本を読むにも意外と体力(気力かな)がいると実感。
あんまり暑いので、集中力が切れます



元々好きですが、せめて怪談で涼しくなろうと怪談系に手が伸びがち(笑)
8月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3316ページ
古書店アゼリアの死体 (カッパ・ノベルス)
★★★☆☆ タイトルとほのぼのした表紙に惹かれて。のんびりしたおばあちゃんの古書店を舞台にした、ほのぼの系さらに連作短編と勝手に思い込んでしまったが、ほぼ勘違いだった。コージーミステリとあるけど、財産を巡る、結構人間関係がギスギスしたストーリーだったし。でもミステリとしては結構楽しんだ。紅子おばあさんいいキャラしてるから、この人を主役(探偵役)に、日常の謎系ミステリとか書いてほしいかも。
読了日:08月02日 著者:若竹 七海
名短篇、さらにあり (ちくま文庫)
★★☆☆☆ 再読。手元に読む本がなく、手持ち無沙汰で蔵書から引っ張り出してきた。「ここにあり」を手に取ったつもりで、続編の方を読んでしまった(アンソロジーの短編集なので、どちらから読んでも大丈夫です。単なる発行順の問題)。なんとなく、「ここにあり」の方が面白い話が多かったような気がした。
読了日:08月06日 著者:
ひとり百物語 怪談実話集 (幽ブックス)
★★★☆☆ 新耳袋風の怪談百話。ただ作者一人の体験中心で構成されている所が凄い。よくぞこれだけ色々・・・そのわりに異常なものを見ても霊だと気づかず周囲から突っ込まれるパターンが多いのは天然?思わせぶりな終わり方の多用もかえって興を削ぐ。個々のネタは面白かったのに、後半徐々に「ちょっと霊感自慢入っちゃう女友達」的な微妙な鬱陶しさを感じるように。語り手の個性を排し淡々とした作りに徹した新耳袋の完成度の高さとつい比較してしまった。類似本の中では面白い方だと思うので、文体の相性が本当に惜しい。
読了日:08月14日 著者:立原透耶
京都怪談 おじゃみ (幽BOOKS)
★★★★☆ 表題作、タイトルからは想像つかない方向の、強烈で濃い〜作品だった。凄い。他も、京言葉の語りが本当にねちこいというか、イケズな感じが増幅されて、怪談との相性抜群。怪異な存在が不敏になるほどに、生身の京女は怖いと思わせる。悲鳴とか奇声を表現する時の擬音だけは、ちょっと過剰にホラーチックで、興ざめな気がした。もったいない。
読了日:08月14日 著者:神狛しず
この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)
★★★★☆ 再読。終戦記念日に新聞で紹介されていたので、全巻通して読み直してみた。
読了日:08月15日 著者:こうの 史代
この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)
★★★☆☆ 終戦記念日に再読。この巻は、すず、周作それぞれの「気になる過去の人」が登場し、お互いにモヤモヤしている。戦時中でも、そんな身の回りの嫉妬や疑いは普通にあって、普通に生々しく生活していたんだと、すず達の存在感がよりリアルに迫ってきた巻。
読了日:08月15日 著者:こうの 史代
この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)
★★★★☆ 終戦記念日に再読。空襲が激しくなり、広島に原爆が投下され、終戦を迎えるこの巻は、それは重い(もちろん重い場面だけじゃなく、作者の持ち味であるほのぼのした笑いも)。ただ、終戦の日で終わらず、その後の生活も描かれている。「それで完結」ではなく、生きている人には、日常は続いていくんだとしみじみ。
読了日:08月15日 著者:こうの 史代
羊毛フェルトでつくるスイーツ―かわいくておいしそうなスイーツを、ふわふわの羊毛フェルトでつくりましょ。 (レディブティックシリーズ no. 2629)
★★★☆☆ 手芸用品店で、羊毛フェルトの猫が作れるキットを衝動買いしたけど、全くの初心者で説明書だけでは不安だったので、図書館で基本的な作り方の分かる本をと借りてみた。他の羊毛フェルトの本は貸出中で、でも基本は同じだろうと。基本だけ分かりやすく触れた部分はほとんど無かったので、期待には外れていたけど、カラフルでおいしそうなスイーツは、見ているだけで楽しかった。肝心のフェルト猫キットは、もうちょっと涼しくなってから(笑)トライします。
読了日:08月20日 著者:
心霊づきあい (幽ブックス)
★★★☆☆ 「心霊」について、作家、漫画家、学者、芸能人など、それぞれのスタンスでの付き合い方について対談。対談自体は、結構短くて、物足りない気もした。対談者は、それなりの経験があり、「心霊」を肯定的に捉えている人ばかりだけど、人によって、捉え方は千差万別なんだというのが興味深かった。普通「心霊」には距離を置くであろう学者の先生の「怨霊」の話が、不思議と一番しっくりきた。
読了日:08月21日 著者:加門 七海
西巷説百物語 (怪BOOKS)
★★★★☆ 又市の元相方、林蔵の大阪での話。林蔵って男前だったのか。それはさておき、同じような仕事をするのにも、林蔵と又市の性格の違いか、林蔵の仕掛けには、又市ほどの複雑さというか念入りさはなく(かと言ってダメな訳ではなく)、その分話が明快で分かりやすかった。こんなのも楽しい。「後」「前」でもう終わりだと思っていたけど、こんな引き出しもあったとは。まだ巷説シリーズ、読めると期待していいのかな。
読了日:08月28日 著者:京極 夏彦
11人のトラップミス (FUTABA NOVELS)
★★★☆☆ サッカーはあまり興味ないけど、他の方達のレビューでサッカーはあまり関係ないとあったので安心して借りてみた(笑)。「九杯目」「二枚舌」と同じような、短編とショートショートが交互になっていて、全て違う話のようで、どこかで少し繋がっていたりする短編集。各話はどれもそれなりに面白かった。最後の話で、各話の繋がりというか書かれた意図が判明するけど、実際ちょこちょこ繋がってるのは読みながら分かっていたけど、最終的にいまいちしっくりこなくてモヤモヤした。
読了日:08月29日 著者:蒼井 上鷹
名短篇、ここにあり (ちくま文庫)
★★★☆☆ 再読。「隣の宇宙人」「冷たい仕事」はユーモラスで後には何も残らないけど面白い。冷蔵庫の霜取り、ハマるよなぁ(笑)。「少女架刑」は逆に強烈なインパクト。その他も、読む人により好みは色々あると思うけど、個性の強い怪作が多かった。やっぱり続刊「さらにあり」より良かった。
読了日:08月29日 著者:
読書メーター
あんまり暑いので、集中力が切れます




