど、写真に上から着色したような中途半端なリアルさで、あまり好みじゃなかった。特に子どもが可愛く描かれてないから、余計怖いし…。
読了日:01月04日 著者:アダム・マンズバック


長い長いお医者さんのお話 (チャペックのフィルム絵本シリーズ 6)長い長いお医者さんのお話 (チャペックのフィルム絵本シリーズ 6)
★3.5 図書館で。カレル・チャペック&ヨゼフ・チャペックの絵と文を元にしたチェコのアニメを、絵本にしたもの。《夜中に自分を呼ぶ声で起こされたお医者さん。声をたどると、足を痛めた妖精が。治療を痛がる妖精にお医者さんは、ある王国にいた、ちょっと変わったお医者さんの話をします》 昔の海外アニメを見るような(そのままだけどw)、ちょっと懐かしい感じ。可愛らしい絵で、作中話はスタンダードなお話だけど、お医者さんと妖精の部分はちょっとシュールでもあって、ラストのオチは「何だそりゃ」(^-^;) なかなか楽しめた。
読了日:01月04日 著者:カレル・チャペック


まっくら、奇妙にしずかまっくら、奇妙にしずか 
★4 図書館で。黒一色で描かれた、細密でちょっとメカニカルな感じの絵が凄い。絵本と言うより、アート。エッチングとかの版画かと思ったら、シャープペンシルだけで描かれていると知って、更にビックリ。ただただページを凝視してしまう(@_@) ストーリーは、《ある町の浜辺にやってきて、廃屋に住み着いた男。謎のよそ者に、町の人々は噂をしたり遠くから観察したり…》 男の不思議な“魚を捕る方法”に気付いた、町の人々の騒動とその顛末が、皮肉に描かれる。
読了日:01月04日 著者:アイナール トゥルコウスキィ


開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド) 
★4.5 読友さんのレビューで興味を持ったら、大当り! ほとんど徹夜で読みました。 《18世紀ロンドン。外科医ダニエルと5人の弟子は、私的解剖教室で、墓盗人から違法に入手した妊婦遺体の解剖にとりかかっていた。そこへ密告を受けた警吏が訪れ、慌てて遺体を隠す。ところが秘密の隠し場所から、四肢を切断された少年と、顔を潰された男、あるはずのない2つの死体が出てきて…》

詩人を志して上京した少年が辿った過酷な運命と、事件を追う盲目の治安判事&その目となる男勝りの助手、ダニエルの信頼も厚い個性的な5人の弟子達などが、それぞれの思惑に従って入り乱れる。巧みな伏線が散りばめられ、次々と新たな事実や繋がりが判明していくので、ページを繰る手が止まらない。 以前『死の泉』を読んだことがあって、その時は、自分にはちょっと重厚過ぎる感じで、面白かったけど、重く長く感じた。今回のは、頽廃的な耽美さもありながら、軽妙さがあって、展開もテンポよくスムーズで、読みやすかった!
当時のイギリスの医療や解剖学に対する考え方や、裁判、司法制度なども、想像以上にビックリするもので、興味深かった。
読了日:01月05日 著者:皆川 博子


夏目友人帳 4 (花とゆめCOMICS)夏目友人帳 4 (花とゆめCOMICS) 
★4.5 この巻はかなり好きかも。悪意の強い妖怪や人があまり出て来なかったからかな。純粋な妖怪が多くて、彼らと交流する夏目が楽しそうなのも良かった。おまけのニャンコ先生の描き方、デコ広っ!模様に惑わされてた(笑) 「春に溶ける」雪うさぎが可愛い! 涙をポロポロ流す場面は貰い泣きしそうだった。片割れを失ってからの孤独の日々は哀しい。 「夏目、温泉へ行く」名取さんの意図って計り知れない。夏目とは相容れない部分があるから、信頼していいのか不安な感じ。神様?みたいな妖怪がカッコ良かった。
「桜並木の彼」気に入った人間がいると、一途に想い続ける妖怪が多い。人より根っこがピュアなんだろうな。人が好きなら助け、嫌いなら害をなす。迷いがない。 「特別編1」子狐ちゃん可愛い。狐の姿も見たかった。 「2」泣けた。夏目は猫に縁があるね。 「3」振り回されてほだされるニャンコ先生が可愛いw
読了日:01月07日 著者:緑川 ゆき


