無駄

便利になり過ぎましたねぇ

 

あまりにお利口さんの機械がいっぱいで

機械に動かされているようです

何をそんなに急いでいるんでしょうかねぇ

 

スマホの中には

大事なものも

どうでもいいものも

無限に入っている

もう一つの地球みたいになっていて

 

辞書を引かなくても

話しかければ

答えてくれえる

 

悩み相談までしてしまうらしい

 

あっという間に

好きな場所にも行けるし

素晴らしい景色も見れる

好きな絵にも会えるし

自分の家まで見れる

ビンからキリまで

多くの情報が詰まってる

 

ただね

大きな弱点が一つ

 

「電源が切れると終わる」

 

アナログの世界に逆戻り

 

意外とほっとするね

 

小さな画面で見るより

本物がいいに決まってる

包まれるような

世界観が違う

 

小さな花一つでもそう

匂いも感じるし

その花の表情も観ることができる

 

吹く風に

一緒に髪を揺らすこともできる

花と同じ体験

体感温度が違う

 

もちろんアクシデントもある

急に蜂がやって大騒ぎしたりね

 

地図も読めず

道に迷ったり

辞書がどこにあるかも忘れ

やっと見つけた辞書の赤いラインに

思い出が重なり

本当に探したい文字も忘れ

ただ時間が過ぎる

古い辞書の匂いも

すごくいい

 

スマホのラインも安直で便利というが

目を見て話すのが

一番いいに決まってる

 

不思議なもので

たわいもない時間を共有しながら

想像もしない新たな会話も生まれたりする

そのうえね

お相手の健康チェックもできるのよ

 

たまには電源落としてみるのもいい

不便の中に

多くの無駄にみえる時間があり

 

無駄にみえる時間の中に

本物の豊かなさがあると思う

 

 

 

 

 

 

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