おじいちゃん家には
大きな桜の木があって
毎年 満開の桜の下で
うちの家族と
おじいちゃん おばあちゃん おばちゃん おじちゃん いとこたちと
楽しく 花見をしたものだった
小さい頃は 桜の花びらを ざるにいっぱい拾って
はらはらと 振りまいて
あたりが 桜色に染まるのを 楽しんでいた
私が嫁いでから しばらくして 祖父宅は 引っ越すことになり
その春
皆で 最後の お花見をした
今では
おじいちゃんもおばあちゃんも おじちゃんもおばちゃんも そして 父にも
二度と会うことはできなくなってしまったけれど・・・
あの桜の木は
まだ あそこにそびえているのかな~
今年も 花を咲かせてくれるのだろうか?
道路公団の管理となり 覗きにいけない状態だけど
いつか きっと 再びめぐり合える日がくると信じている
それまで 元気に花を咲かせていてね~