ねことおもちゃのじかん (講談社の翻訳絵本)ねことおもちゃのじかん (講談社の翻訳絵本) 
★4.5 これはかわいい♪ 《お気に入りのトラのぬいぐるみ「タイガー」を探し回る、猫のオクトパシー。作者自身のおもちゃのコレクションが描かれた各ページの中では、他の飼い猫達が気ままに過ごしている。オクトパシーはタイガーを見付けられるかな?》 文章がおもちゃについての作者の思い出語り中心なので、最初は 大人向けかな?と思ったけど、タイガー探しが楽しいから、こどもでもOK☆ 丁寧に描き込まれた絵は魅力的だし、おもちゃも素敵だし、猫の仕草も文句なしに可愛いし、手元に置きたくなるなぁ(*^-^*)
読了日:01月07日 著者:レズリー.アン・アイヴォリー


カラーフォトブック しぐさでわかる猫のココロ (廣済堂文庫)カラーフォトブック しぐさでわかる猫のココロ (廣済堂文庫) 
★4 「フォトブック」だけあって、写真集としても楽しめます。「しっぽを立てて近づいてきたけど、この子は何を言いたいの?」「食事をしたわけでもないのに、口をペロンとなめるのはなぜ?」など質問そのままのかわいい写真が見れて、その理由まで分かっちゃう(*^-^*) 癒されました♪
読了日:01月08日 著者:


特攻現代百物語 新耳袋殴り込みリターンズ特攻現代百物語 新耳袋殴り込みリターンズ
★3.5 2つの殺人事件があった「道了寺跡」、「八王子城址&道了寺リベンジ」、絶対に幽霊が見られる「D駅トイレ」、「青木ケ原樹海」、怪奇現象頻発の101号室「要塞マンション」の5章。2〜4章の映画版撮影では、新規参入のムラケンの自由さに振り回されるメンバーの描写にばかり話題が行って、本筋の肝試しが霞んでしまった。5章では謎の要塞マンションの不気味さに凄みがあって、持ち直した。 でも相変わらず誤植が多いなぁ。校正してないの? 人のイニシャルが違っちゃう所なんか、もう一人別人がいるのかと思った。
読了日:01月13日 著者:ギンティ小林


しゃべるねこ しおちゃんと僕。しゃべるねこ しおちゃんと僕。 
★4 飼い主さんを「オカエリ〜♪」と迎える動画で有名な、しゃべる猫しおちゃんの本。しおちゃんを飼う前の話から、出会い、一緒の生活、これからのことなどが、かわいいしおちゃんの写真とともに綴られています。「あんたら新婚夫婦かっ!」とツッコミたくなるくらいラブラブ(男同士だけどw)過ぎる「ふたりのじかん」(*^m^*) いいな〜、うちもこんな「飼い主LOVE☆」なニャンコ飼ってみたいよ(T-T)
読了日:01月16日 著者:しんコロ


猫まみれ―招き猫亭コレクション猫まみれ―招き猫亭コレクション 
★4 古今東西の猫アートを収集している「招き猫亭」さんのコレクション集。スタンランなどの西洋画、浮世絵、彫刻や陶芸などの立体作品、現代の若手作家まで、とにかく猫尽くし! 作品を眺めるだけでも満足だけど、巻末の、猫に関する歴史(エジプトでミイラにされた大量の猫達の受難は知らなかった…)や、猫が登場する古典文学(日本)の紹介(特に、宇多天皇の愛猫家ぶりが微笑ましいw)などのコラムが意外と読みごたえがあった。「猫と人の民俗史」みたいなタイトルで新書で出てそうな充実した内容。 猫でお腹いっぱいになりました(笑)
読了日:01月16日 著者:招き猫亭


ラファエル前派―ヴィクトリア時代の幻視者たち (「知の再発見」双書)ラファエル前派―ヴィクトリア時代の幻視者たち (「知の再発見」双書)
★3.5 ミレイ(この本ではミレー)が好きで、図版が見たくて借りた。文章にもざっと目を通したけど、たまに著者の主観(思い入れ)が入ってたような。ロセッティの詩を批判した人物を「凡庸な詩人○○は」と形容していていたりして。 ちょっと読みにくい文章に感じた。(翻訳だということや、ちゃんと本腰を入れて読んでないせいかもしれません)
読了日:01月17日 著者:ローランス デ・カール


新美南吉童話集 (ハルキ文庫)新美南吉童話集 (ハルキ文庫)
★3.5 「ごん狐」と「手袋を買いに」しか知らなかったので、再読も兼ねて。「ごん狐」は来るぞと分かってていても泣けてしまった。「手袋」は、こどもの頃は気付かなかった所に引っ掛かった。狐のお母さん、人間が怖くて行けないから、子狐だけで行かせるって…(´・A・`;) 「和太郎さんと牛」は似た話を読んだことがあるような。そっちは老いた牛を売ってしまって…というダメな男の話だった気がする。

