ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

『暗闇に耐える思想』 松下竜一講演録

2012年02月01日 | 本など



久々の「松下竜一」本です。
松下さんは、すでに故人となり、あちらの世界へ還ってしまい、本を書けなくなってしまったけれど、松下竜一健在なり。
「『暗闇に耐える思想』 松下竜一講演録」 として今年1月に花乱社(1400円+税)から出された本です。

読んでいると、松下さんの声が甦り、耳に響いて来ます。
さらに、松下さんの表情までが届き、私は思わずなつかしさに涙ぐんでしまいました。
著者・松下竜一、編者・新木安利、梶原得三郎、藤永伸、発行者・別府大悟の各氏です。
1974年に『暗闇の思想を』を著して、38年。
松下ファンとしては、感慨深いものがあります。

編集、発行して下さった皆さま、ありがとうございます。
本がたくさん売れ、松下さんの声が多くの方に届きますように……。


川村記念美術館へ

2012年02月01日 | 映画・芝居・芸術など



 
 

長野の友人と佐倉市にある「川村記念美術館」に行きました。
ドライバー役は、私の友人のYちゃんが買って出てくれました。
制約された時間の中で動くのは、やっぱり車ですね。Yちゃん、ありがとう!!

美術館巡りをよくしているものづくり作家の友人悦子さんも、川村記念美術館のことを大のお気に入りになってくれました。
川村記念美術館といえば、何といっても「ロスコの部屋」。
ギリシャの山羊の毛で敷物を織っている悦子さんは、ロスコをイメージしながら制作活動をしているときいて、なるほどと納得。
ロスコの画集は持っているけれど、ロスコの原画は初めてという悦子さんは「ロスコの部屋」を動きません。
心行くまでどうぞ~~と、見守った私たち。
至福のひとときでした。



川村記念美術館は、展示作品も素晴らしいけれど、美術館館内のデザインというか、設えというか、設計というか、それがとても素晴らしいのです。
さらに、自然散策路も素晴らしく見事です。

今のこの時期は、冬枯れて“何もない”美しさ。
しかし、何もない中にたくさんのものがあることを教えてくれる季節です。
ひんやりとする空気感、明るい陽射し、木々の枝先に宿る芽吹きの気配など、どれを見つめてもワクワクの連続でした。