元々好きですが、せめて怪談で涼しくなろうと怪談系に手が伸びがち(笑)
8月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3316ページ

★★★☆☆ タイトルとほのぼのした表紙に惹かれて。のんびりしたおばあちゃんの古書店を舞台にした、ほのぼの系さらに連作短編と勝手に思い込んでしまったが、ほぼ勘違いだった。コージーミステリとあるけど、財産を巡る、結構人間関係がギスギスしたストーリーだったし。でもミステリとしては結構楽しんだ。紅子おばあさんいいキャラしてるから、この人を主役(探偵役)に、日常の謎系ミステリとか書いてほしいかも。
読了日:08月02日 著者:若竹 七海

★★☆☆☆ 再読。手元に読む本がなく、手持ち無沙汰で蔵書から引っ張り出してきた。「ここにあり」を手に取ったつもりで、続編の方を読んでしまった(アンソロジーの短編集なので、どちらから読んでも大丈夫です。単なる発行順の問題)。なんとなく、「ここにあり」の方が面白い話が多かったような気がした。
読了日:08月06日 著者:

★★★☆☆ 新耳袋風の怪談百話。ただ作者一人の体験中心で構成されている所が凄い。よくぞこれだけ色々・・・そのわりに異常なものを見ても霊だと気づかず周囲から突っ込まれるパターンが多いのは天然?思わせぶりな終わり方の多用もかえって興を削ぐ。個々のネタは面白かったのに、後半徐々に「ちょっと霊感自慢入っちゃう女友達」的な微妙な鬱陶しさを感じるように。語り手の個性を排し淡々とした作りに徹した新耳袋の完成度の高さとつい比較してしまった。類似本の中では面白い方だと思うので、文体の相性が本当に惜しい。
読了日:08月14日 著者:立原透耶