「牛をつないだ椿の木」の地主の死を待つ心、「おじさんのランプ」の電気の導入に焦っておかしくなりかける所など、人間のエゴにゾッとしつつ、それを乗り越える人の話になっている所が童話らしい優しさ。「狐」「小さい太郎の悲しみ」「久介君の話」「疣」「花をうめる」は、こどもの頃感じた疎外感や、ワクワクした気持ちが萎んでいくガッカリ感などをありありと思い出す。幼年童話10編は、かわいい話が多くて和む。その中で「でんでんむしのかなしみ」は、単純だけど深いというか…。殻の中にはそんなものが…(@△@;)
読了日:01月17日 著者:新美 南吉


うさぎのおいしい食べ方 (おおかみ・ゴンノスケの腹ぺコ日記)うさぎのおいしい食べ方 (おおかみ・ゴンノスケの腹ぺコ日記)
★3.5 《うさぎをつかまえたからって、すぐに食べられるとはかぎらない。…お腹を空かせたおおかみのゴンノスケ、うさぎを見つけて「食べてやるぞ!」。「どうぞ、食べて」とうさぎ…》 うさぎ、腹黒〜! 確信犯だ…。何か、男を翻弄する、計算ずくの小悪魔女みたい。おおかみ君が気の毒…(笑)。いっそ食ってしまえ!と思っちゃった(^-^;) これって結構毒のある話じゃないの?
読了日:01月17日 著者:きむら ゆういち


歌川国芳×伊藤文人あそび絵くらべ (アートde楽しい!シリーズ)歌川国芳×伊藤文人あそび絵くらべ (アートde楽しい!シリーズ) 
★4.5 これは楽しい! 人間が組み合わさって人の顔を作る「みかけはこわいがとんだいいひとだ」で有名な歌川国芳の、だまし絵的な作品や洒落の効いた作品と、トリックアート作家・伊藤文人さんの競演! 「だまし絵」「文字わざ」「さかさ絵」「影絵」「寄せ絵」の各章で対決! 作品はやっぱり国芳の貫禄勝ちな気がするけど、伊藤さんのもアイデアや技の光る秀逸な作品が見られました。 何が隠れているか探したり、かなりじっくり楽しみました(*^-^*)。 猫好き国芳だけに、猫モノが多かったのも嬉しい♪
読了日:01月17日 著者:伊藤 文人


ダーシェンカ (新潮文庫)ダーシェンカ (新潮文庫) 
★3.5 チャペック読んだことないな〜と思って入門に。イラストにも文章にも、愛情たっぷりで微笑ましい(笑)。 他の犬種に対する容赦ないけなしっぷりも、犬バカっぽい(*^m^*) 絵本感覚で読めました。
読了日:01月19日 著者:カレル チャペック


もりのなか (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)もりのなか (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本) 
★4 図書館で、こどもの頃読んだ本を再読。《ラッパを持って森へ散歩に出かけた男の子。ラッパの音を聞いて、ライオン、ゾウ、クマ、カンガルー、コウノトリ、サル、ウサギたちが次々と加わって、長い行列になって行きます。》 この絵、すごくよく覚えてます。絵本なのに黒一色で、一見森の中で怖いことが起こりそう…でも読んでみると、動物たちの表情は可愛らしく、そんな心配はいらない(^-^;) おめかししたり、おやつを持ってたり、散歩の後は一緒に遊んで。動物たちも個性的だし、何もかも微笑ましいお話。
読了日:01月21日 著者:マリー・ホール・エッツ


おなかのかわ (こどものともコレクション2009)おなかのかわ (こどものともコレクション2009) 
★3 図書館で、こどもの頃読んだ本を再読。《ネコとオウムは、相手を家に交互に呼んで、ごちそうする約束をします。けちんぼのネコは、ほんの少ししかご飯を用意しませんでした。次の日、オウムはたっぷりのごちそうでもてなしましたが、オウムの分まで平らげたネコは、まだ足りないと言います。思わずオウムは叫びます。「もうないよ!ぼくでも食べたら!」するとネコは…》 この話、ネコが悪者だったっけ…。表紙の絵はすごく記憶にあったけど、内容が思い出せなかったのは、そのせいかな(^-^;)。表紙の絵は好きなんだけどなぁ。
お話としては、奇想天外で面白い。最後も情けなくて愉快だと思います。ただただ、猫派としての減点です(^-^;)
読了日:01月21日 著者:瀬田 貞二


