日本と中国の、
「あらためてお付き合いお願いします!」
という
お話がまとまったのは、1972年です。
あれから40年
きみまろさん(※綾小路さん)に ケイコク(警告)されたのか、
両国は
スペシャルきかく(企画)を打ち出して
メモリアル気分を もりあげています
そのひとつが
「北京故宮博物院200選」
(上野・東京国立博物館Hp→http://www.kokyu200.jp/)
しんぶん(朝日新聞)にも
大々的に、けいさいされました。
<中国絵画最高峰・清明上河図>
おお・・・
「蒋介石が台湾に持っていっちゃってるから
北京の故宮には、
大型のものしか残ってないんじゃないかなあ」
と
ギモンをいだきつつ、
うちのチットは
「神品」とよばれる
「清明上河図」にひかれ、
出かけていきました。
「帝冠様式」がいつもすばらしい<東博本館> (「平成館」はこの左おくです。)
チットがついたのは、10時でしたが、
平日なのに、入り口に入るまでが30分
入ってから、「清明上河図」をみるための行列が、「3時間待ち」
という
いじょうジタイ(異常事態)が まっていました
(もちろん3時間まつかまたないかは、えらべます)
「清明上河図」は、
長さ5メートルと、大きくはないまきもの(巻物)。
その中に
800人かきこまれているから、
みな、じっくり見ちゃうのです (ルーペがチョウホウします)
とおくから・わざわざ来た人は
がんばってまつけど、
午後からおしごと行くチットは あきらめました
「200分並んだ方たちの背中の間から、
茶色い紙が部分的に見えた。でも、
三時間待ちの人たちだって
落ち着かない感じで見てたから、
そんなに味わってはいなかったと思うよ」
チットによれば、
それ以外にも「一級文物(国宝)」が、たくさん来てたから
すばらしかったよ!
とのことです。
とくに良かったのは、
・「三希堂」(皇帝が、愛蔵の美術品をうっとりながめた書斎)の再現
と
・「康熙帝南巡図巻」(カラフルで大きな絵巻物。神品を見られなくても、こっちでけっこう満足できます)
・つづれ織の「極楽世界図軸」
で、
(思わず「わ~」って、声出ちゃう)そうです
今回来ているお宝たちは
大きく分けると、
「宋元時代」と「清朝」に
目だったものは集中し、
前者の中心「徽宗皇帝」のえがいた絵も
もちろんあって、
「祥龍石図巻」は ホントに名品
また
後者の中心「乾隆帝」時代には
エピソードのある品々が むかえてくれます。
<肖像画の多い乾隆帝>
そのパパである「雍正帝」も
同じく
へんしん(変身)大好きだったみたいで
「農民」や「文人」「チベット僧」など、
コスプレしまくっています。
それが見られる「雍正帝行楽図像冊」(はがきより) (つかれたのうふにふんする・ようせいてい)
どこかのおじさんに 見えます!
ほかにも
「宋の四大家」や「趙もうふ」の「書」
「絵画」
「青銅器」
「陶磁器」
「漆器」
「周辺諸国からの貢物」
など、リッパなの・来てます
<チベットの仏像>
「五爪龍」がほられた「赤うるし箱」は、辰年にふさわしいし、
たくさんの「ぎょく(かんじ:玉)」を見たチットは、
「ギョクって、美味しそうな半透明がライチに似てる」
とおもったらしく、
おみやげに
ライチ紅茶をかってきました。
それでか
そして
日本人として、やはり
かんせい くすぐられるのは、
このような
小さな「南宋画の図冊」だったようです。
<夜合花図冊>(はがきより)
「やごうか」とは、トキワレンゲのこと。
よしみつ(足利義満)たちも
たくさんユニュウしたね
全部てきとうに見て、1時間。
ちゃんと見て2時間、
せいめいじょうかず(かんじ:清明上河図)入れて、5時間
かかります
おわったころには
つかれちゃって、
「お食事処」さがす気力なし・・
そんな・あなたに
<本館横の東洋館一階に、リニューアルオープンしたレストラン・ゆりの樹>
をおすすめします。
かいそうして、
中も広くなり、すぐ入れるし
しずかです。和洋中そろってて、
<牡蠣フライランチ(のみもの付き1300円)>
お味もサービスも、
ホテル・オークラのレストランならでは、でした