★★★★☆ 表題作、タイトルからは想像つかない方向の、強烈で濃い〜作品だった。凄い。他も、京言葉の語りが本当にねちこいというか、イケズな感じが増幅されて、怪談との相性抜群。怪異な存在が不敏になるほどに、生身の京女は怖いと思わせる。悲鳴とか奇声を表現する時の擬音だけは、ちょっと過剰にホラーチックで、興ざめな気がした。もったいない。
読了日:08月14日 著者:神狛しず

★★★★☆ 再読。終戦記念日に新聞で紹介されていたので、全巻通して読み直してみた。
読了日:08月15日 著者:こうの 史代

★★★☆☆ 終戦記念日に再読。この巻は、すず、周作それぞれの「気になる過去の人」が登場し、お互いにモヤモヤしている。戦時中でも、そんな身の回りの嫉妬や疑いは普通にあって、普通に生々しく生活していたんだと、すず達の存在感がよりリアルに迫ってきた巻。
読了日:08月15日 著者:こうの 史代

★★★★☆ 終戦記念日に再読。空襲が激しくなり、広島に原爆が投下され、終戦を迎えるこの巻は、それは重い(もちろん重い場面だけじゃなく、作者の持ち味であるほのぼのした笑いも)。ただ、終戦の日で終わらず、その後の生活も描かれている。「それで完結」ではなく、生きている人には、日常は続いていくんだとしみじみ。
読了日:08月15日 著者:こうの 史代

★★★☆☆ 手芸用品店で、羊毛フェルトの猫が作れるキットを衝動買いしたけど、全くの初心者で説明書だけでは不安だったので、図書館で基本的な作り方の分かる本をと借りてみた。他の羊毛フェルトの本は貸出中で、でも基本は同じだろうと。基本だけ分かりやすく触れた部分はほとんど無かったので、期待には外れていたけど、カラフルでおいしそうなスイーツは、見ているだけで楽しかった。肝心のフェルト猫キットは、もうちょっと涼しくなってから(笑)トライします。
読了日:08月20日 著者:

★★★☆☆ 「心霊」について、作家、漫画家、学者、芸能人など、それぞれのスタンスでの付き合い方について対談。対談自体は、結構短くて、物足りない気もした。対談者は、それなりの経験があり、「心霊」を肯定的に捉えている人ばかりだけど、人によって、捉え方は千差万別なんだというのが興味深かった。普通「心霊」には距離を置くであろう学者の先生の「怨霊」の話が、不思議と一番しっくりきた。
読了日:08月21日 著者:加門 七海

★★★★☆ 又市の元相方、林蔵の大阪での話。林蔵って男前だったのか。それはさておき、同じような仕事をするのにも、林蔵と又市の性格の違いか、林蔵の仕掛けには、又市ほどの複雑さというか念入りさはなく(かと言ってダメな訳ではなく)、その分話が明快で分かりやすかった。こんなのも楽しい。「後」「前」でもう終わりだと思っていたけど、こんな引き出しもあったとは。まだ巷説シリーズ、読めると期待していいのかな。
読了日:08月28日 著者:京極 夏彦

★★★☆☆ サッカーはあまり興味ないけど、他の方達のレビューでサッカーはあまり関係ないとあったので安心して借りてみた(笑)。「九杯目」「二枚舌」と同じような、短編とショートショートが交互になっていて、全て違う話のようで、どこかで少し繋がっていたりする短編集。各話はどれもそれなりに面白かった。最後の話で、各話の繋がりというか書かれた意図が判明するけど、実際ちょこちょこ繋がってるのは読みながら分かっていたけど、最終的にいまいちしっくりこなくてモヤモヤした。
読了日:08月29日 著者:蒼井 上鷹

★★★☆☆ 再読。「隣の宇宙人」「冷たい仕事」はユーモラスで後には何も残らないけど面白い。冷蔵庫の霜取り、ハマるよなぁ(笑)。「少女架刑」は逆に強烈なインパクト。その他も、読む人により好みは色々あると思うけど、個性の強い怪作が多かった。やっぱり続刊「さらにあり」より良かった。
読了日:08月29日 著者:
読書メーター