複雑な気持ちです。

今日のフィギュアスケートの全日本選手権を見てて、すごく複雑な気持ちでした。
私が好きな村主選手が復活の２位であったこと、これは本当に嬉しかった。
でも実はフリーでは浅田選手をかわして１位だった事に今の採点システムの問題点を浮き彫りにしてしまいました。
村主選手のジャッジスコアを見ると２度のルッツジャンプで『！』が付いたのと最後のコンビネーションが減点になった他は予定通りのジャンプとして認められていました。
一方、浅田選手はトリプルアクセルが２つともダウングレードな上に後半の３回転ー３回転もダウングレード、この３つのジャンプで大幅に減点された上に今回はサルコウも１回転になったので点数がほとんど付いていませんた。
だけども私の様な素人には降りただけでも評価してしまうので、観終わった後の印象度が全然違っています。
けれどもルールはルール。

そこは割り切ったとして、やはり村主選手と安藤選手の練習中の接触も私の気持ちを複雑にさせます。
安藤選手の痛がり方とかを見ていると村主選手がすごい極悪人に見えてしまいます。
私には点数が低かった時の言い訳用に痛がっていたようにも見えました。
その後モロゾフコーチは村主選手の演技を見る事なくずっと安藤選手に付き添っていました。
それでも結果を出しています。
カナダ杯の時もモロゾフコーチは来ませんでした。
彼の中で村主選手は優先度が低い選手なのでしょうが、彼が見ていない時の方が結果がいいのが皮肉とも言えます。

それにしても村主選手は土壇場に強い。
今まで彼女は自分で五輪の枠を獲得して、代表になっています。
前回も安藤・荒川両選手に注目が行っていて、結局は村主・荒川選手の順位で３枠を確保しました。
今回ももしかしたら浅田・村主選手で３枠確保になるんじゃないかと思っています。
ダウングレードが取られにくい構成だけにミスが少なければ結果が付いてくると思います。
できれば、浅田・中野・村主の３選手で世界選手権臨んで欲しかった。
鈴木選手も含めて来年の全日本（＝五輪切符）は熾烈な争いになると思います。
３枠確保しないと「五輪よりも国内の方が厳しい闘いでした」なんて話になりそう。