「大学喫茶」をとり上げる
ならば、
さいこう(最高)学府・東京大学の 「学生御用達喫茶」
も とりあげなければ、
「東京レトロ喫茶めぐり」が 手落ちに なってしまう・・
そう考えた クリンは、ほんごう(東京都文京区本郷)
の 東大前に やってきました🐻
通りをはさんで 東大のま向かいにある、
「COFFEE こゝろ」(読み:コーヒー こころ)
に おじゃまいたします
看板の「こゝろ」の 文字が、奥ゆかしい・・
もちろん
文ごう(豪)・なつめそうせき(夏目漱石)の小説・「こころ」から きていることは、
明々白々
(これは・・入らないわけには、いかない)
クリンたちは、東大生のキャンパスライフの
一部であった、この店で、
ランチを とることに しました
中に 入ると・・・
店内は、ほの明るい・照明に 包まれて
なんだか、えらく・ムーディーな かんじです
マンガとかが おいてなかったら、「夜のお店」(まあまあ健全な)
と いってよい、
わりとそういう・しつらえ・・
(青と緑の、ツヤのある ソファーが おしゃれです)
1かい(階)席には、常連さん
というよりは、
明らかに 研究者(というか東大の先生)
って 見た目の おじさんや、
パイプをふかした・ひげの外国人が いたりして・・
この店にしかない・「独特の空気感」が ただよいます
2かい(階)は、学生たちが、ゼミのあつまりに
利用しているようで、
日差しが入るのか、1かい(階)より 明るいです
「東大闘争も、見つめてきた」店主のおじさんが 番をする、
レジの近くに マンガが おいてあるのですが・・
(東大生って、どんなマンガ、よんで
きたんだろう?🐻)
と 気になって
本だな(棚)を 見ると、
「課長・島耕作」シリーズが、
「課長・部長・専務・常務・取締役・社長・会長・相談役」
まで そろってて、
(・・ここで、東大生は、未来の自分を
イメージづけていってたのか)
と
かるく・引きつつも ナットクした、クリンでした。。
(※そんなのと関係ない「土佐の一本釣り」っていうマンガもあったりして、ホッとしました)
さて・・
そんな、
きっさ(喫茶)「こころ」の、かんばん(看板)メニューは、「ウィンナーライス」です
ごはんの上に、
赤いウィンナーと、キャベツ炒めとつけものが乗った、ワンプレート・ランチで、
なつかしいというか、若い人にとっては あたらしい
というか・・
(めずらしいもの、食べたな)っていう、よろこびを おぼえます
(しかも、570円とは、学生向けの 良心価格)
もひとつ
「焼きそば・目玉焼き付き・550円」が
めん(麺)太め、きざみのり・いっぱいで、
家で作る やきそばとちがって 美味しく、
ハート型にやかれた「目玉焼き」に、
「こころ」というお店の、
かぎりない、「夏目漱石リスペクト」を かんじるのでした・・🌈
しかし
食後のサービスとして、ついてきた、ブルボンのおかし(菓子)「エリーゼ」を 手に取った
クリンたちは、
(こっ、これは、「エリス」・・つまりは、「舞姫」
つきつめれば、もりおうがい(森鴎外))
と
いうことに 気づき、
そうせき(夏目漱石)とならぶ、「東京帝大出身」の もうひとりの
「文豪・森鴎外」への リスペクトも 忘れない・・
お店の
はいりょ(配慮)に
びっくりしたのでした・・
(※上記のエリーゼ関連話は、想像です🐻)
<次回は、同じ本郷の「喫茶・麦」を、ご紹介します>