ジオジオのかんむり(こどものとも絵本)ジオジオのかんむり(こどものとも絵本) 
★4 図書館で、こどもの頃読んだ本を再読。《みんなが恐れて近寄らない、ライオンの王様ジオジオ。本当は少し寂しく思っています。ある時、卵をみんな他のけものに食べられてしまった小鳥と出会い…》 優しくて暖かくなれる話。若いライオンでも成立する話だけど、歳をとったライオンってところが、しみじみとジワッとくる(T-T)
読了日:01月21日 著者:岸田 衿子


夏目友人帳 7 (花とゆめCOMICS)夏目友人帳 7 (花とゆめCOMICS)
★3.5 「人ならぬもの」…あぁ、苦手な不穏な方の話だ…。祓い屋が絡むと、どうしても不穏な話になるなあ。的場一門厭だ〜。悪意の塊じゃん。怖い怖い。彼らもいつか、夏目のような優しい気持ちになれるんだろうか。 「特別編・夏目遊戯帳」…一転、微笑ましい話。夏目を慕う妖怪達との楽しい宴会。影踏みとは(笑)混じりたい! 他短編読切「夏にはため息をつく」収録。
読了日:01月21日 著者:緑川 ゆき


ミッキーたくましミッキーたくまし (笑)
★4 言葉のセンスが面白くて、読んでて楽しい。「そんなもんは、鼻糞ですか?」とか、関西の芸人さんみたいな語り口(笑)。猫が可愛くて泣いちゃう「可愛死に」など、猫分多めも嬉しい。「餅と乙女」の、犬猫コラボ妄想には、萌え死にしそうでした(笑)。笑わせたかと思えば、「手紙」とか「覚えてない」みたいな、真面目な一面もちょこっと紛れ込ませるのが心憎い。理解不能だった破天荒過ぎる泥酔エピソード(下戸なため)が1冊目より少なかったのも良かった。西さん(にっさんと読んでしまう^^;)のエッセイ、まだ読みたいな。
読了日:01月24日 著者:西 加奈子


たてつく二人たてつく二人
★4 二人の雑談をそのまま聞いてるみたいで、サラっと読める。三谷さんって、つくづく愉快な変わり者だな(笑) そこを上手く突っ込んだり流したりする清水さんとの掛け合いが楽しい。清水さん、三谷さんの夫婦関係を何度もいじってたんだけど、何か察知するものがあったんだろうか(^-^;) でもそしたら、逆にいじれないか(苦笑)
読了日:01月25日 著者:三谷 幸喜,清水 ミチコ


4ページミステリー (双葉文庫)4ページミステリー (双葉文庫)
★3.5 4ページのショートショートミステリー集。『九杯目には早すぎる』『二枚舌は極楽へ行く』とだぶっている作品があり、既読が結構あった。前2作は、ちょっとしたリンクがあったり、構成が考えてあった気がするけど、これはごちゃまぜに収録した感じ。本の完成度としては、前2作を読んだ方が楽しめるかも。気分転換や頭の体操として気楽に読む感じ。殺人や悪意のある話だけじゃなく、いい話もちょこっと混じってるのが良かった。
読了日:01月27日 著者:蒼井 上鷹


狂骨の夢 (3) (怪COMIC)狂骨の夢 (3) (怪COMIC)
★4.5 白丘牧師の過去のトラウマの告白、宇多川家では事件が起き、金色髑髏事件や謎の神官、怪しげな寺なども絡んで、沢山のピースがばらまかれた状態。いよいよ話が盛り上がってきた。原作何度も読んでるのに、細部は忘れてるものだなぁ(^-^;)。細かい伏線まできちんと盛り込んであるので、復習しながら読んでる気分。結末が分かっていても、続きが楽しみ♪
私の伊佐間屋のビジュアルイメージ、よゐこ有野だったんだけど、志水さんの描く伊佐間屋が時々有野に見えて、ちょっと嬉しい(笑)
読了日:01月29日 著者:志水 アキ


荒川アンダー ザ ブリッジ(12) (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ(12) (ヤングガンガンコミックス)
★3.5 うーん、金星行きも一段落して、荒川河川敷的日常に戻ったのに、イマイチ笑いがしっくりこないのはなぜだろう…。 悪くはないんだけど、何か…、弾けきれてないというか。 「特別編」のリクの両親の話は、短いけど良かったな。
読了日:01月31日 著者:中村 光


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